出汁を巡る冒険外伝・その3
2010年5月17日 短期集中連載 「・・・さんっ!剣聖さんっ!もう閉店になりますよ」
「んんっ?あ、ああ崩太さんか」
雨の音を聞きながら出汁割りを呑んでいるうちに、俺はいつの間にか寝てしまっていたらしい。
「いつもすまないね。ええっと勘定は、と」
「先程帰られたかわうそさんからきちんと戴いてますので」
「そうか、悪いことをしたかな」
「・・・何だか奇妙な夢を見ていたんだがね。七色の出汁に彩られた世界の夢を」
「えっ、七色が何ですか?まだ半分しか起きてないんですか」
「いや、何でもない。忘れてくれたまえ。さて失礼することにしよう」
「ありがとうございました、またのお越しを」
店を出て俺はぽつりと呟く。
「生きるか死ぬかの出汁の勝負・・・恐ろしい話だな」
外はすっかり雨があがり、心地良い風が吹いていた。
以下次回。
●今日のけんつよ話
ちょっとお疲れ気味かも。言動がおかしいので。
特に面白い話は無いのであります。まあ、だらだらやつのが、当日記のスタンスです。なので、何の問題もありません。
それでは。
「んんっ?あ、ああ崩太さんか」
雨の音を聞きながら出汁割りを呑んでいるうちに、俺はいつの間にか寝てしまっていたらしい。
「いつもすまないね。ええっと勘定は、と」
「先程帰られたかわうそさんからきちんと戴いてますので」
「そうか、悪いことをしたかな」
「・・・何だか奇妙な夢を見ていたんだがね。七色の出汁に彩られた世界の夢を」
「えっ、七色が何ですか?まだ半分しか起きてないんですか」
「いや、何でもない。忘れてくれたまえ。さて失礼することにしよう」
「ありがとうございました、またのお越しを」
店を出て俺はぽつりと呟く。
「生きるか死ぬかの出汁の勝負・・・恐ろしい話だな」
外はすっかり雨があがり、心地良い風が吹いていた。
以下次回。
●今日のけんつよ話
ちょっとお疲れ気味かも。言動がおかしいので。
特に面白い話は無いのであります。まあ、だらだらやつのが、当日記のスタンスです。なので、何の問題もありません。
それでは。
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