俺はコメントがついた事に素直に喜ぶ。
 まあ、需要はある様だが、やはりドラフトの話も読みたいとの事。
 需要は早速供給するのが方針。 
 しかし、最近のドラフトの記録がないので、どうしようかと考えていたら、思い出した。
 昔のドラフト記録が確かあったのを。
 そう云う訳で2001年2月の7人ドラフトから。
 ふ、古すぎる。が、あるものはどれも古いので仕方が無い。
 パックはインベイジョン、発売直後のプレーンシフト×2だった。
 当時は皆新しいカードを欲しがったのでこういう組み合わせでドラフトする事が結構あった。
 以下がドラフト思考。恐ろしい事に昔からこういう事が好きだったのだ。

 1.《年経たカヴー/Ancient Kavu》 他候補は《薄暮に歩くもの/Duskwalker》、《はね返り/Recoil》、《排撃/Repulse》。赤いカードがこれだけなのと、上が青白好きを考慮しこれ。下が青黒くなりそうだ。
 2.《焦熱の溶岩/Scorching Lava》 他候補は《排撃/Repulse》、《塔のドレイク/Tower Drake》。無論赤い除去。
 3.《霊魂焼却/Soul Burn》 上は黒赤では無さそうで嬉しい。まだ予断は許さないが。
 4.《ファイレクシアの殺害者/Phyrexian Slayer》 やはり上は多分黒メインでは無さそう。
 5.《海辺の略奪者/Shoreline Raider》 黒と赤のカードが良いカードが無いのと、インベイジョン1パックならば貴重なカード+3色目青も検討しつつ。
 6.《哀悼/Mourning》 プレーンシフト2パックなので呪文は取りたくないが、協調+保険。
 7.《シヴのゾンビ/Shivan Zombie》 素直に嬉しい。1枚は欲しかったので。緑に結構良いカードがあり、下はそれを取りそう。ならば自分は黒赤かクローシスか。
 8.《貪欲なるネズミ/Ravenous Rats》 1週してこれが残っていたのは嬉しい。開門と相性が良いので。
 9.《哀悼/Mourning》 《ヴィーアシーノの闘士/Viashino Grappler》と2択。万が一、下が黒重めに行かない様にこっち。デッキには多分入らないのだが。
 10.《夜景学院の弟子/Nightscape Apprentice(IN)》 やはり上2人は黒くない。《貪欲なるネズミ/Ravenous Rats》とも相性良いし、1マナ圏としては最高。
 以下はカットや紙なので略。

 1パック目を終えて、クローシス手札破壊デッキが狙えそうな感じ。《はね返り/Recoil》と《調査/Probe》があれば尚良かったが。
 《洞窟のハーピー/Cavern Harpy》と《泥中/Bog Down》は積極的に取って行こうと意識。

 1.《マグマの噴出/Magma Burst》 素直に嬉しい強力除去。文句無し。
 2.《終末の死霊/Doomsday Specter》 下は赤緑に黒か白に行ってくれた模様。これは嬉しい。
 3.《嵐景学院の戦闘魔道士/Stormscape Battlemage》 黒キッカーだけで充分。これでクローシスに確定。
 4.《洞窟のハーピー/Cavern Harpy》 コンボですよ、コンボ。
 5.《夜景学院の使い魔/Nightscape Familiar》 優良カード、赤と青のカードもそれなりにあるし、3ターン目《終末の死霊/Doomsday Specter》も有り得るし。
 6.《泥中/Bog Down》 やや高めでピック。
 7.《急流/Rushing River》 バウンスして捨てさせるのは強いよね。
 8.《泥中/Bog Down》 一応2枚目までは取る。
 以下略。

