1週間が途轍もなく長く感じる件について。

●最近のけんつよ話

 風邪がなかなか治らなくてしんどかったのですが、今日辺りからどうにかほぼ回復方向へ。
 そんな訳でMTGに関しては全然触っておりません。
 明日ぐらいからちょっと新しいデッキとやらを組んでみようかと。

 あ、あと面白いかどうかは別として新しい連載のネタを思いついたのでその内にでも書き始めるかもしれません。
 流石に今回はある程度プロットも作って、少しずつ小出しに書いていく予定。
 尤も、年中適当なけんつよのやることですから、そのまま立ち消えの可能性も無い話では無いかと(結局どうなのよ)。

●こないだのフルコモン戦

 結果はアイランドウォーカーさんの大会レポートによると、こんな感じだった模様。

 http://islandwalker.at.infoseek.co.jp/report/10_03/10_03_14.html

 非常に興味深い。けんつよは参加出来なかったので、実際どんな感じだったのかは判りませんが、やはり緑系は大体《巨森の蔦/Vines of Vastwood》を使ってますね。
 正直、調整していたらそうなる話です。
 結構人数もいたようなので、またこういう機会があるといいですね。
 やっぱり参加したかったなあ。
 あと、主催のCANくん、お疲れ様でした。

 まだ体調が万全ではないので今日はこの辺で。
 風邪が治らないがどうしたものか。

●今日のフルコモン徹底分析話

 何か昨日のエントリをさっき見てみたら、謎に途中で切れていたので、追記しつつ(もしかしたら昨日は見れたかもしれんので、二重になりますが)。
 明日に迫ったフルコモン戦ですが、今日で総括まで。 

 ※エスパー・ビートダウン
 青を中心としたエスパー。一番デッキとしては難しいデッキです。
 青を1色目に据えるメリットは《取り消し/Cancel》、《否認/Negate》と云った打ち消し呪文や《深遠の謎/Mysteries of the Deep》、《宝物探し/Treasure Hunt》と云ったガス欠を防ぐカードを使える点すが、クリーチャーは若干細いのが気になります。
 《ハリマーの深み/Halimar Depths》が気軽に置ける点は考慮しますが、正直微妙。
 とは云え、簡単にアドヴァンテージの取れる除去である《苦悶のねじれ/Agony Warp》やアーティファクトクリーチャーを中心組めば只の大量虐殺カードとなる《エーテル宣誓会の盾魔道士/Ethersworn Shieldmage》は非常に魅力的です。
 また《~の境界石/~Borderpost》は《霞の悪鬼/Glaze Fiend》、《ガラス塵の大男/Glassdust Hulk》との組み合わせると、かなり良い仕事が期待できます。
 多くのカードがアラーラブロックに依存してますが、ゼンディカーからもこの環境のキーカードである《冒険者の装具/Adventuring Gear》、それと《巡礼者の目/Pilgrim’s Eye》が繰り返しになりますが、《霞の悪鬼/Glaze Fiend》辺りとマッチしていると思います。
 只、どうしてもアーティファクトとタフネス1が中心になるため、《ヴィティアのとげ刺し/Vithian Stinger》と《クァーサルの群れ魔道士/Qasali Pridemage》が厳しいです。
 結局、青をメイン据えると云うことは飛行等の回避能力、打ち消し呪文、バウンス呪文だと尽きると思いますが、結構練りこみ甲斐があるデッキタイプじゃないでしょうか。
 蛇足かもしれないんですけど、環境に他に青がいないと思うのなら《広がりゆく海/Spreading Seas》はかなりお薦めです。

 ※バーン系デッキ
 赤を主軸としたバーン系デッキですが、コモンの赤い火力は《稲妻/Lightning Bolt》を筆頭に《焼尽の猛火/Searing Blaze》、《噴出の稲妻/Burst Lightning》等、探せばかなりのヴァリエーション。
 そんな中、赤系バーンの選択肢は大きく3つ。
 1つ目は純粋に赤単色のバーンデッキ。魅力は《焼尽の猛火/Searing Blaze》が安定して打てる点と《地鳴りの一撃/Seismic Strike》や《尖塔の連射/Spire Barrage》が最もその力を出せる点。
 2つ目は黒をタッチしたタイプ。黒を足すことで単純に強い《荒廃稲妻/Blightning》を投入できるのはかなり嬉しい。またどんなファッティでも墓地へ直行させる《終止/Terminate》は魅力的。
 因みに個人的には蘇生とサイクリングを持っている《臓物を引きずる者/Viscera Dragger》が結構お薦めです。
 そして3つ目が青と組んだカウンター・バーン。打ち消す、焼く、ドローすると嵌ったときの気持ち良さは堪らないところ。
 こちらはややマナバランスが難しいですが、赤系が苦手とするライフゲインカードを《否認/Negate》できるのは大きいです。
 何れにせよ、ほぼノンクリーチャーデッキになると思われるのでサイドから《ゼクター祭殿の探検/Zektar Shrine Expedition》や《ヴィティアのとげ刺し/Vithian Stinger》投入するのは面白いですね。
 尤も、逆にこれらをメインに入れておいて、クリーチャーを全部サイドアウトして除去を腐らせると云う戦略もアリかと思います。

 ※緑5色ドメイン
 とりあえず各色の美味しいところを取ってしまえ、と云うのが5色ドメイン。
 どの色を主軸にするかなんですが、結局緑にせざるを得ないかと。
 《国境地帯のレインジャー/Borderland Ranger》と《不屈の自然/Rampant Growth》、《砕土/Harrow》辺りが安定したマナ基盤を築く助けになるかと。
 そして、《マトカの暴動者/Matca Rioters》と《爆発する境界/Exploding Borders》等の版図カードは5色でこそ光るカードです。
 あまりにもカードの選択肢が多すぎて、どれがお薦めとは云えないんですが、とりあえず上記2枚は鉄板です。
 このデッキこそ、構築する人によって違いがでるデッキではないかと思います。
 5色なので、相手にしてみれば何が出てくるか判らないのも利点です。
 但し、何だかんだ云っても5色なので、最序盤に《広がりゆく海/Spreading Seas》辺りでマナトラブルを起こらされると厳しいものがあります。
 そこの部分に目を瞑れば、面白いデッキが組めそうです。  
 
