《混沌のゲーム/Game of Chaos》
2007年11月24日コメント (2) 大体2週間くらい前のものなので、今はまた状況が変わっていると思いますが、まあ読み物として、ね。
●ローウィン後の環境を録にMTGをやっていない人間が分析する話
※この記事は最近全然MTGをやっていない人間が嘘八百を並べたてたものと思って読んだ方が良いですよ。
ローウィン発売からようやくスタンダード環境のメタゲームも多少、落ち着きを見せてきたようにも思えます。
発売直後の前評判では白緑キスキンが優勢かと思われましたが、スピードと安定性を求め白単色にシフトしていき、まずはメタの出発点になりました。
やはりラヴニカブロックのショックランドと〜の印鑑の脱落は環境にかなりの影響を与え、基本的に単色系、もしくは赤単にタルモゴイフをタッチしたり、ローウィンのテーマの一つである部族を主体とした2色のビートダウンデッキが序盤は優勢でした。
そして、それを意識した白系の氷雪ボードコントロールもポツポツ見受けられました。
しかし、環境の分析が進むにつれ、注目されはじめたのがその高いカードパワーでみるみる評価を上げていった野生語りのガラクを中心とした中速のボードコントロールデッキです。
その中でも緑黒のカラーコンビネーションがもっとも良く、また新たな2色地形である光り葉の宮殿をより良く運用する為にエルフを核としたデッキが誕生します。
当初はかなりエルフに比重を置いたタイプが作られましたが、最終的にエルフは必要最低限に抑え、これもまた発売当初はあまり使われなかった2枚のカード、仮面の賞嘆者、不敬の命令による中長期戦を重視したタイプへとシフトしていきました。
都道府県選手権でもっとも成功したアーキタイプがこの緑黒デッキでしょう。
また、緑多色の肥沃な大地と野生語りのガラクでマナブーストしてパワーカードを連打するデッキも好成績をあげました。
この時点で白単キスキンを初めとするビートダウンはほぼ駆逐されたといって良いでしょう。
一方、パーミッションはどうしていたのかというと多くのカードを時のらせんブロックに依存していたピクルスに初めは注目が集まりましたが、キスキン等のウィニーのスピードについていけず、序盤はなりを潜めていました。
しかし、環境に緑黒ガラク等が台頭してきて中低速化するにつれ、青単色のピクルスとフルパーミッションデッキもまたメタゲームに浮上してきます。
ピクルスは黒をタッチせず、単色化を図り、フルパーミッションは狡知をフィニッシャーとして採用しています。また、いずれのデッキも対クリーチャーに対して誘惑蒔きをメインかサイドに採用しています。
そして、環境が青くなるにつれ、颯爽と登場してきたのが、二つの青黒デッキでした。
クロックパーミッションともいうべき青黒フェアリー、そしてもう一つが青黒マネキンと呼ばれるデッキです。
青黒フェアリーは対コントロール、対パーミッションにはクロックパーミッションという思想の元、2ターン目のウーナのうろつく者からスタートして、後は、瞬速持ちのフェアリーを中心に隙を少なく飛行による回避能力でビートダウンしながら致命的な呪文のみを打ち消していきます。
一方、青黒マネキンは、緑黒デッキを強烈に意識したもので、青いデッキにもかかわらずカウンターはヴェンセールを別とすれば、まったく入っておらず、序盤はファイレクシアの鉄足と想起での叫び大口でさばき、有る程度、盤面が厳しくなってきた所で滅びによるリセット、中盤以降は影魔道士の浸透者、熟考漂いによるアドヴァンテージから、その場しのぎの人形、不敬の命令、無惨な収穫で各種187クリーチャーを使い回し場を徹底的に掌握するデッキです。
緑黒ガラク、青単パーミッション、青黒マネキン。
この三つが現在の有力デッキといえるでしょう。
ここまでがおおまかな現在までのメタゲームの推移です。
しかし、まだまだローウィンというセットは大きな可能性を秘めています。
最早、メタ外と云われている白単キスキンですら、キスキンという部族に拘らない形で真に優秀なクリーチャーを主体とした白ウィニーとして再構築可能だと考えていますし、緑多色系ガラクもまだまだ大きな可能性があると思います。
青単色パーミッションもメタに応じて白や黒の投入も充分考えられます。
青黒マネキンはデッキとしては完成しているものの、マナバランスの面で若干の不安要素があります。
また、青系デッキが流行れば青白マーフォークや黒単ハンデスやコントロールという選択肢もあるのです。
そして、個人的には実は意外と多色支援環境が続いている事実からトリコロール等も調整次第では面白そうです。但し、前環境とは大きく違った形になりそうですが。
年末に向けて、ますます面白くなりそうなスタンダード環境から目が離せません。
ちなみに沖縄県内は相変わらず変な角度で補正が入っているので、外から見ている分には相当楽しい状況になっています。大変結構な事です。
メタゲームは生き物です。是非この日記を読んだあなたも上手くメタゲームという魔物を飼い慣らしていただきたいと思いつつ、終わりにします。
…しかし、ここまで書いておいてなんですが、自分としてはスタンダードの動向なんかより、ミラクルグロウとハルクフラッシュしかいないヴィンテージ環境の正常化を願っているのですがどうにかなりませんでしょうか。
ついでに云えばレガシーの環境もかなりアレな気がしますが如何なものでしょうか。
