《腐れ肺の再生術師/Rotlung Reanimator》
2003年9月10日●今日のブレイズ話
特に書くことも無いんで日曜の大会で優勝したデッキの解説でも。まずはレシピ。
山内ブレイズ
デッキ(60)
22×《沼/Swamp》
2×《邪悪な岩屋/Unholy Grotto》
4×《陰謀団の先手ブレイズ/Braids, Cabal Minion》
4×《墓生まれの詩神/Graveborn Muse》
1×《イチョリッド/Ichorid》
4×《ナントゥーコの影/Nantuko Shade》
4×《貪欲なるネズミ/Ravenous Rats》
4×《腐れ肺の再生術師/Rotlung Reanimator》
2×《よろめく大群/Shambling Swarm》
1×《萎縮した卑劣漢/Withered Wretch》
3×《脅迫状/Blackmail》
1×《生き埋め/Buried Alive》
4×《陰謀団式療法/Cabal Therapy》
4×《燻し/Smother》
サイド(15)
1×《東の聖騎士/Eastern Paladin》
3×《ただれたゴブリン/Festering Goblin》
1×《ネクラタル/Nekrataal》
2×《萎縮した卑劣漢/Withered Wretch》
3×《もぎとり/Mutilate》
4×《腐臭の地/Rancid Earth》
1×《ひずんだレンズ/Distorting Lens》
以下はそれぞれのパーツについて。
「土地」
このデッキは2〜4マナ域を中心としたデッキです。また《陰謀団の先手ブレイズ/Braids, Cabal Minion》を中核にしたデッキの性質上、土地は基本的に多めである必要があります。
個人的な見立てではこのデッキの適正なマナソース数は23〜25枚。22枚では少なく、26枚では多すぎると思われます。
またウェブ上での同系統デッキを見ても22〜24枚の土地が入っておりました。
○採用されたカード
《沼/Swamp》
基本地形は素晴らしい。単色デッキにおいては何のデメリットも無くもっとも安定したマナ供給源な訳で。
《邪悪な岩屋/Unholy Grotto》
トリプルシンボルカードである《よろめく大群/Shambling Swarm》や多くの黒マナを要求する《ナントゥーコの影/Nantuko Shade》のことを考えると無色マナしか出ないのは《邪悪な岩屋/Unholy Grotto》のデメリットでありますが、このカードのゾンビ限定の《ヴォルラスの要塞/Volrath’s Stronghold》能力はそのデメリットを許容するに値すると判断しました。
因みにこのデッキに入っているゾンビは《萎縮した卑劣漢/Withered Wretch》、《腐れ肺の再生術師/Rotlung Reanimator》、《墓生まれの詩神/Graveborn Muse》とサイドの《ただれたゴブリン/Festering Goblin》の4種。
多くの場合デッキに1枚しか取られてませんが自分のヴァージョンでは《生き埋め/Buried Alive》とのシナジーを考慮し2枚としました。
○採用されなかったカード
《やせた原野/Barren Moor》
サイクリング土地は中盤以降、他のカードに変えたりできて便利ですが、このデッキの場合、タップインで場にでるデメリットが大きい考えました。
実際、4ターン目の《陰謀団の先手ブレイズ/Braids, Cabal Minion》がこの土地のため1ターン遅れることは多くの場合負けに繋がりますので。
《汚染された三角州/Polluted Delta》、《血染めのぬかるみ/Bloodstained Mire》
ゴブリン等の速攻型の単色デッキにおいては採用される「単色なのにフェッチ入り」ですが、このデッキは引きすぎて困る土地はあまりありません。
また、幾つかのカードのためにタッチカラーを加えるためフェッチを投入しているヴァージョンも見かけましたが、私見ではブレイズデッキは多色化するメリットよりデメリットが大きすぎると考えております。
「クリーチャー」
最近のブレイズデッキにおいて中核となるのは4枚づつの《陰謀団の先手ブレイズ/Braids, Cabal Minion》、《ナントゥーコの影/Nantuko Shade》、《腐れ肺の再生術師/Rotlung Reanimator》。これ以外のクリーチャーはそれぞれのヴァージョンで異なるようです。
○採用されたカード
《陰謀団の先手ブレイズ/Braids, Cabal Minion》
アンチウェイクであるこのデッキの中核クリーチャー。4枚必須。
《陰謀団の先手ブレイズ/Braids, Cabal Minion》環境下はお互い洗面器に顔を突っ込んだ状態になるわけですが、《陰謀団の先手ブレイズ/Braids, Cabal Minion》はサクリファイスしない、これが基本。
《腐れ肺の再生術師/Rotlung Reanimator》
実は《陰謀団の先手ブレイズ/Braids, Cabal Minion》の次に重要。
《陰謀団の先手ブレイズ/Braids, Cabal Minion》環境下でのシナジー、大量除去(《神の怒り/Wrath of God》など)への耐性がつく点などその存在は非常に大きいです。4枚必須。
あとゾンビなんで《邪悪な岩屋/Unholy Grotto》とこれだけでゴブリンに勝つこともあります。
《ナントゥーコの影/Nantuko Shade》
