出汁を巡る冒険・その29
2009年9月6日 連載 コメント (1) 「味付け海苔、要りませんか?」
暑い真夏の路上である。唐突に男に味付け海苔を手渡され、俺は戸惑う。
「自分の特製の出汁で味を付けた味付け海苔です、どうですか」
「い、いや結構です」
突然見ず知らずの男に味付け海苔を突き付けられても不気味なだけだ。俺は味付け海苔を男に返す。
「遠慮はいりませんよ。ほら私の分もありますし」
「いや、そういう事ではありませんので」
「はあ・・・そうですか」
男は目に見えて落ち込む。
「どうして誰も受け取ってくれないのかなあ。こんなに美味しいのに」
と味付け海苔をムシャムシャと頬張る。
何だか申し訳ない気持ちになるが、それは仕方ないんじゃないかと思いつつ、俺は先を急ぐ。
以下次回。
●今日のけんつよ話
一ヶ月もこんな馬鹿な与太話をやってますが、今回はちょっと基本に帰ってみました。
とりあえず、またエピソードを一つ増やしてどうするつもりなのかは後々考えます。
思いついたらしようがないじゃない。
でもまあ、こんなに真面目に更新し続けたのも珍しいので、明日から三日くらいは連載はお休みします。
今日の大会とかの話は後日少しづつ。
暑い真夏の路上である。唐突に男に味付け海苔を手渡され、俺は戸惑う。
「自分の特製の出汁で味を付けた味付け海苔です、どうですか」
「い、いや結構です」
突然見ず知らずの男に味付け海苔を突き付けられても不気味なだけだ。俺は味付け海苔を男に返す。
「遠慮はいりませんよ。ほら私の分もありますし」
「いや、そういう事ではありませんので」
「はあ・・・そうですか」
男は目に見えて落ち込む。
「どうして誰も受け取ってくれないのかなあ。こんなに美味しいのに」
と味付け海苔をムシャムシャと頬張る。
何だか申し訳ない気持ちになるが、それは仕方ないんじゃないかと思いつつ、俺は先を急ぐ。
以下次回。
●今日のけんつよ話
一ヶ月もこんな馬鹿な与太話をやってますが、今回はちょっと基本に帰ってみました。
とりあえず、またエピソードを一つ増やしてどうするつもりなのかは後々考えます。
思いついたらしようがないじゃない。
でもまあ、こんなに真面目に更新し続けたのも珍しいので、明日から三日くらいは連載はお休みします。
今日の大会とかの話は後日少しづつ。
コメント
今後の「俺」の行き着く先が非常に楽しみですw