 ※その他のデッキ
 《朽ちゆくヒル/Putrid Leech》、《不気味な発見/Grim Discovery》が使えるジャンドや《魂の操作/Soul Manipulation》と《臓物を引きずる者/Viscera Dragger》、それと単純に蘇生を活かしたグリクシス等もあるんですが、正直何れもナヤ系の劣化版の印象が否めません。
 それぞれ良い点もあるので、ワンチャンスあるのですが、風邪気味のけんつよのオツムではもう限界です。
 
 ※総括
 結局この環境のベスト5と云えるカードは、
 《兵員への参加/Join the Ranks》、《宝物探し/Treasure Hunt》、《焼尽の猛火/Searing Blaze》、《巨森の蔦/Vines of Vastwood》、《冒険者の装具/Adventuring Gear》。
 これらを使うか使われるかです。
 あ、《広漠なる変幻地/Terramorphic Expanse》とかのマナ基盤は別ですよ。あれはデフォルトなので。
 上記のカードのどれも使わないデッキで勝ち抜くのはかなり厳しいと思われます。

 けんつよはゲームセットですが、皆さん頑張ってくださいね。

《再帰/Undo》

2010年3月12日 日常
 「出汁を巡る冒険」も一段落したと思ったら、完璧な風邪です。しんどい。
 何はともあれ、応援してくれた皆様に感謝を。

●今日のフルコモンスタンダード徹底分析話

 ええっとまあ、色々あって、ちょっとお休みしておりましたフルコモンの話ですが、休んでいた分ちょっと早足で行きます。
 今日はデッキのアーキタイプについて。

 ※ナヤ・ビートダウン
 ビートダウン系で尤も有力と思われるのが、ナヤ・ビートダウンだと思われる。
 何と云っても環境最強の1マナクリーチャーである《野生のナカティル/Wild Nacatl》が最もその力を活かして使える点と2マナ域カードの充実振りである。
 具体的に云うと《天望の騎士/Knight of the Skyward Eye》、《コーの空漁師/Kor Skyfisher》、《クァーサルの群れ魔道士/Qasali Pridemage》、《ヴァレロンに仕える者/Steward of Valeron》辺りであろうか(因みにがっちり硬いクリーチャーとしては《灰色のレオトー/Grizzled Leotau》があります)。
 中盤以降にも《ロウクスの粗暴者/Rhox Brute》や《喰らうワーム/Gorger Wurm》などのファッティ等と恵まれています。
 そして、除去としては《忘却の輪/Oblivion Ring》、《稲妻/Lightning Bolt》等の通常のスタンダードでも使われているカード達がいます。
 更には全体除去のない環境では最強《巨大化/Giant Growth》系呪文である《巨森の蔦/Vines of Vastwood》が安定して使える点も高ポイント。
 具体的な構成としてはどうしても序盤が2マナ域が白に偏るため、緑白にタッチ赤と云う形がお薦めです。
 サイドには《ヴィティアのとげ刺し/Vithian Stinger》、《枝分かれの稲妻/Branching Bolt》若しくは《死の一撃のミノタウルス/Deadshot Minotaur》、《魂の管理人/Soul Warden》等がお薦めです。
 とまあ、良いところしか無いようなナヤ・ビートダウンですが、弱点としてはカードアドヴァンテージを取るのが難しいため、一旦息切れまたは盤面が硬直すると巻き返すのが辛い点でしょうか。
 この辺は《冒険者の装具/Adventuring Gear》で強引に押し倒す方向に行くか、《安全な道/Safe Passage》で一方的にクリーチャーを薙ぎ倒すしかないかもしれません。
 とりあえず、環境的にはスタート地点。

 ※ナヤ・同盟者
 同じナヤカラーでもこちらはシナジー重視型のビートダウン。
 《オラン=リーフの生き残り/Oran-Rief Survivalist》、《灰色革の狩人/Graypelt Hunter》、《アクームの戦歌い/Akoum Battlesinger》、《高地の狂戦士/Highland Berserker》、《タクタクの唸り屋/Tuktuk Grunts》辺りが主力になりそうです。
 特に《灰色革の狩人/Graypelt Hunter》はサイズアップして行く上に貴重なトランプル持ちですから、戦線を強引に突破するのにかなり強力。
 そして呪文としては必須の《兵員への参加/Join the Ranks》。
 同盟者デッキでのこのカードの壊れっ振りは異常。
 採用しない手はありません。ですが、コモンの白い同盟者が概ね後ろ向きなので、緑赤に白をタッチする方向が正解かもしれません。
 またこのデッキでも《巨森の蔦/Vines of Vastwood》と《冒険者の装具/Adventuring Gear》は必須。
 シングルシンボルのカードが殆どなので、その気になれば更なる多色かも可能かもしれません。
 サイドには《オンドゥの僧侶/Ondu Cleric》やメインから零れた同盟者をマッチアップに応じて投入するのが良いかと。
 若しくは同盟者に縛られずにナヤカラーの優秀カードで良いかも知れません。
 ナヤ・ビートダウン同様、《兵員への参加/Join the Ranks》以外で殆どカードアドヴァンテージが得られないため、その辺が課題です。 
 もしもクリーチャーを大量投入するなら《ガルガンチュアンの贈り物/Gift of the Gargantuan》にも可能性があるかも。

 ※白青・同盟者
 今度は同じ同盟者でも超後ろ向きな同盟者デッキ。
 《オンドゥの僧侶/Ondu Cleric》や《マキンディの盾の仲間/Makindi Shieldmate》でがっちり序盤を支えつつ、《ハリマーの採掘者/Halimar Excavator》でライブラリを削る形。
 《兵員への参加/Join the Ranks》がこのデッキでも訳の判らない強さを見せつけます。
 《ハリマーの採掘者/Halimar Excavator》への除去に対しては《否認/Negate》や《妨げる光/Hindering Light》できっちり守りつつ。
 また一旦、《ハリマーの採掘者/Halimar Excavator》をバウンスして再度戦場に出すことも面白いかと。
 基本2色で構わないとも思うんですが、もう少し同盟者を増やしたいなら、緑か黒をタッチすることになりますが、その辺はお好みで。
 あと、やはりカードアドヴァンテージは重要なので、《宝物探し/Treasure Hunt》か《深遠の謎/Mysteries of the Deep》のどちらかは必須かと。 
 それと《ハリマーの深み/Halimar Depths》はかなり良い仕事します(《宝物探し/Treasure Hunt》と組み合わせると特に)。
 サイドには火力耐性を付ける《蜘蛛糸の網/Spidersilk Net》や真っ先に的になってくれる《魂の管理人/Soul Warden》等が面白いかもしれません。