黒最強の2マナ域クリーチャー。
軽いのでカウンター系のデッキに対して意外に通る。通ったら通ったで凄い圧力になります。
無論ホード系のデッキにも強い。
ただしゴブリンなどに対しては中盤まで温存した方が良い。これも4枚必須。
《墓生まれの詩神/Graveborn Muse》
殴れる《ファイレクシアの闘技場/Phyrexian Arena》。
4マナという重さとそのライフを減らす能力のため時折手札で腐りますが、これが場にいるだけで《陰謀団の先手ブレイズ/Braids, Cabal Minion》の維持が相当楽になります。
コントロール相手に《邪悪な岩屋/Unholy Grotto》で拾い続けていると良い表情が見れます。
このデッキでは4枚としましたが3枚でもまあオッケーかもしれません。
《貪欲なるネズミ/Ravenous Rats》
自分がこのデッキを組んだきっかけのクリーチャー。
他の人のヴァージョンだとこのスロットに《萎縮した卑劣漢/Withered Wretch》が入っていることが多い。
ただ、ウェイク相手に1ターン目《陰謀団式療法/Cabal Therapy》、2ターン目《貪欲なるネズミ/Ravenous Rats》、4ターン目《陰謀団式療法/Cabal Therapy》FB、《陰謀団の先手ブレイズ/Braids, Cabal Minion》というパターンで勝つのが連発したのでこの調整はアリだと思っています。
《よろめく大群/Shambling Swarm》
当初は《ネクラタル/Nekrataal》が入っていてこれはサイドボードだったんですが、調整の結果メインに。
ウェイク相手だと紙カードですが、どうしても対ゴブリンを意識した場合にはメインに必要だったもので。これはメタ次第のカードだと思います。
《萎縮した卑劣漢/Withered Wretch》
これも当初はサイドのみに入れていましたが《生き埋め/Buried Alive》の投入と共に1枚だけメインに。
メタ次第では《貪欲なるネズミ/Ravenous Rats》辺りを抜いてメイン4枚もアリだと思います。
《イチョリッド/Ichorid》
このカードは半分趣味で入れたんですが、思った以上の活躍をしました。
もっとも1枚以上は入りませんが。
密かに《陰謀団の先手ブレイズ/Braids, Cabal Minion》とのシナジーがあります。
○採用されなかったカード
《アンデッドの剣闘士/Undead Gladiator》
調整中に《イチョリッド/Ichorid》と入れ替えたりもしたんですが、致命的に遅すぎ。
サイクリングしている余裕はあまりないかと。
ただ採用しているヴァージョンもウェブ上で見られたので、この辺は好みで。
呪文とサイドについては↓で。
特に書くことも無いんで日曜の大会で優勝したデッキの解説でも。まずはレシピ。
山内ブレイズ
デッキ(60)
22×《沼/Swamp》
2×《邪悪な岩屋/Unholy Grotto》
4×《陰謀団の先手ブレイズ/Braids, Cabal Minion》
4×《墓生まれの詩神/Graveborn Muse》
1×《イチョリッド/Ichorid》
4×《ナントゥーコの影/Nantuko Shade》
4×《貪欲なるネズミ/Ravenous Rats》
4×《腐れ肺の再生術師/Rotlung Reanimator》
2×《よろめく大群/Shambling Swarm》
1×《萎縮した卑劣漢/Withered Wretch》
3×《脅迫状/Blackmail》
1×《生き埋め/Buried Alive》
4×《陰謀団式療法/Cabal Therapy》
4×《燻し/Smother》
サイド(15)
1×《東の聖騎士/Eastern Paladin》
3×《ただれたゴブリン/Festering Goblin》
1×《ネクラタル/Nekrataal》
2×《萎縮した卑劣漢/Withered Wretch》
3×《もぎとり/Mutilate》
4×《腐臭の地/Rancid Earth》
1×《ひずんだレンズ/Distorting Lens》
以下はそれぞれのパーツについて。
「土地」
このデッキは2〜4マナ域を中心としたデッキです。また《陰謀団の先手ブレイズ/Braids, Cabal Minion》を中核にしたデッキの性質上、土地は基本的に多めである必要があります。
個人的な見立てではこのデッキの適正なマナソース数は23〜25枚。22枚では少なく、26枚では多すぎると思われます。
またウェブ上での同系統デッキを見ても22〜24枚の土地が入っておりました。
○採用されたカード
《沼/Swamp》
基本地形は素晴らしい。単色デッキにおいては何のデメリットも無くもっとも安定したマナ供給源な訳で。
《邪悪な岩屋/Unholy Grotto》
トリプルシンボルカードである《よろめく大群/Shambling Swarm》や多くの黒マナを要求する《ナントゥーコの影/Nantuko Shade》のことを考えると無色マナしか出ないのは《邪悪な岩屋/Unholy Grotto》のデメリットでありますが、このカードのゾンビ限定の《ヴォルラスの要塞/Volrath’s Stronghold》能力はそのデメリットを許容するに値すると判断しました。
因みにこのデッキに入っているゾンビは《萎縮した卑劣漢/Withered Wretch》、《腐れ肺の再生術師/Rotlung Reanimator》、《墓生まれの詩神/Graveborn Muse》とサイドの《ただれたゴブリン/Festering Goblin》の4種。