 2パック目の時点でデッキの軸は出来た感じ。後はどれだけ強化出来るか。問題は《銀のドレイク/Silver Drake》を3体流した事。上のデッキ強いな。

 1.《タールルームの勇士ターンガース/Tahngarth, Talruum Hero》 殿堂カード!しかしこのパック、アンコモンに《火炎舌のカヴー/Flametongue Kavu》、《万物の声/Voice of All》をはじめ、コモンまで強いゴッドパック。少し残念。
 2.《火山のインプ/Volcano Imp》 普通に強い良カード。
 3.《クローシスの魔除け/Crosis’s Charm》 普通に強い。迷わずピック。
 4.《パチンコ・ゴブリン/Slingshot Goblin》 嵌ると強いよ。
 5.《パチンコ・ゴブリン/Slingshot Goblin》 2枚目はサイドかな。
 6.《ぬかるみのカヴー/Mire Kavu》 強い強い。
 以下略。

 当初は赤黒+緑のデアリガズの予定だったが、7手目の《シヴのゾンビ/Shivan Zombie》のパックが分岐点だったか。
 結果的には好判断。レアにも恵まれ、かなり強い手札破壊クローシスが組めた。

 デッキ(40)

 土地(17)

 4《島/Island》
 7《沼/Swamp》
 6《山/Mountain》

 クリーチャー(15)

 1cc 1
 《夜景学院の弟子/Nightscape Apprentice》
 2cc 5
 《北極マーフォーク/Arctic Merfolk》
 《貪欲なるネズミ/Ravenous Rats》
 《夜景学院の使い魔/Nightscape Familiar》
 《洞窟のハーピー/Cavern Harpy》
 《シヴのゾンビ/Shivan Zombie》
 3cc 3
 《海辺の略奪者/Shoreline Raider》
 《嵐景学院の戦闘魔道士/Stormscape Battlemage》
 《パチンコ・ゴブリン/Slingshot Goblin》
 4cc 5
 《ファイレクシアの殺害者/Phyrexian Slayer》
 《火山のインプ/Volcano Imp》
 《年経たカヴー/Ancient Kavu》
 《ぬかるみのカヴー/Mire Kavu》
 《終末の死霊/Doomsday Specter》
 5cc 1
 《タールルームの勇士ターンガース/Tahngarth, Talruum Hero》

 呪文(8)

 1cc 1
 《焦がし/Singe》
 2cc 1
 《焦熱の溶岩/Scorching Lava》
 3cc 4
 《急流/Rushing River》
 2《泥中/Bog Down》
 《クローシスの魔除け/Crosis’s Charm》
 4cc 1
 《マグマの噴出/Magma Burst》
 Xcc 1
 《霊魂焼却/Soul Burn》

 サイド(※は使用)

 《ドロマーの洞窟/Dromar’s Cavern》
 《オーラの旋風/Aura Blast》
 《蘇生の妙薬/Reviving Dose》
 《奇襲の配備/Surprise Deployment》
 《団結の力/Strength of Unity》
 《シッセイの創意/Sisay’s Ingenuity》
 《アーテイの計略/Ertai’s Trickery》
 《眠りの秘薬/Sleeping Potion》
 《脱出路/Escape Routes》
 《変容する大空/Shifting Sky》
 《ファイレクシアの戦闘バエ/Phyrexian Battleflies》
 《蛆たかり/Maggot Carrier》
 《モルグのヒキガエル/Morgue Toad》
 2《哀悼/Mourning》
 《殺戮/Slay》※
 《ルビーのヒル/Ruby Leech》
 《パチンコ・ゴブリン/Slingshot Goblin》
 《ボス・カヴー/Alpha Kavu》
 《スカイシュラウドの祝福/Skyshroud Blessing》
 《平穏/Tranquility》
   