●ローウィン後の環境を録にMTGをやっていない人間が分析する話
※この記事は最近全然MTGをやっていない人間が嘘八百を並べたてたものと思って読んだ方が良いですよ。
ローウィン発売からようやくスタンダード環境のメタゲームも多少、落ち着きを見せてきたようにも思えます。
発売直後の前評判では白緑キスキンが優勢かと思われましたが、スピードと安定性を求め白単色にシフトしていき、まずはメタの出発点になりました。
やはりラヴニカブロックのショックランドと〜の印鑑の脱落は環境にかなりの影響を与え、基本的に単色系、もしくは赤単にタルモゴイフをタッチしたり、ローウィンのテーマの一つである部族を主体とした2色のビートダウンデッキが序盤は優勢でした。
そして、それを意識した白系の氷雪ボードコントロールもポツポツ見受けられました。
しかし、環境の分析が進むにつれ、注目されはじめたのがその高いカードパワーでみるみる評価を上げていった野生語りのガラクを中心とした中速のボードコントロールデッキです。
その中でも緑黒のカラーコンビネーションがもっとも良く、また新たな2色地形である光り葉の宮殿をより良く運用する為にエルフを核としたデッキが誕生します。
当初はかなりエルフに比重を置いたタイプが作られましたが、最終的にエルフは必要最低限に抑え、これもまた発売当初はあまり使われなかった2枚のカード、仮面の賞嘆者、不敬の命令による中長期戦を重視したタイプへとシフトしていきました。
都道府県選手権でもっとも成功したアーキタイプがこの緑黒デッキでしょう。
また、緑多色の肥沃な大地と野生語りのガラクでマナブーストしてパワーカードを連打するデッキも好成績をあげました。
この時点で白単キスキンを初めとするビートダウンはほぼ駆逐されたといって良いでしょう。
一方、パーミッションはどうしていたのかというと多くのカードを時のらせんブロックに依存していたピクルスに初めは注目が集まりましたが、キスキン等のウィニーのスピードについていけず、序盤はなりを潜めていました。
しかし、環境に緑黒ガラク等が台頭してきて中低速化するにつれ、青単色のピクルスとフルパーミッションデッキもまたメタゲームに浮上してきます。
ピクルスは黒をタッチせず、単色化を図り、フルパーミッションは狡知をフィニッシャーとして採用しています。また、いずれのデッキも対クリーチャーに対して誘惑蒔きをメインかサイドに採用しています。
そして、環境が青くなるにつれ、颯爽と登場してきたのが、二つの青黒デッキでした。
クロックパーミッションともいうべき青黒フェアリー、そしてもう一つが青黒マネキンと呼ばれるデッキです。
青黒フェアリーは対コントロール、対パーミッションにはクロックパーミッションという思想の元、2ターン目のウーナのうろつく者からスタートして、後は、瞬速持ちのフェアリーを中心に隙を少なく飛行による回避能力でビートダウンしながら致命的な呪文のみを打ち消していきます。
一方、青黒マネキンは、緑黒デッキを強烈に意識したもので、青いデッキにもかかわらずカウンターはヴェンセールを別とすれば、まったく入っておらず、序盤はファイレクシアの鉄足と想起での叫び大口でさばき、有る程度、盤面が厳しくなってきた所で滅びによるリセット、中盤以降は影魔道士の浸透者、熟考漂いによるアドヴァンテージから、その場しのぎの人形、不敬の命令、無惨な収穫で各種187クリーチャーを使い回し場を徹底的に掌握するデッキです。
緑黒ガラク、青単パーミッション、青黒マネキン。
この三つが現在の有力デッキといえるでしょう。
ここまでがおおまかな現在までのメタゲームの推移です。
しかし、まだまだローウィンというセットは大きな可能性を秘めています。
最早、メタ外と云われている白単キスキンですら、キスキンという部族に拘らない形で真に優秀なクリーチャーを主体とした白ウィニーとして再構築可能だと考えていますし、緑多色系ガラクもまだまだ大きな可能性があると思います。
青単色パーミッションもメタに応じて白や黒の投入も充分考えられます。
青黒マネキンはデッキとしては完成しているものの、マナバランスの面で若干の不安要素があります。
また、青系デッキが流行れば青白マーフォークや黒単ハンデスやコントロールという選択肢もあるのです。
そして、個人的には実は意外と多色支援環境が続いている事実からトリコロール等も調整次第では面白そうです。但し、前環境とは大きく違った形になりそうですが。
年末に向けて、ますます面白くなりそうなスタンダード環境から目が離せません。
ちなみに沖縄県内は相変わらず変な角度で補正が入っているので、外から見ている分には相当楽しい状況になっています。大変結構な事です。
メタゲームは生き物です。是非この日記を読んだあなたも上手くメタゲームという魔物を飼い慣らしていただきたいと思いつつ、終わりにします。
…しかし、ここまで書いておいてなんですが、自分としてはスタンダードの動向なんかより、ミラクルグロウとハルクフラッシュしかいないヴィンテージ環境の正常化を願っているのですがどうにかなりませんでしょうか。
ついでに云えばレガシーの環境もかなりアレな気がしますが如何なものでしょうか。
コメント
環境次第ですけどね
ただ、レガシーはまだベルチャーが居なければそれなりに楽しいんですけれどねえ。
ヴィンテージがどうにも。