 ※バント・賛美型ビートダウン
 白を中心としたバントですが、何せ全体除去のない環境ですので、出せるクリーチャーは出しておいて問題ない訳です(ブラフを除いて)。
 そう云った環境で攻防両面で強いデッキって何でしょうか。
 賛美システムです。複数の賛美能力にバックアップされた先制攻撃、被覆持ちの《器用な決闘者/Deft Duelist》をブロック出来るクリーチャーが環境にどれくらいいるでしょう。
 それを一番活かすとなると当然バントカラーになる訳で。
 そしてクリーチャーが多い環境で殴りつつブロッカ(因みに賛美は持ってないんですが《灰色のレオトー/Grizzled Leotau》は軽くて硬いです)を残せるバントはデッキとして、かなり有力な選択肢です。
 因みにネタバレしとくと赤系が《器用な決闘者/Deft Duelist》対策に突っ込んでくるかもしれない《地鳴りの揺るぎ/Seismic Shudder》は《安全な道/Safe Passage》や《印章の祝福/Sigil Blessing》で回避できるため、結局投入されないかと思われます。
 ついでに云っておきますと白系デッキでスロットに余裕があるならアドヴァテージの取れる、続唱つきの《嵐呼びの加護/Stormcaller’s Boon》や前述のやばいカードである《安全な道/Safe Passage》はかなりお薦めです。
 んで、白いデッキとしてほぼ単色のビートダウン(例えば《ステップのオオヤマネコ/Steppe Lynx》や《帆凧の弟子/Kitesail Apprentice》、《古参兵の鎧鍛冶/Veteran Armorsmith》に《冒険者の装具/Adventuring Gear》等を中軸に据えたデッキ)を組むのは、結局ナヤカラーのデッキの下位互換なので割と厳しい印象を受けております。
 まあ、バントカラーとしては結局3色にするなら賛美システム、白青を濃くするなら同盟者、白緑にするならナヤにシフトした方が良さそうです。
 あ、それとM2010の優秀クリーチャーである《魂の管理人/Soul Warden》と《目潰しの魔道士/Blinding Mage》も白メインなら割と良いですよ。

 ※何か見直してみたら、文字数にひっかかていたのか謎に途中で切れておるので、スライドしておきました(もし、二重書き込みになっていたらすいません)。
出汁を巡る冒険・最終回
 「この世界からそれぞれが飛び出して行くんだ。それぞれの出汁を持って」
 「どう云う事だ。云っている意味が判らない」
 皆、一様に口を合わせる。
 「比較的「上の境界に居た」けんつよなら判るだろう。世の中は2次元だけじゃないって事を」
 「・・・薄々は感じていたが」
 そう、けんつよは複雑な表情で答えた。俺はそれを受けて、
 「いつまでも2次元の出汁だけで満足していてはいけないんだ、3次元で充実した出汁ライフを送らなければ本当の出汁の味は判らない。要するに所謂リア充ってやつだ。俺はこの表現は大嫌いなんだがな」
 「3次元?」
 「・・・充実した出汁ライフ・・・か」
 誰かがそう呟くと一瞬の静寂が店内全体に拡がった。そして、 
 「3次元で出汁!3次元で出汁!3次元で出汁!」
 全員が出汁を合わせて、精一杯の出汁を取る準備をはじめた。皆、概ね同意してくれたようだ。
 「それじゃあ俺はこの辺で」
 「俺も行くとするか」
 「またいずれ何処かで」
 「さよなら、充実した出汁ライフを」
 「これからは心機一転、良い出汁を取って行くかね」
 「俺の方がより良い出汁を取るさ、お互い頑張ろうぜ」
 「どうか皆さん、お元気で」
 「そうだな、皆、達者に出汁を取れよ」
 そんな風にひとり、またひとりとこの全ての境界が崩れた世界から3次元へと自分だけの本当の出汁を取りに旅立って行く。
 そうして、最後にふたりきりになったところでけんつよが俺にこう切り出す。
 「3次元で出汁か。あんたはこれからどうするんだ」
 「どうするのかな。気が向いたらまた相変わらず訳の判らない事を垂れ流しているんじゃないか」
 「そうか。それがあんたにとっての最高の出汁と云う事か。さて俺ももう行く事にしよう」
 そう云い残してけんつよは旅立って行った。
 すっかり静かになったこの世界で誰に云うでも無く、俺は呟いた。
 「さあ、全ての「俺」へ告げよう。今直ぐにモニタの前から立ち上がって出汁を取りはじめようではないか」
 ・・・あなたの「出汁を巡る冒険」は、たった今、スタートしたばかりだ。

 完。


 参考資料・文献・ウェブサイト

 筒井康隆「朝のガスパール」(朝日新聞社)
 筒井康隆「電脳筒井線・朝のガスパールセッション・1、2、完結篇」(朝日新聞社)
 丸山健二「千日の瑠璃(上・下)」(文芸春秋)※芸は旧漢字。
 栗 良平「一杯のかけそば」(角川文庫)
 阿佐田哲也「麻雀放浪記・青春編」(角川文庫)
 T・イーグルトン「文学とは何か」(岩波書店)

 雁屋哲・花咲アキラ「美味しんぼ」(小学館)
 牛次郎・ビッグ錠「包丁人味平」(集英社)
 早川光・松枝尚嗣「ダシマスター」(集英社)
 「デュエリスト・ジャパンvol.1~18」(ホビージャパン)

 Island Walker Unlimited Edition(http://islandwalker.at.infoseek.co.jp/
 Private Square(http://privatesquare.web.fc2.com/
 まじっ九印どっとこむ(http://www.magikuin.com/
 Wikipedia(http://ja.wikipedia.org/wiki/

