出汁を巡る冒険・最終回
 「この世界からそれぞれが飛び出して行くんだ。それぞれの出汁を持って」
 「どう云う事だ。云っている意味が判らない」
 皆、一様に口を合わせる。
 「比較的「上の境界に居た」けんつよなら判るだろう。世の中は2次元だけじゃないって事を」
 「・・・薄々は感じていたが」
 そう、けんつよは複雑な表情で答えた。俺はそれを受けて、
 「いつまでも2次元の出汁だけで満足していてはいけないんだ、3次元で充実した出汁ライフを送らなければ本当の出汁の味は判らない。要するに所謂リア充ってやつだ。俺はこの表現は大嫌いなんだがな」
 「3次元?」
 「・・・充実した出汁ライフ・・・か」
 誰かがそう呟くと一瞬の静寂が店内全体に拡がった。そして、 
 「3次元で出汁!3次元で出汁!3次元で出汁!」
 全員が出汁を合わせて、精一杯の出汁を取る準備をはじめた。皆、概ね同意してくれたようだ。
 「それじゃあ俺はこの辺で」
 「俺も行くとするか」
 「またいずれ何処かで」
 「さよなら、充実した出汁ライフを」
 「これからは心機一転、良い出汁を取って行くかね」
 「俺の方がより良い出汁を取るさ、お互い頑張ろうぜ」
 「どうか皆さん、お元気で」
 「そうだな、皆、達者に出汁を取れよ」
 そんな風にひとり、またひとりとこの全ての境界が崩れた世界から3次元へと自分だけの本当の出汁を取りに旅立って行く。
 そうして、最後にふたりきりになったところでけんつよが俺にこう切り出す。
 「3次元で出汁か。あんたはこれからどうするんだ」
 「どうするのかな。気が向いたらまた相変わらず訳の判らない事を垂れ流しているんじゃないか」
 「そうか。それがあんたにとっての最高の出汁と云う事か。さて俺ももう行く事にしよう」
 そう云い残してけんつよは旅立って行った。
 すっかり静かになったこの世界で誰に云うでも無く、俺は呟いた。
 「さあ、全ての「俺」へ告げよう。今直ぐにモニタの前から立ち上がって出汁を取りはじめようではないか」
 ・・・あなたの「出汁を巡る冒険」は、たった今、スタートしたばかりだ。

 完。


 参考資料・文献・ウェブサイト

 筒井康隆「朝のガスパール」(朝日新聞社)
 筒井康隆「電脳筒井線・朝のガスパールセッション・1、2、完結篇」(朝日新聞社)
 丸山健二「千日の瑠璃(上・下)」(文芸春秋)※芸は旧漢字。
 栗 良平「一杯のかけそば」(角川文庫)
 阿佐田哲也「麻雀放浪記・青春編」(角川文庫)
 T・イーグルトン「文学とは何か」(岩波書店)

 雁屋哲・花咲アキラ「美味しんぼ」(小学館)
 牛次郎・ビッグ錠「包丁人味平」(集英社)
 早川光・松枝尚嗣「ダシマスター」(集英社)
 「デュエリスト・ジャパンvol.1~18」(ホビージャパン)

 Island Walker Unlimited Edition(http://islandwalker.at.infoseek.co.jp/
 Private Square(http://privatesquare.web.fc2.com/
 まじっ九印どっとこむ(http://www.magikuin.com/
 Wikipedia(http://ja.wikipedia.org/wiki/

 (以上順不同、敬称略)

 この連載は2009年8月6日から2010年3月8日まで「けんつよの雑記帳(http://31867.diarynote.jp/)」にて掲載されました文章を一部加筆訂正したものです。


 あとがき

 この連載のきっかけは、日頃、あまりに訳の判らない馬鹿なことばかり云うものだから、ある人に、
 「これは自分だけが聞いているのは勿体無いです、是非ブログにでも書きましょう」
 と云われた事ではじまった、半分冗談のような話でした。
 連載当初はとりあえず「意図的にピントをずらして、平易な文章なのに読んでも良く判らない」と云う、「何と云うか読んでいて時間の無駄」な私の他人を煙に巻くところを楽しんでもらえれば良いかな、ぐらいのつもりだったのですが意外にも好評だったのでもう暫く連載を続ける事にしました。
 本当に最初から最後まで大したプロットも立てず、書き溜めも全く無くてモニタの前に座ってから話(この場合は出汁ですね)を考えると云う、適当な伏線を張りまくってるだけの馬鹿なお遊びをしていたのは概ね事実です。
 しかし、途中からこれは私の敬愛する作家である筒井康隆御大の「朝のガスパール」の構成をそのまま当て嵌められるのではないかと考え、幾つもの境界が存在する世界観を意識しはじめました。
 正直「出汁を巡る冒険」と云う連載はリスペクトと云うか、パクr…です。しかも凄まじくレヴェルの低い。
 それから(具体的に云うと)去年の10月末から休載しだした頃から、
 「この連載はできれば全50回で終わらそう」と決めていました。
 そこから結果的に紆余曲折を経て有る意味、綺麗にきっちりと噛み合って案の定、伏線を何一つ回収しないままドタバタするだけと云う私の予定通りに書き終える事ができました。
 一応、最終回の話だけは結構前にぼんやりと考えていまして、私が書いたにしては上出来の出汁は取れたかなと思っております。
 何はともあれ、こんなつたない、訳の判らない出汁に浸かってくれた皆様方に感謝を。
 それと、出汁にされてしまった方々と、私にこの連載をはじめることを薦めてくれた依頼人にも愛と感謝を。
 今は書き終えられたと云う気持ちだけですので、今後や次回作については未定ですが、皆様の希望があれば、また新たな形のライトノヴェル(あとがきまで引っ張るか)をだらだらと書きはじめるやもしれません(流石に続篇は無理ですが)。
 最後になりますが、日頃、現実の世界でご迷惑をお掛けしているのに笑って受け容れてくださる県内MTG関係者の皆様にも最大限の感謝を込めて。

 そして、この作品を私の最愛の妻に捧げます(妻は一度も読んでいませんが)。
 しかし何とか精神崩壊するところをぎりぎりで踏ん張って俺は皆にこう釈明する。
 「しょうがないじゃないか。元々これくらいの長さで収束する筈だったんだから」
 「ふざけんなよ。だからって全部の伏線ほったらかしでトンズラする気かよ」
 一同が出汁を合わせる。
 内心では、「いやいやいや。元々色々と茶化しつつ出汁の中で遊ぶ事だけが俺のやるべき事だし」とは思ったが、
 「だからこうして全ての境界を崩して最後の出汁を取りにやって来たんじゃないか」
 「それじゃあ、どうやってこの「出汁を巡る冒険」の始末をつけるつもりなんだ」
 けんつよが真剣な目で俺に尋ねると皆が一斉に俺を睨みつける。
 俺は暫くの間を置いて、こう答える。 
 「それはだな・・・」 
  
 以下次回。

●今日の「出汁を巡る冒険」話

 愈々、次回をもって「出汁を巡る冒険」も最終回を迎えます。
 色々思うことはありますが、それは明日にでも。
 良かったら明日もまた覗きに来てください。

●今日のけんつよ話

 眠る眠る~♪(「すばらしい日々」ユニコーン)な一日でしたけんつよです。
 あんまり寝すぎて逆にフラフラするぐらいですわ。
 そんな訳で今日は大会にも行かず、いや行けずにゴロゴロしておりました。
 しっかしジャンドがかなりいたと云う情報なので、ニッサフレアなんかで出撃してたら大惨事でしたね。
 まあ、それはそれで面白いんですが。
 次の機会を楽しみにしておきましょう。

●今日のフルコモンスタンダード徹底分析話・その2

←壱@HAMA研さんのところでも攻略記事があるので、そっちの方がよっぽど役に立ちます。
 さてさて、こちらでは、今回はようやっと具体的な環境を支配するであろうカード群について。

 ※各種《~の異国者/~Outlander》サイクル(《ヴィダルケンの異国者/Vedalken Outlander》等)
 普通のスタンダードでは見向きもされない、このカード達の存在が、各単色デッキの構築を難しくさせています。
 例えば《ヴァレロンの異国者/Valeron Outlander》に《野蛮な影法師/Savage Silhouette》がエンチャントされた場合、黒単色では対処できない脅威となります。
 例えメインに《~の異国者/~Outlander》が投入されていなくとしても、対戦はサイド後の方が多い訳ですから、メタられた場合、これらのカードを無視することはできないかと思われます。