多くの場合デッキに1枚しか取られてませんが自分のヴァージョンでは《生き埋め/Buried Alive》とのシナジーを考慮し2枚としました。
○採用されなかったカード
《やせた原野/Barren Moor》
サイクリング土地は中盤以降、他のカードに変えたりできて便利ですが、このデッキの場合、タップインで場にでるデメリットが大きい考えました。
実際、4ターン目の《陰謀団の先手ブレイズ/Braids, Cabal Minion》がこの土地のため1ターン遅れることは多くの場合負けに繋がりますので。
《汚染された三角州/Polluted Delta》、《血染めのぬかるみ/Bloodstained Mire》
ゴブリン等の速攻型の単色デッキにおいては採用される「単色なのにフェッチ入り」ですが、このデッキは引きすぎて困る土地はあまりありません。
また、幾つかのカードのためにタッチカラーを加えるためフェッチを投入しているヴァージョンも見かけましたが、私見ではブレイズデッキは多色化するメリットよりデメリットが大きすぎると考えております。
「クリーチャー」
最近のブレイズデッキにおいて中核となるのは4枚づつの《陰謀団の先手ブレイズ/Braids, Cabal Minion》、《ナントゥーコの影/Nantuko Shade》、《腐れ肺の再生術師/Rotlung Reanimator》。これ以外のクリーチャーはそれぞれのヴァージョンで異なるようです。
○採用されたカード
《陰謀団の先手ブレイズ/Braids, Cabal Minion》
アンチウェイクであるこのデッキの中核クリーチャー。4枚必須。
《陰謀団の先手ブレイズ/Braids, Cabal Minion》環境下はお互い洗面器に顔を突っ込んだ状態になるわけですが、《陰謀団の先手ブレイズ/Braids, Cabal Minion》はサクリファイスしない、これが基本。
《腐れ肺の再生術師/Rotlung Reanimator》
実は《陰謀団の先手ブレイズ/Braids, Cabal Minion》の次に重要。
《陰謀団の先手ブレイズ/Braids, Cabal Minion》環境下でのシナジー、大量除去(《神の怒り/Wrath of God》など)への耐性がつく点などその存在は非常に大きいです。4枚必須。
あとゾンビなんで《邪悪な岩屋/Unholy Grotto》とこれだけでゴブリンに勝つこともあります。
《ナントゥーコの影/Nantuko Shade》
黒最強の2マナ域クリーチャー。
軽いのでカウンター系のデッキに対して意外に通る。通ったら通ったで凄い圧力になります。
無論ホード系のデッキにも強い。
ただしゴブリンなどに対しては中盤まで温存した方が良い。これも4枚必須。
《墓生まれの詩神/Graveborn Muse》
殴れる《ファイレクシアの闘技場/Phyrexian Arena》。
4マナという重さとそのライフを減らす能力のため時折手札で腐りますが、これが場にいるだけで《陰謀団の先手ブレイズ/Braids, Cabal Minion》の維持が相当楽になります。
コントロール相手に《邪悪な岩屋/Unholy Grotto》で拾い続けていると良い表情が見れます。
このデッキでは4枚としましたが3枚でもまあオッケーかもしれません。
《貪欲なるネズミ/Ravenous Rats》
自分がこのデッキを組んだきっかけのクリーチャー。
他の人のヴァージョンだとこのスロットに《萎縮した卑劣漢/Withered Wretch》が入っていることが多い。
ただ、ウェイク相手に1ターン目《陰謀団式療法/Cabal Therapy》、2ターン目《貪欲なるネズミ/Ravenous Rats》、4ターン目《陰謀団式療法/Cabal Therapy》FB、《陰謀団の先手ブレイズ/Braids, Cabal Minion》というパターンで勝つのが連発したのでこの調整はアリだと思っています。
《よろめく大群/Shambling Swarm》
当初は《ネクラタル/Nekrataal》が入っていてこれはサイドボードだったんですが、調整の結果メインに。
ウェイク相手だと紙カードですが、どうしても対ゴブリンを意識した場合にはメインに必要だったもので。これはメタ次第のカードだと思います。
《萎縮した卑劣漢/Withered Wretch》
これも当初はサイドのみに入れていましたが《生き埋め/Buried Alive》の投入と共に1枚だけメインに。
メタ次第では《貪欲なるネズミ/Ravenous Rats》辺りを抜いてメイン4枚もアリだと思います。
《イチョリッド/Ichorid》
このカードは半分趣味で入れたんですが、思った以上の活躍をしました。
もっとも1枚以上は入りませんが。
密かに《陰謀団の先手ブレイズ/Braids, Cabal Minion》とのシナジーがあります。
○採用されなかったカード
《アンデッドの剣闘士/Undead Gladiator》
調整中に《イチョリッド/Ichorid》と入れ替えたりもしたんですが、致命的に遅すぎ。
サイクリングしている余裕はあまりないかと。
ただ採用しているヴァージョンもウェブ上で見られたので、この辺は好みで。
呪文とサイドについては↓で。
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