 (以上順不同、敬称略)

 この連載は2009年8月6日から2010年3月8日まで「けんつよの雑記帳(http://31867.diarynote.jp/)」にて掲載されました文章を一部加筆訂正したものです。


 あとがき

 この連載のきっかけは、日頃、あまりに訳の判らない馬鹿なことばかり云うものだから、ある人に、
 「これは自分だけが聞いているのは勿体無いです、是非ブログにでも書きましょう」
 と云われた事ではじまった、半分冗談のような話でした。
 連載当初はとりあえず「意図的にピントをずらして、平易な文章なのに読んでも良く判らない」と云う、「何と云うか読んでいて時間の無駄」な私の他人を煙に巻くところを楽しんでもらえれば良いかな、ぐらいのつもりだったのですが意外にも好評だったのでもう暫く連載を続ける事にしました。
 本当に最初から最後まで大したプロットも立てず、書き溜めも全く無くてモニタの前に座ってから話(この場合は出汁ですね)を考えると云う、適当な伏線を張りまくってるだけの馬鹿なお遊びをしていたのは概ね事実です。
 しかし、途中からこれは私の敬愛する作家である筒井康隆御大の「朝のガスパール」の構成をそのまま当て嵌められるのではないかと考え、幾つもの境界が存在する世界観を意識しはじめました。
 正直「出汁を巡る冒険」と云う連載はリスペクトと云うか、パクr…です。しかも凄まじくレヴェルの低い。
 それから(具体的に云うと)去年の10月末から休載しだした頃から、
 「この連載はできれば全50回で終わらそう」と決めていました。
 そこから結果的に紆余曲折を経て有る意味、綺麗にきっちりと噛み合って案の定、伏線を何一つ回収しないままドタバタするだけと云う私の予定通りに書き終える事ができました。
 一応、最終回の話だけは結構前にぼんやりと考えていまして、私が書いたにしては上出来の出汁は取れたかなと思っております。
 何はともあれ、こんなつたない、訳の判らない出汁に浸かってくれた皆様方に感謝を。
 それと、出汁にされてしまった方々と、私にこの連載をはじめることを薦めてくれた依頼人にも愛と感謝を。
 今は書き終えられたと云う気持ちだけですので、今後や次回作については未定ですが、皆様の希望があれば、また新たな形のライトノヴェル(あとがきまで引っ張るか)をだらだらと書きはじめるやもしれません(流石に続篇は無理ですが)。
 最後になりますが、日頃、現実の世界でご迷惑をお掛けしているのに笑って受け容れてくださる県内MTG関係者の皆様にも最大限の感謝を込めて。

 そして、この作品を私の最愛の妻に捧げます(妻は一度も読んでいませんが)。
 しかし何とか精神崩壊するところをぎりぎりで踏ん張って俺は皆にこう釈明する。
 「しょうがないじゃないか。元々これくらいの長さで収束する筈だったんだから」
 「ふざけんなよ。だからって全部の伏線ほったらかしでトンズラする気かよ」
 一同が出汁を合わせる。
 内心では、「いやいやいや。元々色々と茶化しつつ出汁の中で遊ぶ事だけが俺のやるべき事だし」とは思ったが、
 「だからこうして全ての境界を崩して最後の出汁を取りにやって来たんじゃないか」
 「それじゃあ、どうやってこの「出汁を巡る冒険」の始末をつけるつもりなんだ」
 けんつよが真剣な目で俺に尋ねると皆が一斉に俺を睨みつける。
 俺は暫くの間を置いて、こう答える。 
 「それはだな・・・」 
  
 以下次回。

●今日の「出汁を巡る冒険」話

 愈々、次回をもって「出汁を巡る冒険」も最終回を迎えます。
 色々思うことはありますが、それは明日にでも。
 良かったら明日もまた覗きに来てください。

●今日のけんつよ話

 眠る眠る~♪(「すばらしい日々」ユニコーン)な一日でしたけんつよです。
 あんまり寝すぎて逆にフラフラするぐらいですわ。
 そんな訳で今日は大会にも行かず、いや行けずにゴロゴロしておりました。
 しっかしジャンドがかなりいたと云う情報なので、ニッサフレアなんかで出撃してたら大惨事でしたね。
 まあ、それはそれで面白いんですが。
 次の機会を楽しみにしておきましょう。

●今日のフルコモンスタンダード徹底分析話・その2

←壱@HAMA研さんのところでも攻略記事があるので、そっちの方がよっぽど役に立ちます。
 さてさて、こちらでは、今回はようやっと具体的な環境を支配するであろうカード群について。

 ※各種《~の異国者/~Outlander》サイクル(《ヴィダルケンの異国者/Vedalken Outlander》等)
 普通のスタンダードでは見向きもされない、このカード達の存在が、各単色デッキの構築を難しくさせています。
 例えば《ヴァレロンの異国者/Valeron Outlander》に《野蛮な影法師/Savage Silhouette》がエンチャントされた場合、黒単色では対処できない脅威となります。
 例えメインに《~の異国者/~Outlander》が投入されていなくとしても、対戦はサイド後の方が多い訳ですから、メタられた場合、これらのカードを無視することはできないかと思われます。

 ※《焼尽の猛火/Searing Blaze》
 そんな中、前回から述べている様に、単色デッキで唯一例外だとしているのが赤単色。
 理由としては、基本的にバーン寄りの構成になると予想されるので、そもそものコンセプトとして軸が違うと云う点。
 しかし、どうしても除去しなければいけないクリーチャーもいるため、それらを除去しつつ、プレイヤにダメージを与えられるこのカードは強力です。
 因みにバーンにするにも、純粋な赤単にすれば《地鳴りの一撃/Seismic Strike》や《尖塔の連射/Spire Barrage》等が取ることができ、赤タッチ黒なら《荒廃稲妻/Blightning》や《マルフェゴールの息/Breath of Malfegor》等が取れます。  

 ※《終止/Terminate》
 そう云った赤黒系デッキとしては単体最強除去が《終止/Terminate》。
 問答無用の除去なので、バーンデッキよりはアグロデッキでブロッカを排除するために使いたいところ。
 マルチカラーなので《ヴィダルケンの異国者/Vedalken Outlander》と《ヴァレロンの異国者/Valeron Outlander》に効かないのはご愛嬌。

