《Ancestral Recall》

2006年1月28日
 プレリリースパーティが終わって遅くに家に帰ってきたら丁度、NHKで「NBAマガジン」をやっていたので終わりまで観ていたので更新が更に遅くなりました。

●今日の大会賞品提供話

 チームUKからと云う事で実践クラスのスタンダードのレアカードを2枚、ヴィンテージ大会の賞品用にお預かりしました。
 追加で賞品とさせて戴きます。チームUKの皆様、ありがとうございます。感謝。
 ・・・他にも賞品提供は大歓迎です。

●今日のヴィンテージ話

 早速ですが、今日紹介するのは、StarCityGamesさん(http://www.starcitygames.com/)主催で定期的に行われているStarCityGames Power 9 Tournament tournamentの最近のデッキから。
 昨年末(2005年12月10日)にNew YorkのRochesterで行われた時の優勝デッキです。

 Ugo RivardさんのControl Slaver(※は制限カード)
 
 デッキ(60)

 土地 17

 3×《島/Island》
 1×《教議会の座席/Seat of the Synod》
 1×《トレイリアのアカデミー/Tolarian Academy》※
 2×《Underground Sea》
 3×《Volcanic Island》
 1×《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》
 4×《汚染された三角州/Polluted Delta》
 1×《Library Of Alexandria》※
 1×《露天鉱床/Strip Mine》※

 クリーチャー 5

 3×《ゴブリンの溶接工/Goblin Welder》
 1×《トリスケリオン/Triskelion》
 1×《白金の天使/Platinum Angel》

 呪文 38

 1×《Ancestral Recall》※
 4×《渦まく知識/Brainstorm》
 1×《神秘の教示者/Mystical Tutor》※
 1×《残響する真実/Echoing Truth》
 3×《マナ漏出/Mana Leak》
 1×《Time Walk》※
 4×《Mana Drain》
 4×《知識の渇望/Thirst for Knowledge》
 1×《修繕/Tinker》※
 1×《嘘か真か/Fact or Fiction》※
 4×《Force Of Will》

 1×《吸血の教示者/Vampiric Tutor》※
 1×《Demonic Tutor》※
 1×《ヨーグモスの意志/Yawgmoth’s Will》※

 1×《Black Lotus》※
 1×《Mox Pearl》※
 1×《Mox Sapphire》※
 1×《Mox Jet》※
 1×《Mox Ruby》※
 1×《Mox Emerald》※
 1×《Mana Crypt》※
 1×《Sol Ring》※
 1×《世界のるつぼ/Crucible of Worlds》
 1×《精神隷属器/Mindslaver》

 サイド(15)

 2×《溶岩の投げ矢/Lava Dart》
 1×《紅蓮破/Pyroblast》
 2×《赤霊破/Red Elemental Blast》
 2×《紅蓮地獄/Pyroclasm》
 3×《荒残/Rack and Ruin》
 3×《血染めの月/Blood Moon》
 2×《トーモッドの墓所/ Tormod’s Crypt》

 コントロールスレイヴァは《ゴブリンの溶接工/Goblin Welder》を採用してしている青赤黒のアーティファクト主体のデッキと云う点では昨日紹介したスタックスに通ずるものがありますが、その方向性はカウンタによるパーミッションデッキです。
 序盤は兎も角、(このデッキでは11枚の)打ち消し呪文で徹底的に耐える所から始まります。
 それから、ある程度「お互い」にマナが溜まってきたら、愈々勝ちに向かいます。実際に殴りに行けるクリーチャーは《トリスケリオン/Triskelion》と《白金の天使/Platinum Angel》ですが、このデッキのフィニッシャーは《ゴブリンの溶接工/Goblin Welder》と《精神隷属器/Mindslaver》です。
 これを、《修繕/Tinker》なり、予め《知識の渇望/Thirst for Knowledge》(このカードは捨てるアーティファクトには困らないヴィンテージではかなり強力ですし、「カードを墓地に落とせる」事に意味がありますので良く見かけるドロー強化です)で墓地落としてから《ゴブリンの溶接工/Goblin Welder》で拾うなり、《Mana Drain》から出たマナでプレイするなりして、相手の場と手札と墓地を崩壊させます。
 一端、正しいプレイングによる《精神隷属器/Mindslaver》と《ゴブリンの溶接工/Goblin Welder》が廻り始めると、殆ど対抗手段が無くなりますので、後は万が一の為の打ち消し呪文を握り締めつつ、相手に投了を促すのが手っ取り早いでしょう。
 無論、《白金の天使/Platinum Angel》等で殴り勝つ事もあります。
 サイドボードに関しては《溶岩の投げ矢/Lava Dart》はタフネス1の多いヴィンテージ環境では非常に美味しい呪文ですし、《血染めの月/Blood Moon》は特殊地形が多くなりがちな環境なので、デッキによっては致命的なカードになりえます。
 その他のカードについては大体自明かと思われます。

●今日の質問話

 ヴィンテージの大会について幾つか質問があったので、回答。

 Q.初心者でも出れますか?
 →全然オッケーです!・・・ただそれなりの準備は必要ですよ。
 今回、もし余りに初心者でデッキも作れないという方がいましたらご一報下さい。比較的簡単に使えるデッキレシピをご提供致します。
 また当日デッキが無いと云う方の為にもしかしたら幾つか扱い易いデッキを予備で準備しておくかも。

 Q.スタンダードのデッキで出ても良いの?
 →問題はありませんが、恐らくヴィンテージのデッキには太刀打ち出来ないのでお薦めしかねます。
 これも、相談してください。

 それと、ヴィンテージは如実に使用デッキの熟練度で差が出てしまうレギュレーションです。是非早目にデッキを幾つか作って調整される事をお薦めします。

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