 色の選択の並びは自分からクローシス→デアリガズ(3色目赤)→リース(3色目赤)→青白→クローシス(3色目赤)→緑白タッチ黒赤→ドロマー(3色目黒)。

 1戦目
 1本目先攻、初手に《島/Island》、2《沼/Swamp》、《山/Mountain》、《貪欲なるネズミ/Ravenous Rats》、《洞窟のハーピー/Cavern Harpy》、《泥中/Bog Down》の天和が!
 実際、2ターン目から《貪欲なるネズミ/Ravenous Rats》、《泥中/Bog Down》、《洞窟のハーピー/Cavern Harpy》+《貪欲なるネズミ/Ravenous Rats》を2ターン。
 除去が《貪欲なるネズミ/Ravenous Rats》に飛んでくるが、時既に遅し。
 2本目後攻、《夜景学院の弟子/Nightscape Apprentice》、《夜景学院の使い魔/Nightscape Familiar》スタート。ダブルマリガンの相手はそのまま土地事故。結局《タールルームの勇士ターンガース/Tahngarth, Talruum Hero》を手札に抱えつつ本体《霊魂焼却/Soul Burn》で終了。 

 2戦目
 1本目後攻、《夜景学院の使い魔/Nightscape Familiar》、《終末の死霊/Doomsday Specter》から《泥中/Bog Down》で早い段階で相手のハンドが空に。
 下を《夜景学院の使い魔/Nightscape Familiar》で支えつつ、《終末の死霊/Doomsday Specter》で頑張る。実は微妙に赤マナが出ず、苦しかったのだが、何とか《山/Mountain》を引いて、《夜景学院の弟子/Nightscape Apprentice》+《嵐景学院の戦闘魔道士/Stormscape Battlemage》コンボで終了。
 2本目後攻、やや、硬直気味の場から相手がハンド空の状態で殴りあいを決意。
 こっちに除去があったので受けて立つ。最終的に《マグマの噴出/Magma Burst》で相手の残したブロッカーをどかして勝ち。

 3戦目
 1本目後攻、ハンドに《タールルームの勇士ターンガース/Tahngarth, Talruum Hero》が有ったので素直に4ターン目に《終末の死霊/Doomsday Specter》。
 それがそのまま生き残ったので、ハンドの《恐怖/Terror》系除去を落として《タールルームの勇士ターンガース/Tahngarth, Talruum Hero》。
 相手のファッティも《クローシスの魔除け/Crosis’s Charm》で除去して、《急流/Rushing River》キッカーで終了。
 2本目後攻、相手の除去を誘ってからの《タールルームの勇士ターンガース/Tahngarth, Talruum Hero》。一時場を支配するが、その内除去され、相手のパワー4が除去出来ずピンチ。
 その内、《夜景学院の弟子/Nightscape Apprentice》がアクティヴになったので、こっちも除去で誤魔化し続けるも、硬直状態。
 その間、手札の《霊魂焼却/Soul Burn》の為、ランドを並べ続ける。
 そして、相手がついに《夜景学院の弟子/Nightscape Apprentice》を除去。4点、5点と削られるが、返しでフルアタックを敢行、残りを全力の《霊魂焼却/Soul Burn》で削って辛くも勝利。

 と云う事でストレートで全勝。ピックは《シヴのワーム/Shivan Wurm》のフォイルとかをピックした。
 マジック辞書でカード名を変換した他はほぼ当時の記録のまま。意図的に伏せる部分は伏せました。
 当時はドラフト自体の回数も少なく、今なら別のドラフトになってるやも知れませんが、楽しかったのは覚えている。

 以下次回。

●今日のけんつよ話

 色々ありまして、大変なことになってますが、それはそれ。
 時間は作るものです。

 さて、恫喝的な前々回のエントリ、その26に壱@HAMA研様から早速コメントがありました。感謝。
 今回の話は一応「出汁を巡る冒険」ですよ。
 繰り返しになりますが、当然、全てフィクションで実在の人物、団体、事件、その他のあらゆる事象とは一切関係ありません。
 まあ、記録は本当だけどね。
 面子の名前とかは伏せました。
 とまあ、読者の要求には極力答えながら話を転がして行きたいので、ご感想、ご提案、お待ちしております。

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