 ※《巨森の蔦/Vines of Vastwood》
 何れにせよ環境に除去が溢れているのは目に見えているのだが、実は全体除去が《地鳴りの揺るぎ/Seismic Shudder》ぐらいしかないっぽい(自信がないのが、碌に調べもしない、けんつよの適当なところ)。
 そこで登場するのが《巨森の蔦/Vines of Vastwood》。
 緑系のクリーチャーデッキならどんなデッキにも投入出来る上、実は1マナの《妨げる光/Hindering Light》。
 キッカーを払えば、普通に《巨大化/Giant Growth》としても機能。
 緑系のデッキと当たった際は常に考慮する必要があります。

 ※《忘却の輪/Oblivion Ring》
 プロテクション(白)を持つ、《ゴブリンの異国者/Goblin Outlander》と土地を除き、全てのパーマネントを除去できる、強力カード。
 これらの他にも白には追放系のカードが多く、《未達への旅/Journey to Nowhere》、《イオナの裁き/Iona’s Judgment》、《圧倒する静寂/Resounding Silence》等があります。
 どんな大きなクリーチャーでも問題なく対処できるため、アグロデッキにせよコントロールデッキにせよ強力だと云えるでしょう。

 ※《クァーサルの群れ魔道士/Qasali Pridemage》
 そんな《忘却の輪/Oblivion Ring》に対して、メインから問題なく投入できるカードがこれ。
 2マナ2/2の賛美持ちに《帰化/Naturalize》が内臓されているのですから、弱い訳がなく。
 様々な《帰化/Naturalize》系呪文の中、白緑をベースにしたデッキなら充分その居場所はあるかと。

 ※《朽ちゆくヒル/Putrid Leech》
 さて、同じ2マナ2/2クリーチャーですが、こちらはそのプレッシャーの大きさが売り。
 通常のスタンダードでその強さは充分に証明されているので、可能ならば投入したいところ。
 《終止/Terminate》や《忘却の輪/Oblivion Ring》等の除去を持たなければ、クリーチャー同士で相討ちするのが困難なクリーチャーです。

 ※《深遠の謎/Mysteries of the Deep》
 状況限定で5マナ呪文とは云え、コモンで3枚のカードが引けると云うまさに謎のカード。
 《焼尽の猛火/Searing Blaze》の欄で赤バーンについて言及しましたが、バーンデッキにとっての負けパターンの多くが息切れ。
 そんな中、青のドロー強化と打ち消し呪文を赤の火力を組み合わせる選択肢はかなり有力だと思われます。
 シングルシンボルなので、あらゆる青系デッキに投入可能なのも魅力。

 ※《取り消し/Cancel》
 打ち消し呪文の鉄則として、「こちらが支払うコストに対して見合うカードを打ち消す」ことに価値があると思っているのですが(かつての《対抗呪文/Counterspell》や《呪文づまりのスプライト/Spellstutter Sprite》が強かったのはその辺りでは無いかと)、通常のスタンダードでは1対1で凌いでゆくには厳しい呪文が立て続けにプレイされるので、《取り消し/Cancel》が使われる機会が少なかった(最近のコントロールでは採用されることもあるようですが)と思います。
 さて、フルコモン環境では、このカードはどうなのでしょうか。
 個人的には悪くないと思います。
 多くのデッキが減速を余儀なくされている上、比較的貧弱なドローソースしか無い青(《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》とかいないですからね)でも、《予言/Divination》や《深遠の謎/Mysteries of the Deep》でバックアップすれば、充分《取り消し/Cancel》が間に合い、次へ繋ぐことができるのではないかと。
 デッキ構築にもよりますし、打ち消し呪文も限定的なものが殆どですが、そこは腕の見せどころです。

 ※《兵員への参加/Join the Ranks》
 恐らく誰もが一度は検討するであろう同盟者デッキで最重要なカード。
 同盟者の能力を2回トリガーするため、《オラン=リーフの生き残り/Oran-Rief Survivalist》や《アクームの戦歌い/Akoum Battlesinger》が強力に機能する上、インスタントなのでコンバットトリックとしても有効だ。
 また《ハリマーの採掘者/Halimar Excavator》がいる状況でプレイすると結構気持ち良かったりする。
 因みに密かに兵士でもあるので、《古参兵の剣鍛冶/Veteran Swordsmith》等とも相性が良い。

 ※《ステップのオオヤマネコ/Steppe Lynx》
 こちらも誰もが検討する上陸デッキの中核をなすクリーチャー。
 だが、個人的にはスタンダードの上陸デッキをそのままマイナーチューンするのはお勧めしません。
 無論、完全に否定する訳では有りませんが、同じフェッチとは云え、対抗色フェッチと3色フェッチではその速度にあまりに差が有る上、肝心の《イーオスのレインジャー/Ranger of Eos》がいないからです。
 《帆凧の弟子/Kitesail Apprentice》や《冒険者の装具/Adventuring Gear》辺りと組み合わせて、無難に白系の1マナ圏クリーチャーとして考えた方が良いかと。 

 ※《ヴィティアのとげ刺し/Vithian Stinger》
 ティム。ようするに1点砲台。確かに《狡猾な火花魔道士/Cunning Sparkmage》程強い訳では無いし、《バジリスクの首輪/Basilisk Collar》も存在しないが、それでも環境のタフネス1の存在、つまりは上陸デッキ対策として有力。
 因みに《地鳴りの揺るぎ/Seismic Shudder》も悪くないのだが、他のマッチアップでも腐らないと云う点でこちらを推したい。
 実はこの環境の有力キーワード能力である蘇生持ちなのも見逃せない。 

 ※《臓物を引きずる者/Viscera Dragger》
 続いて蘇生持ちクリーチャーの登場である。普通にプレイしても《丘巨人/Hill Giant》である上一度除去されても蘇生し、序盤はサイクリングしておいて、中盤に3/3の速攻クリーチャーを突っ込ませると云うことも可能だ。
 黒絡みの所謂グリクシス(青黒赤)のキーワード能力である蘇生はもしも黒を中心としたデッキを組むのならば、一考の余地があるかもしれません。