 ※《焼尽の猛火/Searing Blaze》
 そんな中、前回から述べている様に、単色デッキで唯一例外だとしているのが赤単色。
 理由としては、基本的にバーン寄りの構成になると予想されるので、そもそものコンセプトとして軸が違うと云う点。
 しかし、どうしても除去しなければいけないクリーチャーもいるため、それらを除去しつつ、プレイヤにダメージを与えられるこのカードは強力です。
 因みにバーンにするにも、純粋な赤単にすれば《地鳴りの一撃/Seismic Strike》や《尖塔の連射/Spire Barrage》等が取ることができ、赤タッチ黒なら《荒廃稲妻/Blightning》や《マルフェゴールの息/Breath of Malfegor》等が取れます。  

 ※《終止/Terminate》
 そう云った赤黒系デッキとしては単体最強除去が《終止/Terminate》。
 問答無用の除去なので、バーンデッキよりはアグロデッキでブロッカを排除するために使いたいところ。
 マルチカラーなので《ヴィダルケンの異国者/Vedalken Outlander》と《ヴァレロンの異国者/Valeron Outlander》に効かないのはご愛嬌。

 ※《巨森の蔦/Vines of Vastwood》
 何れにせよ環境に除去が溢れているのは目に見えているのだが、実は全体除去が《地鳴りの揺るぎ/Seismic Shudder》ぐらいしかないっぽい(自信がないのが、碌に調べもしない、けんつよの適当なところ)。
 そこで登場するのが《巨森の蔦/Vines of Vastwood》。
 緑系のクリーチャーデッキならどんなデッキにも投入出来る上、実は1マナの《妨げる光/Hindering Light》。
 キッカーを払えば、普通に《巨大化/Giant Growth》としても機能。
 緑系のデッキと当たった際は常に考慮する必要があります。

 ※《忘却の輪/Oblivion Ring》
 プロテクション(白)を持つ、《ゴブリンの異国者/Goblin Outlander》と土地を除き、全てのパーマネントを除去できる、強力カード。
 これらの他にも白には追放系のカードが多く、《未達への旅/Journey to Nowhere》、《イオナの裁き/Iona’s Judgment》、《圧倒する静寂/Resounding Silence》等があります。
 どんな大きなクリーチャーでも問題なく対処できるため、アグロデッキにせよコントロールデッキにせよ強力だと云えるでしょう。

 ※《クァーサルの群れ魔道士/Qasali Pridemage》
 そんな《忘却の輪/Oblivion Ring》に対して、メインから問題なく投入できるカードがこれ。
 2マナ2/2の賛美持ちに《帰化/Naturalize》が内臓されているのですから、弱い訳がなく。
 様々な《帰化/Naturalize》系呪文の中、白緑をベースにしたデッキなら充分その居場所はあるかと。

 ※《朽ちゆくヒル/Putrid Leech》
 さて、同じ2マナ2/2クリーチャーですが、こちらはそのプレッシャーの大きさが売り。
 通常のスタンダードでその強さは充分に証明されているので、可能ならば投入したいところ。
 《終止/Terminate》や《忘却の輪/Oblivion Ring》等の除去を持たなければ、クリーチャー同士で相討ちするのが困難なクリーチャーです。

 ※《深遠の謎/Mysteries of the Deep》
 状況限定で5マナ呪文とは云え、コモンで3枚のカードが引けると云うまさに謎のカード。
 《焼尽の猛火/Searing Blaze》の欄で赤バーンについて言及しましたが、バーンデッキにとっての負けパターンの多くが息切れ。
 そんな中、青のドロー強化と打ち消し呪文を赤の火力を組み合わせる選択肢はかなり有力だと思われます。
 シングルシンボルなので、あらゆる青系デッキに投入可能なのも魅力。

 ※《取り消し/Cancel》
 打ち消し呪文の鉄則として、「こちらが支払うコストに対して見合うカードを打ち消す」ことに価値があると思っているのですが(かつての《対抗呪文/Counterspell》や《呪文づまりのスプライト/Spellstutter Sprite》が強かったのはその辺りでは無いかと)、通常のスタンダードでは1対1で凌いでゆくには厳しい呪文が立て続けにプレイされるので、《取り消し/Cancel》が使われる機会が少なかった(最近のコントロールでは採用されることもあるようですが)と思います。
 さて、フルコモン環境では、このカードはどうなのでしょうか。
 個人的には悪くないと思います。
 多くのデッキが減速を余儀なくされている上、比較的貧弱なドローソースしか無い青(《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》とかいないですからね)でも、《予言/Divination》や《深遠の謎/Mysteries of the Deep》でバックアップすれば、充分《取り消し/Cancel》が間に合い、次へ繋ぐことができるのではないかと。
 デッキ構築にもよりますし、打ち消し呪文も限定的なものが殆どですが、そこは腕の見せどころです。

 ※《兵員への参加/Join the Ranks》
 恐らく誰もが一度は検討するであろう同盟者デッキで最重要なカード。
 同盟者の能力を2回トリガーするため、《オラン=リーフの生き残り/Oran-Rief Survivalist》や《アクームの戦歌い/Akoum Battlesinger》が強力に機能する上、インスタントなのでコンバットトリックとしても有効だ。
 また《ハリマーの採掘者/Halimar Excavator》がいる状況でプレイすると結構気持ち良かったりする。
 因みに密かに兵士でもあるので、《古参兵の剣鍛冶/Veteran Swordsmith》等とも相性が良い。

 ※《ステップのオオヤマネコ/Steppe Lynx》
 こちらも誰もが検討する上陸デッキの中核をなすクリーチャー。
 だが、個人的にはスタンダードの上陸デッキをそのままマイナーチューンするのはお勧めしません。
 無論、完全に否定する訳では有りませんが、同じフェッチとは云え、対抗色フェッチと3色フェッチではその速度にあまりに差が有る上、肝心の《イーオスのレインジャー/Ranger of Eos》がいないからです。
 《帆凧の弟子/Kitesail Apprentice》や《冒険者の装具/Adventuring Gear》辺りと組み合わせて、無難に白系の1マナ圏クリーチャーとして考えた方が良いかと。 

 ※《ヴィティアのとげ刺し/Vithian Stinger》
 ティム。ようするに1点砲台。確かに《狡猾な火花魔道士/Cunning Sparkmage》程強い訳では無いし、《バジリスクの首輪/Basilisk Collar》も存在しないが、それでも環境のタフネス1の存在、つまりは上陸デッキ対策として有力。
 因みに《地鳴りの揺るぎ/Seismic Shudder》も悪くないのだが、他のマッチアップでも腐らないと云う点でこちらを推したい。
 実はこの環境の有力キーワード能力である蘇生持ちなのも見逃せない。 

 ※《臓物を引きずる者/Viscera Dragger》
 続いて蘇生持ちクリーチャーの登場である。普通にプレイしても《丘巨人/Hill Giant》である上一度除去されても蘇生し、序盤はサイクリングしておいて、中盤に3/3の速攻クリーチャーを突っ込ませると云うことも可能だ。
 黒絡みの所謂グリクシス(青黒赤)のキーワード能力である蘇生はもしも黒を中心としたデッキを組むのならば、一考の余地があるかもしれません。

 ※《捕らえられた陽光/Captured Sunlight》
 さて、この環境は如何にしてアドヴァンテージを得るかと云う点に尽きると話をしていますが、続唱と云う能力はまさにそれを体現している。
 このカードは一見地味だが、実際は只で4ライフを得ている。
 赤単色のバーンを意識する上で、かなり優秀なカードではないでしょうか。
 《陽の泉の探検/Sunspring Expedition》のようなライフゲインカードは割と存在する。
 赤単色に対して数点上乗せされたライフアドヴァンテージはどれくらいの痛手なのか。
 結局はメタゲームの話に収束していくのだが、この未知の環境でこのカードを採用するかどうかと云うことを考えてゆくのが、まずは必要なのではないかと。
 蛇足だが《悪魔の戦慄/Demonic Dread》の様な途轍もなく微妙なカードでさえ、まずは試して気持ちが大事ですね。

 ※《広がりゆく海/Spreading Seas》
 前回のエントリで「何はともあれマナ基盤から」と書きましたが、逆にそれを機能不全状態にすれば、無論勝率はあがる訳で。
 土地に干渉する呪文は意外と多いですが、一番メインに入れても問題無いのがこのカードではないかと。
 それを推す一番の理由はやはり「カードを1枚引く」点です。
 例えば、多色デッキに《破砕/Demolish》は4ターン目でも効くかもしれませんが、赤単相手に《山/Mountain》がひとつ破壊されたからと云ってどうしようもないですよね。
 《広がりゆく海/Spreading Seas》はそう云った点で「2ターン目に」、「色マナトラブルを起こさせ」、「例えいつ引いても1枚はカードが引ける」のです。
 メタゲーム次第ではサイドから《見紛う蜃気楼/Convincing Mirage》、《破砕/Demolish》を組み合わせることで面白いデッキ構築ができるかもしれません。
  
