出汁を巡る冒険・その9
2009年8月10日 連載 「だから、これは何なんですかっ!」
頭から湯気を立たせて、担当編集者は怒鳴る。その声に思わず湯気は腰を抜かしてへたりこんでしまったが。
「生中では物足りないだろうから大ジョッキにしてみたのだが」
「だから出汁は?出汁は何処に行ったんですかっ!」
「ちゃんと出汁てあっただろうに。しかもMTGも増やしているのに、これ以上何がいるのだ」
「もう結構ですっ!大体本気で出汁取る気あるんですか?」
担当編集者は烈火の如く捲し立てる。湯気は怖さのあまり、床に座ったまま失禁している。
「とりあえず、少し出汁でも飲んで落ち着き給え」
と新しく出汁を出す。
すると眼鏡の縁に触りながら、担当編集者は出汁を一気に飲み干して、
「何はともあれ、このアイデアは棄てて下さい。煮詰め過ぎです。そもそも萌えを求めた自分が馬鹿でした。」
「これでは駄目かね」
「絵師はこっちで手配します。ひとまず繋ぎで明日はあれで行きましょう」
「ああ、あれかね。そろそろ出来上がるのだが、まだ早くないかね」
「仕方ないでしょう。出来上がったら携帯に連絡してください。すぐ伺いますので」
と云うと、担当編集者はスケボーに乗って颯爽と戸を突き破って帰って行った。
その後を隅で泣いていた湯気が走って追って行った。
以下次回。
●昨日のドラフト話
前回書いたドラフトのリストを追記します。
土地(17)
8《沼/Swamp》
9《森/Forest》
クリーチャー(15)
1cc 1
《極楽鳥/Birds of Paradise》
2cc 2
《黒騎士/Black Knight》
《命取りの出家蜘蛛/Deadly Recluse》
3cc 4
《戦慄の魔術使い/Dread Warlock》
《惑乱の死霊/Hypnotic Specter》
《覚醒のドルイド/Awakener Druid》
《ケンタウルスの狩猟者/Centaur Courser》
《エルフの大ドルイド/Elvish Archdruid》
4cc 3
2《沼の悪霊/Bog Wraith》
《吠えたけるバンシー/Howling Banshee》
5cc 3
《ゾンビの大巨人/Zombie Goliath》
《暴走するサイ/Stampeding Rhino》
6cc 2
2《大喰らいのワーム/Craw Wurm》
呪文(8)
1cc 3
《死の印/Deathmark》
《強迫/Duress》
《衰弱/Weakness》
4cc 4
《魔性の教示者/Diabolic Tutor》
《堕落の触手/Tendrils of Corruption》
《絡め取る蔦/Entangling Vines》
《樫の力/Might of Oaks》
6cc 1
《隠れ潜む捕食者/Lurking Predators》
サイド(※は使用)
《古参兵の剣鍛冶/Veteran Swordsmith》
《聖なる力/Holy Strength》
《天使の慈悲/Angel’s Mercy》
《霜の壁/Wall of Frost》
《秘本掃き/Tome Scour》
《否認/Negate》
《認識不能/Disorient》
《ゾンビの大巨人/Zombie Goliath》
2《邪悪なる力/Unholy Strength》※
《ジャッカルの使い魔/Jackal Familiar》
《地鳴りの一撃/Seismic Strike》
《ラッパの一吹き/Trumpet Blast》
《口を開く地割れ/Yawning Fissure》
《地震/Earthquake》
《濃霧/Fog》※
《帰化/Naturalize》※
《エメラルドのオリックス/Emerald Oryx》
2《島/Island》
2《森/Forest》
環境に対する理解が少なく(M10でドラフトするのも2回目)、重めのデッキを作ってしまった。
因みに上下が4色やってて泣きそうでした。
また、《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》が強いパックに入っていて、取れませんでしたが、こういうデッキの時は、やはり少し高めに見ても良いかなと思いました。
あ、何か前のエントリのコメントで主水@HAMA研様にライトノヴェル認定されたので、この方向で良いのだと確認。
とりあえずまだ需要があるので暫く続けます。ご意見ご要望には極力善処していくつもりです。