 ※《捕らえられた陽光/Captured Sunlight》
 さて、この環境は如何にしてアドヴァンテージを得るかと云う点に尽きると話をしていますが、続唱と云う能力はまさにそれを体現している。
 このカードは一見地味だが、実際は只で4ライフを得ている。
 赤単色のバーンを意識する上で、かなり優秀なカードではないでしょうか。
 《陽の泉の探検/Sunspring Expedition》のようなライフゲインカードは割と存在する。
 赤単色に対して数点上乗せされたライフアドヴァンテージはどれくらいの痛手なのか。
 結局はメタゲームの話に収束していくのだが、この未知の環境でこのカードを採用するかどうかと云うことを考えてゆくのが、まずは必要なのではないかと。
 蛇足だが《悪魔の戦慄/Demonic Dread》の様な途轍もなく微妙なカードでさえ、まずは試して気持ちが大事ですね。

 ※《広がりゆく海/Spreading Seas》
 前回のエントリで「何はともあれマナ基盤から」と書きましたが、逆にそれを機能不全状態にすれば、無論勝率はあがる訳で。
 土地に干渉する呪文は意外と多いですが、一番メインに入れても問題無いのがこのカードではないかと。
 それを推す一番の理由はやはり「カードを1枚引く」点です。
 例えば、多色デッキに《破砕/Demolish》は4ターン目でも効くかもしれませんが、赤単相手に《山/Mountain》がひとつ破壊されたからと云ってどうしようもないですよね。
 《広がりゆく海/Spreading Seas》はそう云った点で「2ターン目に」、「色マナトラブルを起こさせ」、「例えいつ引いても1枚はカードが引ける」のです。
 メタゲーム次第ではサイドから《見紛う蜃気楼/Convincing Mirage》、《破砕/Demolish》を組み合わせることで面白いデッキ構築ができるかもしれません。
  
 …とまあ、今日も今日とて無駄にカードを紹介しましたが、皆さんの構築の一助となれば幸いです。
 明日は「出汁を巡る冒険」の最終回なので、徹底分析はお休みです。

 それでは今日のところはお休みなさい。
 77歳の年寄りの身には多少堪えたが、何とか歩いていくと、暫くして着いたそこは案の定、崩太さんの蕎麦屋だった。
 これまで、俺の紡いできた「俺」達が店内で一同に介している。
 そうして、店に入って来た俺に開口一番、剣聖が問い質す。
 「俺は結局どういう出汁を取れば良かったのかね。結局「一杯のかけそば」のリスペクトぐらいしかしてない気がするが」
 「俺にも判らない、結局只の茶番だったのかもしれない」
 「そう云うもんかね。俺は納得いかんのだが」
 「そうですよっ!俺なんて《マリーシの双子爪/Marisi’s Twinclaws》先生のところでようやっと弁も立ってきたと云うのにっ!」
 編集者のかわうそが怒鳴り散らす。
 「俺にも判らない、結局只の茶番だったのかもしれない」
 「そんな事云うなら俺だって世間体や台風やら普通の蕎麦の台抜き頼む若者とか味付け海苔を勧める奴、碌な連中が来ませんでしたよ!」
 そう普段、温厚な崩太さんが怒声をあげる。
 「俺にも判らない、結局只の茶番だったのかもしれない」 
 「崩太さんなんか、まだ良いですよ。俺なんて登場したと思ったら記憶が無くなって、意味不明ですよ」
 と崩太さんの店の常連である新聞記者の逆くんが割り込んでくる。
 「俺にも判らない、結局只の茶番だったのかもしれない」
 「そんな事云ったら、俺なんて大概コメントの引用ですよ、どうなってるんですか」
 くりすさんがそう云うのも尤もだ。 
 「俺にも判らない、結局只の茶番だったのかもしれない」
 「茶番茶番ってそれだけ云ってれば良い出汁だったと思うんですかっ!俺は結局何処に出汁を持って行けば良かったんですか」
 と壱@HAMA研がずばり確信を突いてきた。
 「俺にも判らない、結局只の茶番だったのかもしれない」
 「だからぁ、何でいつの間にやらダーリー@HAMA研と一緒に出汁ドラフトとか訳の判らないものをやりに行くんですが」
 「俺にも判らない、結局只の茶番だったのかもしれない」
 お、自分の名前が出たとダーリー@HAMA研が切り出す。
 「結局のところ、何にも考えてなかったんでしょう?」
 「俺にも判らない、結局只の茶番だったのかもしれない」
 正直厳しいなと思っていると、そこに追い討ちをかけるように竹@よせあつめさんが呟く。
 「詰まるところ、悪の出汁機関って何なんですか?」
 「俺にも判らない、結局只の茶番だったのかもしれない」
 「これじゃあ総統閣下@よせあつめさんの立場がないですよね」
 不満の爆発は更に続く。そこに、主水@HAMA研が俺に断言する。
 「ぶっちゃけ、面倒くさいんでしょう。余りにも適当過ぎる上に自由過ぎます」
 す、鋭すぎる。思わず惚れてしまいそうだ。
 「俺にも判らない、結局只の茶番だったのかもしれない」
 そう答えるのがやっとだった。
 周りの俺や俺やら俺の執拗な追求に、結局のところ、誰が一体俺なんだと、俺の精神が崩壊寸前になってしまう。
 
 以下次回。

●今日のけんつよ話

 「出汁を巡る冒険」の前回のエントリを一部修正。折角の出汁が活かされてないので。

 昨日、遅くに帰ってきて、日記アップして、とりあえず一服したら「孤独のグルメ」読みつつ寝るかなってテレビつけたら井上陽水の特集番組やってて、思わずかぶりつきで観る。
 しっかもエピソードとして「自分に影響を与えた作家ベスト3」に入るであろう、色川武大(阿佐田哲也)御大のVTRが。
 ああ、まだまだ生きていて欲しい作家さんだったなあと思いつつ、結局朝方まで起きていまして、もう眠い眠い眠いですよ。
 でも今日は「タモリ倶楽部」観たいので、もう少し起きていたいところ。