 …とまあ、今日も今日とて無駄にカードを紹介しましたが、皆さんの構築の一助となれば幸いです。
 明日は「出汁を巡る冒険」の最終回なので、徹底分析はお休みです。

 それでは今日のところはお休みなさい。
 77歳の年寄りの身には多少堪えたが、何とか歩いていくと、暫くして着いたそこは案の定、崩太さんの蕎麦屋だった。
 これまで、俺の紡いできた「俺」達が店内で一同に介している。
 そうして、店に入って来た俺に開口一番、剣聖が問い質す。
 「俺は結局どういう出汁を取れば良かったのかね。結局「一杯のかけそば」のリスペクトぐらいしかしてない気がするが」
 「俺にも判らない、結局只の茶番だったのかもしれない」
 「そう云うもんかね。俺は納得いかんのだが」
 「そうですよっ!俺なんて《マリーシの双子爪/Marisi’s Twinclaws》先生のところでようやっと弁も立ってきたと云うのにっ!」
 編集者のかわうそが怒鳴り散らす。
 「俺にも判らない、結局只の茶番だったのかもしれない」
 「そんな事云うなら俺だって世間体や台風やら普通の蕎麦の台抜き頼む若者とか味付け海苔を勧める奴、碌な連中が来ませんでしたよ!」
 そう普段、温厚な崩太さんが怒声をあげる。
 「俺にも判らない、結局只の茶番だったのかもしれない」 
 「崩太さんなんか、まだ良いですよ。俺なんて登場したと思ったら記憶が無くなって、意味不明ですよ」
 と崩太さんの店の常連である新聞記者の逆くんが割り込んでくる。
 「俺にも判らない、結局只の茶番だったのかもしれない」
 「そんな事云ったら、俺なんて大概コメントの引用ですよ、どうなってるんですか」
 くりすさんがそう云うのも尤もだ。 
 「俺にも判らない、結局只の茶番だったのかもしれない」
 「茶番茶番ってそれだけ云ってれば良い出汁だったと思うんですかっ!俺は結局何処に出汁を持って行けば良かったんですか」
 と壱@HAMA研がずばり確信を突いてきた。
 「俺にも判らない、結局只の茶番だったのかもしれない」
 「だからぁ、何でいつの間にやらダーリー@HAMA研と一緒に出汁ドラフトとか訳の判らないものをやりに行くんですが」
 「俺にも判らない、結局只の茶番だったのかもしれない」
 お、自分の名前が出たとダーリー@HAMA研が切り出す。
 「結局のところ、何にも考えてなかったんでしょう?」
 「俺にも判らない、結局只の茶番だったのかもしれない」
 正直厳しいなと思っていると、そこに追い討ちをかけるように竹@よせあつめさんが呟く。
 「詰まるところ、悪の出汁機関って何なんですか?」
 「俺にも判らない、結局只の茶番だったのかもしれない」
 「これじゃあ総統閣下@よせあつめさんの立場がないですよね」
 不満の爆発は更に続く。そこに、主水@HAMA研が俺に断言する。
 「ぶっちゃけ、面倒くさいんでしょう。余りにも適当過ぎる上に自由過ぎます」
 す、鋭すぎる。思わず惚れてしまいそうだ。
 「俺にも判らない、結局只の茶番だったのかもしれない」
 そう答えるのがやっとだった。
 周りの俺や俺やら俺の執拗な追求に、結局のところ、誰が一体俺なんだと、俺の精神が崩壊寸前になってしまう。
 
 以下次回。

●今日のけんつよ話

 「出汁を巡る冒険」の前回のエントリを一部修正。折角の出汁が活かされてないので。

 昨日、遅くに帰ってきて、日記アップして、とりあえず一服したら「孤独のグルメ」読みつつ寝るかなってテレビつけたら井上陽水の特集番組やってて、思わずかぶりつきで観る。
 しっかもエピソードとして「自分に影響を与えた作家ベスト3」に入るであろう、色川武大(阿佐田哲也)御大のVTRが。
 ああ、まだまだ生きていて欲しい作家さんだったなあと思いつつ、結局朝方まで起きていまして、もう眠い眠い眠いですよ。
 でも今日は「タモリ倶楽部」観たいので、もう少し起きていたいところ。

●今日のフルコモンスタンダード徹底分析話

 来たる3月14日に我が愛してやまないCANくん主催のフルコモンスタンダードの大会があるので、大会までの間、けんつよなりに色々考えている事をつらつらと書いていこうかと(因みにけんつよは諸事情により、参加出来るかはかなり微妙です)。
 流石にサンプルデッキとかまで紹介してしまうと皆さんの楽しみを奪ってしまう為、あくまで構築のちょっとしたヒントになればぐらいの感じで。

 まず普通のスタンダードと違う点として、各種プレインズウォーカーや《審判の日/Day of Judgment》、《残酷な根本原理/Cruel Ultimatum》のような、強力なアドヴァンテージカードの欠如。
 次に《悪斬の天使/Baneslayer Angel》や《ジュワー島のスフィンクス/Sphinx of Jwar Isle》、《若き群れのドラゴン/Broodmate Dragon》のようなカード1枚で場を掌握するクリーチャーが居ない事。
 そして、一番考えなければならない点は、マナ基盤の脆弱性ではないかと。
 つまりはタップイン3色地形(《秘儀の聖域/Arcane Sanctum》等)、M10ランド(《氷河の城砦/Glacial Fortress》等)、対抗色フェッチランド(《湿地の干潟/Marsh Flats》等)、ミシュラ地形(《天界の列柱/Celestial Colonnade》等)が存在しない為、安定したマナ基盤を構築するのが難しい訳ですね。
 とは云え、現在のコモンカードのラインナップを見た第一印象では、赤単またはそれに順ずるデッキを除いては、正直単色は厳しく、多色化をしなければいけないでしょう。
 そう云う事でまずは、コモン環境でのマナベース関連のカードを見ていきたいと思います。

 ※色マナ補正

 全景サイクル(《エスパーの全景/Esper Panorama》等、一応マナが出る為、マナ基盤が問題ないならそのままテンポを保てる点で優れている)
 《広漠なる変幻地/Terramorphic Expanse》(1ターン遅れるが、どの基本地形も持ってこられるので運用やマナ補正が楽)
 《断ち割る尖塔/Rupture Spire》(大きくテンポを失うが、どの色も出る為、多色化した遅めのデッキには最適)
 基本地形サイクリングサイクル(《抵抗の微光/Gleam of Resistance》等、後半に腐りにくい点が利点)
 《国境地帯のレインジャー/Borderland Ranger》(自身が2/2のクリーチャーなので、ハンドアドヴァンテージを得られる)
 友好2色地形サイクリングクリーチャーサイクル(《聖域の耕し獣/Sanctum Plowbeast》等、これも後半腐りにくい)
 《巡礼者の目/Pilgrim’s Eye》(どの色にも投入可能なアーティファクトクリーチャー、《国境地帯のレインジャー/Borderland Ranger》同様、ハンドアドヴァンテージを得られる)
 境界石サイクル(《原霧の境界石/Fieldmist Borderpost》等、因みに上陸との相性が良い)
 《天球儀/Armillary Sphere》(2枚基本地形を持ってこられる為、ハンドアドヴァンテージにもなる)
 
 ※マナ加速

 《コーの地図作り/Kor Cartographer》(やや重く、持ってこれるのは《平地/Plains》限定だが、カードカウント的にロスはない)
 《東屋のエルフ/Arbor Elf》(《森/Forest》がある前提だが、殆どが基本地形が中心になると思われるので運用に問題はないと思います)
 《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》(定番のマナ加速クリーチャー。《東屋のエルフ/Arbor Elf》同様、除去られると厳しいが、後半はチャンプブロッカにもなるので選択の余地はある)
 《ヴァレロンに仕える者/Steward of Valeron》(マルチカラーの為、デッキを選ぶがマナ加速しつつアタックにも行ける優良クリーチャー)
 《不屈の自然/Rampant Growth》(これも定番のマナ加速、色マナ補正にもなる)
 《カルニの心臓の探検/Khalni Heart Expedition》(マナ加速、カードカウント上的には問題ないが、早めに出せればかなり強いが、後半に引くと厳しい為、デッキを選ぶかと思われる)
 《砕土/Harrow》(インスタントタイミングのマナ加速、アンタップで戦場に出るため、比較的展開を阻害しない)
 《豊穣の痕跡/Trace of Abundance》(色拘束はあるが、多色化しているデッキには良いカードかも)