頭から湯気を立たせて、担当編集者は怒鳴る。その声に思わず湯気は腰を抜かしてへたりこんでしまったが。
「生中では物足りないだろうから大ジョッキにしてみたのだが」
「だから出汁は?出汁は何処に行ったんですかっ!」
「ちゃんと出汁てあっただろうに。しかもMTGも増やしているのに、これ以上何がいるのだ」
「もう結構ですっ!大体本気で出汁取る気あるんですか?」
担当編集者は烈火の如く捲し立てる。湯気は怖さのあまり、床に座ったまま失禁している。
「とりあえず、少し出汁でも飲んで落ち着き給え」
と新しく出汁を出す。
すると眼鏡の縁に触りながら、担当編集者は出汁を一気に飲み干して、
「何はともあれ、このアイデアは棄てて下さい。煮詰め過ぎです。そもそも萌えを求めた自分が馬鹿でした。」
「これでは駄目かね」
「絵師はこっちで手配します。ひとまず繋ぎで明日はあれで行きましょう」
「ああ、あれかね。そろそろ出来上がるのだが、まだ早くないかね」
「仕方ないでしょう。出来上がったら携帯に連絡してください。すぐ伺いますので」
と云うと、担当編集者はスケボーに乗って颯爽と戸を突き破って帰って行った。
その後を隅で泣いていた湯気が走って追って行った。
以下次回。
●昨日のドラフト話
前回書いたドラフトのリストを追記します。
土地(17)
8《沼/Swamp》
9《森/Forest》
クリーチャー(15)
1cc 1
《極楽鳥/Birds of Paradise》
2cc 2
《黒騎士/Black Knight》
《命取りの出家蜘蛛/Deadly Recluse》
3cc 4
《戦慄の魔術使い/Dread Warlock》
《惑乱の死霊/Hypnotic Specter》
《覚醒のドルイド/Awakener Druid》
《ケンタウルスの狩猟者/Centaur Courser》
《エルフの大ドルイド/Elvish Archdruid》
4cc 3
2《沼の悪霊/Bog Wraith》
《吠えたけるバンシー/Howling Banshee》
5cc 3
《ゾンビの大巨人/Zombie Goliath》
《暴走するサイ/Stampeding Rhino》
6cc 2
2《大喰らいのワーム/Craw Wurm》
呪文(8)
1cc 3
《死の印/Deathmark》
《強迫/Duress》
《衰弱/Weakness》
4cc 4
《魔性の教示者/Diabolic Tutor》
《堕落の触手/Tendrils of Corruption》
《絡め取る蔦/Entangling Vines》
《樫の力/Might of Oaks》
6cc 1
《隠れ潜む捕食者/Lurking Predators》
サイド(※は使用)
《古参兵の剣鍛冶/Veteran Swordsmith》
《聖なる力/Holy Strength》
《天使の慈悲/Angel’s Mercy》
《霜の壁/Wall of Frost》
《秘本掃き/Tome Scour》
《否認/Negate》
《認識不能/Disorient》
《ゾンビの大巨人/Zombie Goliath》
2《邪悪なる力/Unholy Strength》※
《ジャッカルの使い魔/Jackal Familiar》
《地鳴りの一撃/Seismic Strike》
《ラッパの一吹き/Trumpet Blast》
《口を開く地割れ/Yawning Fissure》
《地震/Earthquake》
《濃霧/Fog》※
《帰化/Naturalize》※
《エメラルドのオリックス/Emerald Oryx》
2《島/Island》
2《森/Forest》
環境に対する理解が少なく(M10でドラフトするのも2回目)、重めのデッキを作ってしまった。
因みに上下が4色やってて泣きそうでした。
また、《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》が強いパックに入っていて、取れませんでしたが、こういうデッキの時は、やはり少し高めに見ても良いかなと思いました。
あ、何か前のエントリのコメントで主水@HAMA研様にライトノヴェル認定されたので、この方向で良いのだと確認。
とりあえずまだ需要があるので暫く続けます。ご意見ご要望には極力善処していくつもりです。
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