●今日のフルコモンスタンダード徹底分析話

 来たる3月14日に我が愛してやまないCANくん主催のフルコモンスタンダードの大会があるので、大会までの間、けんつよなりに色々考えている事をつらつらと書いていこうかと(因みにけんつよは諸事情により、参加出来るかはかなり微妙です)。
 流石にサンプルデッキとかまで紹介してしまうと皆さんの楽しみを奪ってしまう為、あくまで構築のちょっとしたヒントになればぐらいの感じで。

 まず普通のスタンダードと違う点として、各種プレインズウォーカーや《審判の日/Day of Judgment》、《残酷な根本原理/Cruel Ultimatum》のような、強力なアドヴァンテージカードの欠如。
 次に《悪斬の天使/Baneslayer Angel》や《ジュワー島のスフィンクス/Sphinx of Jwar Isle》、《若き群れのドラゴン/Broodmate Dragon》のようなカード1枚で場を掌握するクリーチャーが居ない事。
 そして、一番考えなければならない点は、マナ基盤の脆弱性ではないかと。
 つまりはタップイン3色地形(《秘儀の聖域/Arcane Sanctum》等)、M10ランド(《氷河の城砦/Glacial Fortress》等)、対抗色フェッチランド(《湿地の干潟/Marsh Flats》等)、ミシュラ地形(《天界の列柱/Celestial Colonnade》等)が存在しない為、安定したマナ基盤を構築するのが難しい訳ですね。
 とは云え、現在のコモンカードのラインナップを見た第一印象では、赤単またはそれに順ずるデッキを除いては、正直単色は厳しく、多色化をしなければいけないでしょう。
 そう云う事でまずは、コモン環境でのマナベース関連のカードを見ていきたいと思います。

 ※色マナ補正

 全景サイクル(《エスパーの全景/Esper Panorama》等、一応マナが出る為、マナ基盤が問題ないならそのままテンポを保てる点で優れている)
 《広漠なる変幻地/Terramorphic Expanse》(1ターン遅れるが、どの基本地形も持ってこられるので運用やマナ補正が楽)
 《断ち割る尖塔/Rupture Spire》(大きくテンポを失うが、どの色も出る為、多色化した遅めのデッキには最適)
 基本地形サイクリングサイクル(《抵抗の微光/Gleam of Resistance》等、後半に腐りにくい点が利点)
 《国境地帯のレインジャー/Borderland Ranger》(自身が2/2のクリーチャーなので、ハンドアドヴァンテージを得られる)
 友好2色地形サイクリングクリーチャーサイクル(《聖域の耕し獣/Sanctum Plowbeast》等、これも後半腐りにくい)
 《巡礼者の目/Pilgrim’s Eye》(どの色にも投入可能なアーティファクトクリーチャー、《国境地帯のレインジャー/Borderland Ranger》同様、ハンドアドヴァンテージを得られる)
 境界石サイクル(《原霧の境界石/Fieldmist Borderpost》等、因みに上陸との相性が良い)
 《天球儀/Armillary Sphere》(2枚基本地形を持ってこられる為、ハンドアドヴァンテージにもなる)
 
 ※マナ加速

 《コーの地図作り/Kor Cartographer》(やや重く、持ってこれるのは《平地/Plains》限定だが、カードカウント的にロスはない)
 《東屋のエルフ/Arbor Elf》(《森/Forest》がある前提だが、殆どが基本地形が中心になると思われるので運用に問題はないと思います)
 《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》(定番のマナ加速クリーチャー。《東屋のエルフ/Arbor Elf》同様、除去られると厳しいが、後半はチャンプブロッカにもなるので選択の余地はある)
 《ヴァレロンに仕える者/Steward of Valeron》(マルチカラーの為、デッキを選ぶがマナ加速しつつアタックにも行ける優良クリーチャー)
 《不屈の自然/Rampant Growth》(これも定番のマナ加速、色マナ補正にもなる)
 《カルニの心臓の探検/Khalni Heart Expedition》(マナ加速、カードカウント上的には問題ないが、早めに出せればかなり強いが、後半に引くと厳しい為、デッキを選ぶかと思われる)
 《砕土/Harrow》(インスタントタイミングのマナ加速、アンタップで戦場に出るため、比較的展開を阻害しない)
 《豊穣の痕跡/Trace of Abundance》(色拘束はあるが、多色化しているデッキには良いカードかも)

 ※擬似マナ補正、加速

 《宝物探し/Treasure Hunt》(噛み合えば、追加の土地を手に入れられる意味でマナ補正になるかと。最悪、ライブラリーの一番上の1枚の呪文が手札に入る為、次の土地のドローへの可能性は高くなる)
 《広がりゆく海/Spreading Seas》(基本的にこのカードは相手のマナ基盤を崩す為に投入しますが、自分の土地につけてもキャントリップなので問題は無い)
 《見紛う蜃気楼/Convincing Mirage》(このカードも《広がりゆく海/Spreading Seas》同様なカードな上、カードカウント的に微妙ですが、これはどの基本地形にも化けられる、まあ微妙)
 《不気味な発見/Grim Discovery》(《エスパーの全景/Esper Panorama》等と組み合わせれば、マナ補正が楽に。無論カードカウント面で得をする可能性がある点も優秀)
 《探検/Explore》(このカード自体がマナ加速に確実に繋がる訳では無いが、キャントリップなので、いつ引いても問題が無い)
 《歩く大地図/Walking Atlas》(土地を持ってれば、早めに高コストの呪文のプレイに辿り着ける。上陸と相性良し)
 《開拓者の望遠鏡/Explorer’s Scope》(条件は限定されるが、上陸との相性良し)

 意外にもマナと云えばこの色の緑だけでは無く、どんな色でもマナベースの安定自体は可能なのが伺える。
 しかし、《湿地の干潟/Marsh Flats》のような、戦場にアンタップ状態で出る土地を持ってくるカードが少なく、プレイにマナが必要なものが大半な為、普通のスタンダードに比べて環境は減速する可能性も否めない。
 繰り返しになるが、何れにせよ、赤単色系以外のデッキは2色以上の多色化を余儀なくされるので、
 充分にデッキのマナベースについて検討に検討を重ねることが必要になるのは間違いない。
 ああ、書き漏らしたカードとかもあるかもしれませんので、それはドンマイと云う事でひとつ。