 ※擬似マナ補正、加速

 《宝物探し/Treasure Hunt》(噛み合えば、追加の土地を手に入れられる意味でマナ補正になるかと。最悪、ライブラリーの一番上の1枚の呪文が手札に入る為、次の土地のドローへの可能性は高くなる)
 《広がりゆく海/Spreading Seas》(基本的にこのカードは相手のマナ基盤を崩す為に投入しますが、自分の土地につけてもキャントリップなので問題は無い)
 《見紛う蜃気楼/Convincing Mirage》(このカードも《広がりゆく海/Spreading Seas》同様なカードな上、カードカウント的に微妙ですが、これはどの基本地形にも化けられる、まあ微妙)
 《不気味な発見/Grim Discovery》(《エスパーの全景/Esper Panorama》等と組み合わせれば、マナ補正が楽に。無論カードカウント面で得をする可能性がある点も優秀)
 《探検/Explore》(このカード自体がマナ加速に確実に繋がる訳では無いが、キャントリップなので、いつ引いても問題が無い)
 《歩く大地図/Walking Atlas》(土地を持ってれば、早めに高コストの呪文のプレイに辿り着ける。上陸と相性良し)
 《開拓者の望遠鏡/Explorer’s Scope》(条件は限定されるが、上陸との相性良し)

 意外にもマナと云えばこの色の緑だけでは無く、どんな色でもマナベースの安定自体は可能なのが伺える。
 しかし、《湿地の干潟/Marsh Flats》のような、戦場にアンタップ状態で出る土地を持ってくるカードが少なく、プレイにマナが必要なものが大半な為、普通のスタンダードに比べて環境は減速する可能性も否めない。
 繰り返しになるが、何れにせよ、赤単色系以外のデッキは2色以上の多色化を余儀なくされるので、
 充分にデッキのマナベースについて検討に検討を重ねることが必要になるのは間違いない。
 ああ、書き漏らしたカードとかもあるかもしれませんので、それはドンマイと云う事でひとつ。

 ついでに特殊地形についても言及しておきます。
 ゼンディカーとワールドウェイクのコモンサイクルの土地は大体どれも強く、スロットに空きがあるなら数枚は投入の余地がある。
 特に《ハリマーの深み/Halimar Depths》は強力なので、一考に値するかと。
 それと《流砂/Quicksand》についてですが、環境に緑系がいると判断且つ、除去に困っているなら、1、2枚は検討してもいいかもしれません。
 
 ・・・などと、偉そうに能書き垂れてみましたが、「折角のフルコモンスタンダードなんだから気軽に出れば良いじゃない」とも思うのもまた一理ありますね。
 まあ、次回はもうちょっと具体的なアーキタイプについて考えてみたいと思います。それでは。
 出汁の中は全ての境界が崩れかけた影響で幾つもの具がぐらぐらと煮えたぎっていた。
 「俺」達は皆無事だろうか。
 とりあえず万が一のために出汁は持って来たが、俺が書いておきながら、既に右も左もよく判らない状態だ。
 それにしても暑い。こんな季節だと云うのにやはり出汁の中だなと俺は思う。あちこちで混乱が起きているせいかもしれない。
 いっその事、もう出汁を飲み干してしまえたらどんなに楽だろう。
 だらだらと長い坂を登りながら、「懐かしいフレーズだな、このくだり」と思いつつ、ひとまずは崩太さんの蕎麦屋を探すが、あるのは呑み屋ばかりで蕎麦屋は見当たらない。
 途方に暮れながら周りを見渡していると、
 「今までは「けんつよ」たる俺が書いてきたと思っていたのだが、やはりまだ上の境界があったのか。あんたがこの世界のマスター、つまり出汁マスターと云う訳か」
 けんつよだ。何か予期するものがあったのだろう。俺は素直に答える。 
 「自分でそう名乗ったことは無いが、おそらく」
 更に俺は言葉を続ける。
 「・・・まあその通りだよ、全ての出汁の命が宿って、ひとつになって行く時が来たんだ」
 「そうだったのかっ!」
 そう云うと、けんつよは何かを達観した目で俺を見ながら出汁を取り出す。
 「判った。・・・実はもう皆が集まっている。直ぐそこだ」
 そう云うなり、さっさと歩きはじめたけんつよの後を俺は必死になってついていく。

 以下次回。

●今日のFNM話

 何か適当にデッキがでっち上げられたので、夕方からABSOLUTE ZEROさんに出撃。
 とりあえず以下が今回のデッキ。

 けんつよのニッサフレア

 デッキ(60)

 土地(22)

 16《森/Forest》
 4《巨森、オラン=リーフ/Oran-Rief, the Vastwood》
 2《地盤の際/Tectonic Edge》

 クリーチャー(28)

 4《東屋のエルフ/Arbor Elf》
 4《ジョラーガの戦呼び/Joraga Warcaller》
 4《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》
 1《エルフの幻想家/Elvish Visionary》
 3《ニッサに選ばれし者/Nissa’s Chosen》
 4《エルフの大ドルイド/Elvish Archdruid》
 4《皮背のベイロス/Leatherback Baloth》
 4《野生の狩りの達人/Master of the Wild Hunt》

 呪文(10)

 2《バジリスクの首輪/Basilisk Collar》
 3《ニッサ・レヴェイン/Nissa Revane》
 2《獣性の脅威/Bestial Menace》
 3《エルドラージの碑/Eldrazi Monument》

 サイド(15)

 3《大貂皮鹿/Great Sable Stag》
 4《酸のスライム/Acidic Slime》
 1《狼茨の精霊/Wolfbriar Elemental》
 3《巨森の蔦/Vines of Vastwood》
 1《バジリスクの首輪/Basilisk Collar》
 3《真髄の針/Pithing Needle》

 要するにやりたかったのは、電波受信した《野生の狩りの達人/Master of the Wild Hunt》と《バジリスクの首輪/Basilisk Collar》のコンボです。
 後はどうでも良いのですが、多分、組み込むのに一番しっくりくるであろうニッサフレアにしました(あ、勿論、構築自体は真剣に組みはしましたよ)。
 対戦の方は、グリクシスコントロールにWW-、緑白コントロールにWW-、白緑黒同盟者にLWWと1位。
 特に3回戦はやりたかった《野生の狩りの達人/Master of the Wild Hunt》と《バジリスクの首輪/Basilisk Collar》のコンボも堪能出来て満足(やられている方は堪ったもんじゃないと思いますが)。
 賞品として、今月のプライズの《古代の聖塔/Ancient Ziggurat》の他に《カラストリアの貴人/Kalastria Highborn》を頂戴しました。感謝。

 ・・・しっかし、とは云うものの、デッキとしてはやっぱりコンボは要らない感じです。
 《バジリスクの首輪/Basilisk Collar》2枚と《野生の狩りの達人/Master of the Wild Hunt》1枚を抜いて《森/Forest》と何か良さげなエルフ、《狼茨の精霊/Wolfbriar Elemental》を各1枚突っ込んだ方が良いかもしれません。
 後、《地盤の際/Tectonic Edge》は必須。
 サイドに関しては《巨森の蔦/Vines of Vastwood》と《真髄の針/Pithing Needle》と《酸のスライム/Acidic Slime》は必須っぽい。
 残りのスロットはメタ次第で要調整。
 まあ、おじいちゃんにしては良く頑張ったと云う事で。 

●今日のリーダー話

 昨日のエントリに颯爽と我等のリーダーのコメントが。
 ・・・リーダー程、エピソードに事欠かない御方は居ないと思うのだが、皆さんはどう思いますか。
 まあ、個人的には激ヒットなのでアリです。
 流石はリーダー。

 そんなこんなで今日はFNMにも参加したし、夜も更けておりますので、この辺で(何故ならこれから「孤独のグルメ」の新作を何度も読み返しつつ寝るからです)。
 しかしどうやってこれだけの伏線に決着をつけるのだろう。
 最早、俺自身ですら判らない。
 出汁て出汁て出汁まくった挙句にこの有様だ。
 ひとつの結論としては俺に出来る事はもうたったひとつだけであろう。
 そう、俺も「出汁を巡る冒険」の世界へ入って行く事だ。
 意を決して、この文章を書いていた俺はモニタの出汁の中へと飛び込んで行った。 

 以下次回。

●今日の嫁さんの昔話

 24時間365日、頭の沸いているけんつよですが、嫁さんは惚気でも何でもなく、極々一般の良く出来た常識人です(因みにけんつよの良心回路(ジェミニ)でもあります)。
 しかし、やはりけんつよの嫁をやっている強者。
 本人の許可を得た上で幼少時代のエピソードをネットの海に放流(許可を出す方も平然とアップする方もどうかしていますが)。

  その1:4歳の頃、昇りのエスカレータを寝そべって乗り、最終的に髪がエスカレータに巻き込まれて泣いた事がある(当然の結果だと思うのだが)。
 その2:小学校2年生の頃、所謂ワルに憧れ、夜な夜な近くの商店街へ行って、暴走族の皆様と一緒に踊っていた(どうかしている)。
 その3:同じく小学校2年生の頃、何の脈絡も無くいきなり井戸に落ちて、ユタ(沖縄では一般的な霊能者、お祓いとかしてもらいます。詳しくはググってね)のところに行く時、車で3時間かかる場所まで当時お転婆さんだったと云う理由で、シートベルトを締めさせられた挙句、ロープでぐるぐる巻きにされた事がある(どんな虐待だ)。


 他にも色々あるそうですが一応許可が下りたものは以上。 
 まあ、そんな嫁さんですが、 今では真っ当な人生を生きております。何事も希望は捨てないものですね(けんつよは77歳なので既にゲームセットですが)。
 
 さて、連載も大詰めですが、今日は色々お疲れなので、この辺で。
 とりあえず云っておきたい事。
 ここ最近のエントリ(訂正済み)について、何か色々云っておられる方々が居るみたいですが、

  当人同士は既に直接対話してきちんと和解しており、全然遺恨も無く全て済んだ話なので、その件についてはもうこれ以上、触れないで戴けないでしょうか。
 自分は兎も角、相手に失礼な話です。いい加減、勘弁して下さい。


 以上、お願いしたい事でした。
 それでは、今日の「出汁を巡る冒険」をお楽しみください。

 何の予兆も無く「その時」は訪れた。
 99年振りの大きな地震の後、俺はこの世界の記憶が幾つも消えている事に愕然とする。
 まあ、あらゆる事象なんて予期せぬ角度からやって来る、そんなものだ。
 「愈々全ての境界が交わっていく時が来たのか」
 誰かが聞いている訳でも無いのに、俺はそう呟く。
 この冒険がもうすぐ終末を迎えると云う事をひしひしと感じながら、俺は恐らくは最後になるかもしれない出汁の入った鍋に火をかけはじめた。
 全ての物事には終わりがある。
 こうなる事は最初から判っていた事ではあるのだ。
 いや寧ろこれで良かったのかもしれない、最初から「決められていた」その時が迫っていたからのだから。

 以下次回。

●今日の「出汁を巡る冒険」話

 さて、いきなり話が急に展開しておりますが、別にここ最近のエントリの件はまったく関係無く(これは本当にガチの話です)、大体これくらいでこう云う展開にしようと思っていたので、ちょうどタイミング的に境界を崩すつもりでした。
 そんな訳で「出汁を巡る冒険」も愈々クライマックスです、どういう展開になるのかは見てのお楽しみって感じで(この時点でまだ考えてないのはちょっと致命的なんですが(笑)。まあ何となくこんな感じにしようかなとは前々からは考えてましたが)。
 何せ、新感覚ライトノヴェル(まだ云うか)なので、一応それっぽくしておく予定です。

●今日のけんつよ話

 夕飯をどうしようかと考えていて、思い切って嫁と一緒に気まぐれシェフの店に行こうかとも考えましたが、タイミングが合わず残念。
 代わりと云ってはなんですが、居酒屋で良い気分になってきました。

 それで、23時前に戻ってきて、「SONGS」のBARBEE BOYSの回を観てました。
 何と云うか最高、最高、最高です。
 もう毎週やって欲しいくらいです。BARBEE BOYS大好きなので。

 もうお腹いっぱいなので、今日はこの辺で。
 ※作者取材の為、今回の「出汁を巡る冒険」はお休みです。

●今日の色々話

 大体解決したと思われるので、今回のエントリに関しては修正させていただきました。
 大丈夫だよね?
  ※諸般の事情により、このエントリは一部削除訂正を致しました。ご了承ください。

←nicofromtokyoさんにブックマークしてもらいました。ありがとうございます(ブックマークは大歓迎です、相互リンクするとその方の日記が巡回出来る様になるので)。

 しっかし、こんな謎の日記にブックマークしてくるなんて何と云う勇者。
 でも、特にコメントが無いので、「出汁を巡る冒険」に引き摺り込んで良いものか思案中。
 宜しければコメント希望。まあ、放置プレイも嫌いじゃないです。

 あ、因みに昨日のシースーは最高でした。 

 んで、ここまで書いたところでけんつよの気力が尽きたので、お疲れ様でした。
  ※諸般の事情により、このエントリは一部削除訂正を致しました。ご了承ください。 

●今日のお寿司話

 大会後のドラフトにも参加したかったのですが、嫁さんと約束していたお寿司チャンスが有ったのでそうそうに撤退。
 俗に云うスーシーベーターです(云わない云わない)。
 大変美味しゅうございました。
 ある意味、寿司をドラフトしていた訳ですな(うん、面白くない)。

●君もチームに入らないか話

 大会で人が一杯いたので、募集をかけると、自殺志願者が7名も居て、現在団員14名と一気に倍増。
 何のチームかはそのうちにでも。

 ああ、そう云えば、今回の「出汁を巡る冒険」は我等が逆くんが自殺志願したので早速登場してもらいました(が、削除したので大変申し訳ない)。
 
 それでは今日は電池切れなので終了。
  ※諸般の事情により、このエントリは一部削除訂正を致しました。ご了承ください。

 ※作者取材の為、今回の「出汁を巡る冒険」はお休みです。
 
 ・・・イヤ決シテ何モ思イツカ無カッタ訳デハアリマセンヨ。

●今日の《地震/Earthquake》話

 なーにせ、凄かったんですって。
 99年振りらしいですよ。けんつよの住んでる沖縄での震度5以上の地震。
 震度5弱だったんですが、昨日夜遅くまで起きていたのに直ぐに目が覚めましたからね。
 起きて真っ先にしたのは嫁さんの安全の確保でした。
 んで、我等が受信料を支払っているチャンネルにあわせて、状況確認。
 津波チャンス到来ってことで高台に避難するか検討しつつ、実家に電話。
 とりあえず、両親は無事だったので一安心しつつ、第1波は大きくなさそうなので待機。
 暫くテレビにかぶりつきでしたが、一応問題ない状態になったので、ひとまず二度寝。

 数時間後、起きてから雪崩を起こしている本やCDやら、割れてしまった食器を片付け。
 いやあ、本当吃驚しました。

●今日の疾走話

 車の中から雨の中を上半身裸で疾走する若者の外人さん2人組を目撃して爆笑。
 あれは何だったんだろう。謎です。

 今日はこんな感じでひとつご容赦ください。
 3日ほど、充分に出汁を取った結果、皆の意見は良く理解した。
 今回はキーボードを真っ二つにしないで済むようだ。
 特に逆くんの「リンクさせていただいた後、その1から全部読んじゃってる自分がいました 是非更新してほしいです。」と云う意見には感動した。
 そんなこと云われたら、目から出汁が零れるじゃないか。
 しかも、あんなに若い子が。こんな意味不明な連載を。
 俺のモチベーションはいやがおうにも上がって行く。
 思い切って出汁を取って取って取りまくろうではないか。
 しかし、これ以上無駄に話を広げまくると、愈々持って収集がつかなくなるなる事請け合いなので、これまでの出汁でどうにかする事を思案する。
 「ノガミの喜楽荘」の話か、《マリーシの双子爪/Marisi’s Twinclaws》の話か、それとも他の選択肢にするか。
 熟考に熟考を重ねた結果、とりあえず明日考えようと云う最低な結論に至った。

 以下次回。

●今日のギャンブル話

 前回、麻雀の話をしたとき、妙に喰い付きが良かったので、とりあえず。
 週末と云う事で、夕方からさっきまで、近所のフリー雀荘に行ってきました。 
 基本的にお金がピンチになると麻雀に行く(考え方がおかしい)けんつよなのですが、今日の収支はそれなりにプラス。
 まあ、手順ミスも殆ど無く、展開にも恵まれたので速攻勝ち逃げです。
 んで、その後、店で「何故か年中長袖(奥ゆかしい表現ですな)」のおっさんと暫し雑談していると(けんつよはそういうのが結構好きです)、話が手本引き(ギャンブルとしてはゲームセットで、ばれたら即後ろに手が廻るくらい危ない遊び)の相当物騒な展開になり、内心爆笑しましたが、とてもじゃないんですがここでは書けない(ので、リアルで会える方はこっそり尋ねると良いと思います。そうで無い方はドンマイ)。
 まあ、人間たるもの、修羅場のひとつやふたつ、ありますよね、ですよね~。
 結論としては、ギャンブルなんか覚えるもんじゃないと云う、只の行数稼ぎ。
 だから、そんなに毎日毎日面白い事なんか無いって。

 今日はそんなところで。
 とまあ、ここまで連載を続けてきて、またしても俺はキーボードを真っ二つにする。
 と、続きが打てなくなるのでそこは自重した。
 「もう喜寿だしなあ、俺も歳を取ったもんだ」
 誰に云う訳でもなく一人そう呟く。
 こないだ誕生日を迎えたと思っていたのに、気が付けば連載をバックれ、早数ヶ月。
 あちこちにすっかりガタが来てしまっている。
 こんな出汁取ってる場合じゃないのだ。
 しかし、連載を書いた日はアクセスも多かったし、折角ある程度読者の方々もついてきている様なので、話は続けたほうが良いのだろう。
 とは云え、いい加減、この話は収集つかないのではないのだろうかと俺は思う。
 思いつきで書いているから、話が収束しないのだ。
 それに本当に閲覧にくる方々が、この出汁を目的で来ているのか、俺はまだ疑心暗鬼でいる。
 何せ毎日の様に「《マリーシの双子爪/Marisi’s Twinclaws》」、「コボルド・クランプ」で検索されているのだ。
 考えすぎて脳みそが痒くなり、こんなどうでも良い出汁のために何をやっているのかと馬鹿馬鹿しくもなる。
 そんな風に物思いに耽っているとふっとあるアイデアを俺は思いつく
 閲覧者が本当に出汁目的なのかを確かめるため、この出汁、ひみつ日記だけでこっそり取ってみたらどうだろう。
 そうすれば、検索したら、唐突にこんな訳の判らない出汁を飲まされて、他の目的で閲覧されている方には不愉快な思いをさせずに済む。
 本当に飲みたい人はリンクして戴いて相互リンクすれば良いではないか。
 しかし、それだと「だいありーのーと」を使ってない人は飲めないしなあ。
 またしても脳みそが痒くなり、頭を包丁で真っ二つにして、がりがり脳みそを掻きながら、俺は途方に暮れる。
 そこで再開しておいて、いきなりアレなのだが、この連載を2、3日の間、お休みして皆様のコメントを戴きたいと思う。
 今回は匿名で構わないから、とりあえずリンクされている方、そうでない方、「だいありーのーと」ユーザでない方のご意見を待つことにしよう。そうしよう。
 何はともあれ、俺としては、ひとまず新しい出汁のアイデアを温めることにする。

 以下次回。

●今日のけんつよ話

 ええっと、再開しておいて本当にやる気あんのかとお思いでしょうが、コメントのほう、宜しければお願いします。特にリンクされている方がどう思っているのかは気になる。
 されてない方はたまたま来ているのかも知れないし。
 プライヴェートでは特に変わったこともないので、今日のところはこれまで。 
 ※作者取材の為、今回の「出汁を巡る冒険」はお休みです。

●今日のけんつよ話

 今日は私、誕生日でございます。
 これから一日、相方と楽しく過ごすんだ。

 え、働け?何のことですか?
 私、今年77歳の喜寿な年金生活者なので、何の問題もありません(笑)。

 ※喜寿について

 昨日、ミクシィにも書いたのだが、
 3年前、DSの「脳を鍛えるトレーニング」をやったのだが、その時の脳年齢が74歳だったのだ(笑)。
 それで今年は喜寿なので、さあ祝えやれ祝えと周りに云っていたのだが、
 「じゃあ、もう一回測ってみましょう」と云われて、DSを借りて(持ってないので)測ってみた。
 すると結果が、

 「77歳」

 ・・・見事にピンポイントできっちり3歳、歳をとっていたのだ。
 DSの中の人、空気読むなあ(笑)。感情でもあるのだろうか。

 そういう理由で今日は休みです。
 出汁ドラフトは流れたが、まだまだ店内には人が残っていた。
 「竹@よせあつめさん、最近の流行は何ですかね」
 俺は唐突に話しかけられて、素性を明かしていない後ろめたさからか、一瞬戸惑う。が、しかし直ぐにもとの笑顔に戻って、
 「最近のこの店の傾向だと自然系、緑出汁ドラフトは嫌われる傾向がありますね」
 確かくりすさん、と云った男に俺は素直に話す。
 「そうですか、スタンダードの出汁の方はどうなんでしょうか?先日、ちょっと頭の悪そうな黒い出汁を見かけたんですが」
 「そうですね、黒系出汁なら吸血鬼が素材に良く選ばれてますね。逆に白系ならやはり名ブランドの《悪斬の天使/Baneslayer Angel》が最高の出汁でしょう。最近は高価でなかなか手に入りませんが」
 「まあ、結局は粗野的なジャンド系出汁が最近の主流なんですが」
 「やはり、そうなりますか。>>リアニメイト、最近は釣りざおが少ないせいでどうも組みづらいですよねぇ…。メインに突っ込んである《悪魔の角》一枚がおしゃれですねw、だったんですが」
 「それは面白そうですが、ちょっとやりすぎなんじゃないですか?」
 「そのレシピにはメインに《死の印/Deathmark》まで隠し味で入ってましたよ」
 「それは酷いなあ」
 俺は思わず苦笑してしまう。
 「まあ、出汁なんてものは自分で美味しいと思える出汁が一番なんじゃないですか。その上で勝負に勝てれば尚、良いのですが」
 「そうですね」
 くりすさんも同意した様子だ。
 「さて、今日はこれで帰ります。また機会があればお会いしましょう」
 「ええ、こちらこそ」
 俺は今日の所は「ノガミの喜楽荘」を後にした。

 以下次回。

●今日のけんつよ話

 比較的のんびりした一日でした。世界は色々あるのでしょうが、自分にとっては平和な一日。
 今日である意味の節目なのですが。
 俺の最近の楽しみは毎週火曜日の夜の「弁の立つセミナー」である。
 弁を立たせるのは難しく厳しいが、段々楽しくなってきている。
 今日も楽しく弁を立たせていると、
 「ほう、かわうそさん、大分良くなってきましたな」
 とこのセミナーの先生、《マリーシの双子爪/Marisi’s Twinclaws》が声を掛ける。
 「ええ、なかなか難しいですが、やはり弁が立つのは良いものですね」
 「もう少し出汁を効かすと尚良いですな。まあ自分のペースでやるのが良い」
 俺はその言葉を励みにまた弁を立たせはじめた。
 あの腐れ机や剣聖に弁で勝つために。 

 以下次回。

●今日のけんつよ話

 最近は某かわうそが週一でドラフトしに来ます。

 夕方からABSOLUTE ZEROさんへ。
 対戦したり、トレードしたりしている内に定刻時間通りにドラフトへ。
 8人ドラフト。
 初手《生きている津波/Living Tsunami》から、青へ。しかし流れが悪く、赤をつまみ食い。
 すると2パック目で《カズールの大将軍/Kazuul Warlord》が降臨。
 青赤で突っ走る。3パック目の2手目でも《生きている津波/Living Tsunami》が取れたので、いけるかと思ったものの、その後も微妙な感じ。
 悔やむのは1パック目の中盤で《高地の狂戦士/Highland Berserker》と《ゴブリンの戦化粧/Goblin War Paint》の2択で《高地の狂戦士/Highland Berserker》を取らなかった事。
 馬鹿である。

 デッキ(40)

 土地(18)

 10《島/Island》
 8《山/Mountain》

 クリーチャー(15)

 2cc 3
 2《天空のアジサシ/Welkin Tern》
 《嵐のフクロウ/Tempest Owl》
 3cc 5
 2《無謀な識者/Reckless Scholar》
 《ウマーラの猛禽/Umara Raptor》
 《溶鉄の荒廃者/Molten Ravager》
 《ゴブリンの廃墟飛ばし/Goblin Ruinblaster》
 4cc 3
 2《生きている津波/Living Tsunami》
 《刃牙の猪/Bladetusk Boar》
 5cc 1
 《カズールの大将軍/Kazuul Warlord》
 6cc 1
 《浅瀬の海蛇/Shoal Serpent》

 呪文(9)

 0cc 1
 《蜘蛛糸の網/Spidersilk Net》
 1cc 1
 《猛火の松明/Blazing Torch》
 2cc
 《乱動への突入/Into the Roil》
 《アイオーの廃墟の探検/Ior Ruin Expedition》
 3cc 2
 2《取り消し/Cancel》
 4cc 1
 《業火の罠/Inferno Trap》
 5cc 1
 《鞭打ちの罠/Whiplash Trap》

 サイド(※は使用)

 《飛翔する海崖/Soaring Seacliff》
 《巨森、オラン=リーフ/Oran-Rief, the Vastwood》
 《オンドゥの僧侶/Ondu Cleric》
 2《隊商のハルダ/Caravan Hurda》
 《雨雲の翼/Nimbus Wings》
 《飛来する矢の罠/Arrow Volley Trap》
 《罠師の引き込み/Trapmaker’s Snare》
 2《広がりゆく海/Spreading Seas》※
 《冒涜された地/Desecrated Earth》
 《ゴブリンの戦化粧/Goblin War Paint》
 《破砕/Demolish》
 《ルーン炎の罠/Runeflare Trap》
 《鎌虎/Scythe Tiger》
 《リバー・ボア/River Boa》
 《カルニの心臓の探検/Khalni Heart Expedition》
 2《砕土/Harrow》
 《野蛮な影法師/Savage Silhouette》
 《面晶体集め/Hedron Scrabbler》
 《探検の地図/Expedition Map》

 白緑、黒白、赤単と当たって、ゲの強力黒白に敗れて2勝1敗の3位。
 ピックは出が良かったので、結構な事でした。

 因みに遊び用に組んだ頭の悪いデッキ。

 デッキ(60)

 土地(25)

 25《沼/Swamp》

 クリーチャー(5)

 4《吸血鬼の夜鷲/Vampire Nighthawk》
 1《ゲトの血の長、カリタス/Kalitas, Bloodchief of Ghet》

 呪文(30)

 4《死の印/Deathmark》
 4《強迫/Duress》
 4《血の署名/Sign in Blood》
 1《悪魔の角/Demon’s Horn》
 3《精神腐敗/Mind Rot》
 4《堕落の触手/Tendrils of Corruption》
 4《墓場からの復活/Rise from the Grave》
 1《精神ヘドロ/Mind Sludge》
 2《リリアナ・ヴェス/Liliana Vess》
 2《ソリン・マルコフ/Sorin Markov》
 1《魂の消耗/Consume Spirit》 

 サイド(15)

 4《吸血鬼の呪詛術士/Vampire Hexmage》
 4《黒騎士/Black Knight》
 4《マラキールの血魔女/Malakir Bloodwitch》
 3《悪魔の角/Demon’s Horn》

 捨てさせるなり、除去するなりして相手のクリーチャーを《墓場からの復活/Rise from the Grave》して勝つデッキです。
 メイン《死の印/Deathmark》がポイント。
 《破滅の刃/Doom Blade》より環境に合っているので。
 どうせどっちも黒単相手には腐るし。

 ・・・すいません、あまったカードで組みました。疲れているんです。
 飯も喰ったので、今日はさっさと寝ます。 
 探さないでください。
 日本製の出汁ボックスを開封したのに、何故か中国製の蛇やら獣が入っていて、異物(トレジャー)混入騒ぎもあった事もあって、その日の出汁ドラフトは中止になった。
 そう云えばこの店は本場モノの金華火腿が入った出汁も流していたな、と俺は思った。
 やはりこの店は要注意だ。当分監視のために足を運ばねばならないだろう。

 以下次回。
 
●今日のけんつよ話

 行数が少ないとか云って怒らないように。
 
 今日と書いておきながら、昨日の話なんですが。
 ミリー杯に出てきました。参加者8名で長く楽しもうと4回戦。
 とりあえずレシピ。
 
 《呪われたミリー/Mirri the Cursed》トゥーン・ストンピィ

 デッキ(60)

 土地(22)

 1《平地/Plains》
 1《沼/Swamp》
 4《Scrubland》
 4《Bayou》
 4《湿地の干潟/Marsh Flats》
 4《新緑の地下墓地/Verdant Catacombs》
 4《不毛の大地/Wasteland》

 クリーチャー(15)

 4《闇の腹心/Dark Confidant》
 4《タルモゴイフ/Tarmogoyf》
 3《吸血鬼の夜鷲/Vampire Nighthawk》
 1《呪われたミリー/Mirri the Cursed》
 3《墓忍び/Tombstalker》

 呪文(23)

 4《剣を鍬に/Swords to Plowshares》
 4《思考囲い/Thoughtseize》
 3《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top》
 4《Hymn to Tourach》
 4《Sinkhole》
 4《名誉回復/Vindicate》

 サイド(15)

 4《根絶/Extirpate》
 2《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte》
 3《仕組まれた疫病/Engineered Plague》
 4《クローサの掌握/Krosan Grip》
 2《滅び/Damnation》

 ゼンディカーからは対抗色フェッチランド2種と《潮の虚ろの漕ぎ手/Tidehollow Sculler》のスロットをお試しで《吸血鬼の夜鷲/Vampire Nighthawk》に。
 色の合うフェッチランドが強いのは当然として、《吸血鬼の夜鷲/Vampire Nighthawk》が意外にやり手。
 何せ環境の殆どのクリーチャーと相打ちを取れる上、単純にスペックが強い。
 あ、《呪われたミリー/Mirri the Cursed》はミリー杯なので、仕様です。
 サイドは無難に仕上げました。 

 1回戦、《呪われたミリー/Mirri the Cursed》ドレッドスティル
 《もみ消し/Stifle》だの《Sinkhole》だので散々土地を破壊されるが、土地が止まらなかったので、立ち直して勝ち。
 2戦目は手札破壊が強くて勝ち。

 2回戦、フェアリー
 1戦目は2ターン目《苦花/Bitterblossom》、3ターン目《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte》で終了。
 2戦目も同じ展開をされるが、幸い《仕組まれた疫病/Engineered Plague》が置けて、相手の《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte》を破壊して、そのまま押し切り。
 3戦目、相手が事故気味、《仕組まれた疫病/Engineered Plague》をフェアリー、ウィザード指定で置けたので、当分安心と思って、《Force of Will》を《根絶/Extirpate》したら《仕組まれた爆薬/Engineered Explosives》が。しかし、相手が5マナ目を引けない所に《名誉回復/Vindicate》が刺さって勝ち。

 3回戦、赤バーン
 1戦目、《Hymn to Tourach》×2で勝ち。
 2戦目、《Hymn to Tourach》って強いなあ。
 手札を空にしてから、《呪われたミリー/Mirri the Cursed》で殴り勝つ事に成功したがどっちのゲームだったかは忘れました。

 4回戦 赤タッチ白ゴブリン
 1戦目、相手の土地とクリーチャーを丁寧に破壊しながら、《霊気の薬瓶/AEther Vial》を出されるのが遅かったのでうっかり勝ち。
 2戦目、《仕組まれた疫病/Engineered Plague》と《剣を鍬に/Swords to Plowshares》で相手の序盤をくじいて、《Plateau》は破壊。その内相手がジリ貧になってきて、《呪われたミリー/Mirri the Cursed》と《タルモゴイフ/Tarmogoyf》で殴り勝つ事に成功。
  
 とまあ、終わってみれば4戦勝って優勝。珍しくプレイングミスが少なかったので、デッキが頑張ってくれました。
 対抗色フェッチは当然ですが、《吸血鬼の夜鷲/Vampire Nighthawk》も結構良かったです。 

 今日は眠いのでこの辺で。
 「いやあ、最近CMで「アルプスの少女ハイジ」のやつがあるじゃないですか」
 「はあ」
 「あれのですね、「クララ~ッ!」、「ハイジ~ッ!」って叫ぶ部分がですね、「クララ~ッ!廃人~!」に聴こえましてね」
 男は脈絡も無くそう喋りはじめた。
 「ところでどうですか、味付け海苔、要りませんか?」
 「良い味付け海苔だと思うんですよね、これ自分の特製の出汁で味付けしたんですよ。あっ、ご心配なく、ちゃんと自分の分もありますから」
 どう考えても一服盛られているとしか考えられない。俺と崩太さんは丁重にお断りする。
 「どうして誰も受け取ってくれないのかなあ、こんなに美味しいのに」
 と男は味付け海苔をムシャムシャと頬張りはじめる。
 「お客様、こちらは蕎麦屋なんで飲食はちょっと」
 崩太さんが申し訳なさそうにそう云うと、男はガッカリした様子で店を後にした。

 以下次回。

●最近のけんつよ話

 CMと云えば、ついさっき、「赤いきつね」と「緑のたぬき」のCMで、
 「最近、出汁について考えてましてね」
 とか云ってて、一人爆笑していました。

 さて、昨日はFNMに参加予定でしたが、Itoくんから悪魔のお誘いがあって、麻雀へ。
 後の面子はTくんとシムくん。
 結果は、シムくんの一人負け。自分はトータルトップの浮き。
 今日は午後からABSOLUTE ZEROさんへ。
 色んな方々とフリーデュエル。スタンダードとプレインチェイス。
 しかし、一番廻したかったトリコロールのコントロールデッキを家に忘れてしまい残念ですが、まあ楽しい時間でした。
 後、てんちょに眼鏡掛けのネックレスを作ってもらいました。
 主水とお揃の(笑)。感謝感謝。
 
 明日はミリー杯なので、これからデッキを新しく作るか、先月作ったデッキで出るか適当に考えます。
 まあ、まず明日0回戦負けじゃないように頑張らねば。
※作者取材の為、今回の「出汁を巡る冒険」はお休みです。

●こないだのGPT北九州とかの話

 前日の摸合にうっかり行ったら朝5時半まで付き合わされる罠
 朝、一応目を覚ますも体がついていかず、0回戦負け。
 本当にありがとうございました。

 連休でM(悪人)が帰ってきていたので、適当に夜から出かける。
 ABSOLUTE ZEROさんに行って時間を潰してから、ItoくんとTくんに連絡を取って麻雀へ。
 Mの一人負け。

 んで、朝飯にMと二人で行って、泥のように眠る。
 それで、これからMとIくんと「取材」に出かけるので、今日は休載と云うことで。

●今日のMTG話

 昨日、パックから、《湿地の干潟/Marsh Flats》の4枚目を引いてしまったので、欲しいゼンディカーのカードは殆どなくなりました。
 急ぎのものは無し。
 後は、適当にのんびり揃えれば良い感じ。
 なので、そろそろ本腰入れてデッキをつくりたい所です。
 時間に余裕があれば。
※作者取材の為、今回の「出汁を巡る冒険」はお休みです。

 まあ、明日はグランプリ北九州トライアルもありますし、摸合もあるので、お休みです。

●昨日のけんつよ話

 悪い大人けんつよに名前狩りされたけんまさくんがいると云う情報をキャッチしてFNMにてドラフト。初手に《吸血鬼の夜鷲/Vampire Nighthawk》から入って、黒単チックに赤をつまみ喰いしつつ、ピック。
 普通に1パック目の流れから素直に黒単に。
 結果的には正解だったっぽい。

 デッキ(40)

 土地(18)

 15《沼/Swamp》
 《アガディームの墓所/Crypt of Agadeem》
 2《ピラニアの湿地/Piranha Marsh》

 クリーチャー(15)

 1cc 2
 《グール・ドラズの吸血鬼/Guul Draz Vampire》
 《吸血鬼の裂断者/Vampire Lacerator》
 2cc 6
 《血の求道者/Blood Seeker》
 《恐血鬼/Bloodghast》
 2《サラカーの匪賊/Surrakar Marauder》
 2《吸血鬼の呪詛術士/Vampire Hexmage》
 3cc 3
 2《吸血鬼の夜鷲/Vampire Nighthawk》
 《石造りのピューマ/Stonework Puma》
 4cc 4
 2《墓所の切り裂き魔/Crypt Ripper》
 《グール・ドラズの死霊/Guul Draz Specter》
 《心臓刺しの蚊/Heartstabber Mosquito》

 呪文(7)

 1cc 3
 《墓所王の探索/Quest for the Gravelord》
 《冒険者の装具/Adventuring Gear》
 《猛火の松明/Blazing Torch》
 2cc 1
 《不気味な発見/Grim Discovery》
 3cc 1
 《忌まわしい最期/Hideous End》
 6cc 1
 《血の貢ぎ物/Blood Tribute》

 サイド(※は使用)

 《カビーラの交差路/Kabira Crossroads》
 《飛翔する海崖/Soaring Seacliff》
 《水の帳、マゴーシ/Magosi, the Waterveil》
 《エメリアの盾、イオナ/Iona, Shield of Emeria》
 《嵐のフクロウ/Tempest Owl》
 《無謀な識者/Reckless Scholar》
 《罠探しの計略/Trapfinder’s Trick》
 《沼のぼろ布まとい/Bog Tatters》※
 《ゴブリンの奇襲隊/Goblin Bushwhacker》
 《ゴブリンの近道抜け/Goblin Shortcutter》
 《高地の狂戦士/Highland Berserker》
 2《溶鉄の荒廃者/Molten Ravager》
 《タクタクの唸り屋/Tuktuk Grunts》
 《噴出の稲妻/Burst Lightning》
 《不安定な足場/Unstable Footing》
 2《ルーン炎の罠/Runeflare Trap》
 《ベイロスの林壊し/Baloth Woodcrasher》
 《巨身化/Gigantiform》 

 結果は緑白、白黒、青白に当たって何とか3勝。けんまさくんとは対戦できず。
 是非、リヴェンジしてもらいたい所(笑)。
 この環境で3勝したのは初めてです。 
 やはりこの環境は軽く作った方が良いかも。

 その後、てんちょ、主水、竹ちゃんと焼肉、この戦いも無事勝利しました(焼肉は戦いです)。

 良い一日でした。
 「大将、世間体さんの件はその後、どうなったんだい?」
 蕎麦の台抜きで大ジョッキを3杯呑んだ若者が帰ってから、この店の主である崩太さんに俺は尋ねる。
 「いやあ、新聞記者の常連さんがたまに内緒で色々とこっそり教えてくれるんだけれどね、こないだも台風さんが近くまで来ていたらしいんだけど、やっぱりバツが悪いのか店には来なかったよ」
 「世間体さんはまだ保釈されてないんだろう?」
 俺は「一つ上の境界」から来ているので全てを把握しているので、判った上での話だ。
 「まあ、剣聖さんに云っても仕方のない話なんですが、民事が一段落着かない事にはどうにもなりませんね。ただ世間体さんにはあまり悪い感じはしないんですよね、不思議と」
 「そうなのかね。で、ところで大将、日本酒の出汁割り、冷やで2合貰えるかい?」
 「剣聖さん、肝臓悪いんでしょう、そろそろ控えた方が良いんじゃないですか?」
 「じゃあ、1合で良いから頼むよ」
 「判りました、これで最後ですよ」
 とは云っても崩太さんが薄めに出汁ているのは知っているのだが。
 「しかし、HAMASAIも無事終わったし、暫くは落ち着くねえ」
 「まあ、色々ありまして一杯一杯ですよ」
 と崩太さんは優しく笑いかける。
 暫くして日本酒の出汁割りが出てくる。俺はそれを一啜りして、
 「ああ、やっぱりこの一杯のために生きているなあ」
 としみじみ口にだしてしまい、崩太さんに苦笑される。
 そこに戸が開いて、
 「すいません、味付け海苔、要りませんか?」
 俺と崩太さんは絶句する。
 今日も暑くなりそうだ。
 
 以下次回。

●今日のけんつよ話

 ゼンディカーのカードも色々揃ってきたのでポツポツとデッキを作ってますが、何せウェブを見ていないので、環境がさっぱり判りません。
 続唱ジャンドが強いらしいけれど、どうなのかなあ。
 まあ、自分が作りたいデッキを作るのが、一番なので、作った後で色々チェックする事にします。

●こないだ9月大型連休のけんつよ話

 何か、書きかけの文章があったので、一応書いときます。9月下旬の話です。 

 M(帰省中)と琥珀堂でだらだらして、M2010で2人ドラフト(勝ち、土地2枚ゲット)した後、ちょっと遅い昼飯。
 その後、ABSOLUTE ZEROさんでもだらだら。
 M2010の在庫がないと云うことで、暇潰しにアラーラの断片×3の4人ドラフト。

 自分→主水→ASANOくん→Mの順。
 暫くカードに触っていないMにはアドヴァイザとして壱くんがつく。
 ま、非公認の遊びなんで良いかと。

 で、初手《蔓延/Infest》から2手目《風切るイグアナール/Hissing Iguanar》→《骨の粉砕/Bone Splinters》と進んで、ジャンドを目指すが、何か違和感を感じ、黒をさっさと見切ってナヤへ。
 結果的には正解だったっぽい。

 デッキ(40)

 土地(17)

 3《平地/Plains》 
 7《山/Mountain》
 6《森/Forest》
 1《ナヤの全景/Naya Panorama》

 クリーチャー(16)

 2cc 4
 《天望の騎士/Knight of the Skyward Eye》
 《エルフの幻想家/Elvish Visionary》
 2《切り裂き隊の壊し屋/Rip-Clan Crasher》
 3cc 3
 《あふれ出る火焚き/Exuberant Firestoker》
 《風切るイグアナール/Hissing Iguanar》
 《魔力軟体/Manaplasm》
 4cc 4
 《不治のオーガ/Incurable Ogre》
 《鼓声狩人/Drumhunter》
 《神触れ/Godtoucher》
 《ロウクスの突撃者/Rhox Charger》
 5cc 3
 《血焚きの精霊/Bloodpyre Elemental》
 《災いの悪魔/Scourge Devil》
 《モストドン/Mosstodon》
 6cc 1
 《洞窟のソクター/Cavern Thoctar》
 7cc 1
 《ジャングルの織り手/Jungle Weaver》

 呪文(7)

 1cc 3
 2《マグマのしぶき/Magma Spray》
 《大祖始の遺産/Relic of Progenitus》
 2cc 2
 《圧倒する咆哮/Resounding Roar》
 《印章の祝福/Sigil Blessing》
 3cc 1
 《魂の火/Soul’s Fire》
 5cc 1
 《魂の力/Soul’s Might》

 サイドがどこぞへリムーヴしたので省略。

 結果はMのエスパー、主水の5色、ASANOくんのジャンドにストレート勝ち。
 まあ、レアはドンマイでしたが(笑)。
 M2010のレアゲームよりよっぽど面白い。
 後、やっぱりアラーラの断片×3の方がコンフラックスとか入れるよりバランスが良い気がする。
 帰りはりょうくんと合流して、飯食べて、その後、リー(帰省中)達がやってる麻雀見学したりして早めに撤退。

 連休中は本当に遊び倒したので、また後日追記するかも。

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