 ついでに特殊地形についても言及しておきます。
 ゼンディカーとワールドウェイクのコモンサイクルの土地は大体どれも強く、スロットに空きがあるなら数枚は投入の余地がある。
 特に《ハリマーの深み/Halimar Depths》は強力なので、一考に値するかと。
 それと《流砂/Quicksand》についてですが、環境に緑系がいると判断且つ、除去に困っているなら、1、2枚は検討してもいいかもしれません。
 
 ・・・などと、偉そうに能書き垂れてみましたが、「折角のフルコモンスタンダードなんだから気軽に出れば良いじゃない」とも思うのもまた一理ありますね。
 まあ、次回はもうちょっと具体的なアーキタイプについて考えてみたいと思います。それでは。
 出汁の中は全ての境界が崩れかけた影響で幾つもの具がぐらぐらと煮えたぎっていた。
 「俺」達は皆無事だろうか。
 とりあえず万が一のために出汁は持って来たが、俺が書いておきながら、既に右も左もよく判らない状態だ。
 それにしても暑い。こんな季節だと云うのにやはり出汁の中だなと俺は思う。あちこちで混乱が起きているせいかもしれない。
 いっその事、もう出汁を飲み干してしまえたらどんなに楽だろう。
 だらだらと長い坂を登りながら、「懐かしいフレーズだな、このくだり」と思いつつ、ひとまずは崩太さんの蕎麦屋を探すが、あるのは呑み屋ばかりで蕎麦屋は見当たらない。
 途方に暮れながら周りを見渡していると、
 「今までは「けんつよ」たる俺が書いてきたと思っていたのだが、やはりまだ上の境界があったのか。あんたがこの世界のマスター、つまり出汁マスターと云う訳か」
 けんつよだ。何か予期するものがあったのだろう。俺は素直に答える。 
 「自分でそう名乗ったことは無いが、おそらく」
 更に俺は言葉を続ける。
 「・・・まあその通りだよ、全ての出汁の命が宿って、ひとつになって行く時が来たんだ」
 「そうだったのかっ!」
 そう云うと、けんつよは何かを達観した目で俺を見ながら出汁を取り出す。
 「判った。・・・実はもう皆が集まっている。直ぐそこだ」
 そう云うなり、さっさと歩きはじめたけんつよの後を俺は必死になってついていく。

 以下次回。

●今日のFNM話

 何か適当にデッキがでっち上げられたので、夕方からABSOLUTE ZEROさんに出撃。
 とりあえず以下が今回のデッキ。

 けんつよのニッサフレア

 デッキ(60)

 土地(22)

 16《森/Forest》
 4《巨森、オラン=リーフ/Oran-Rief, the Vastwood》
 2《地盤の際/Tectonic Edge》

 クリーチャー(28)

 4《東屋のエルフ/Arbor Elf》
 4《ジョラーガの戦呼び/Joraga Warcaller》
 4《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》
 1《エルフの幻想家/Elvish Visionary》
 3《ニッサに選ばれし者/Nissa’s Chosen》
 4《エルフの大ドルイド/Elvish Archdruid》
 4《皮背のベイロス/Leatherback Baloth》
 4《野生の狩りの達人/Master of the Wild Hunt》

 呪文(10)

 2《バジリスクの首輪/Basilisk Collar》
 3《ニッサ・レヴェイン/Nissa Revane》
 2《獣性の脅威/Bestial Menace》
 3《エルドラージの碑/Eldrazi Monument》

 サイド(15)

 3《大貂皮鹿/Great Sable Stag》
 4《酸のスライム/Acidic Slime》
 1《狼茨の精霊/Wolfbriar Elemental》
 3《巨森の蔦/Vines of Vastwood》
 1《バジリスクの首輪/Basilisk Collar》
 3《真髄の針/Pithing Needle》

 要するにやりたかったのは、電波受信した《野生の狩りの達人/Master of the Wild Hunt》と《バジリスクの首輪/Basilisk Collar》のコンボです。
 後はどうでも良いのですが、多分、組み込むのに一番しっくりくるであろうニッサフレアにしました(あ、勿論、構築自体は真剣に組みはしましたよ)。
 対戦の方は、グリクシスコントロールにWW-、緑白コントロールにWW-、白緑黒同盟者にLWWと1位。
 特に3回戦はやりたかった《野生の狩りの達人/Master of the Wild Hunt》と《バジリスクの首輪/Basilisk Collar》のコンボも堪能出来て満足(やられている方は堪ったもんじゃないと思いますが)。
 賞品として、今月のプライズの《古代の聖塔/Ancient Ziggurat》の他に《カラストリアの貴人/Kalastria Highborn》を頂戴しました。感謝。

 ・・・しっかし、とは云うものの、デッキとしてはやっぱりコンボは要らない感じです。
 《バジリスクの首輪/Basilisk Collar》2枚と《野生の狩りの達人/Master of the Wild Hunt》1枚を抜いて《森/Forest》と何か良さげなエルフ、《狼茨の精霊/Wolfbriar Elemental》を各1枚突っ込んだ方が良いかもしれません。
 後、《地盤の際/Tectonic Edge》は必須。
 サイドに関しては《巨森の蔦/Vines of Vastwood》と《真髄の針/Pithing Needle》と《酸のスライム/Acidic Slime》は必須っぽい。
 残りのスロットはメタ次第で要調整。
 まあ、おじいちゃんにしては良く頑張ったと云う事で。 

●今日のリーダー話

 昨日のエントリに颯爽と我等のリーダーのコメントが。
 ・・・リーダー程、エピソードに事欠かない御方は居ないと思うのだが、皆さんはどう思いますか。
 まあ、個人的には激ヒットなのでアリです。
 流石はリーダー。

 そんなこんなで今日はFNMにも参加したし、夜も更けておりますので、この辺で(何故ならこれから「孤独のグルメ」の新作を何度も読み返しつつ寝るからです)。
 しかしどうやってこれだけの伏線に決着をつけるのだろう。
 最早、俺自身ですら判らない。
 出汁て出汁て出汁まくった挙句にこの有様だ。
 ひとつの結論としては俺に出来る事はもうたったひとつだけであろう。
 そう、俺も「出汁を巡る冒険」の世界へ入って行く事だ。
 意を決して、この文章を書いていた俺はモニタの出汁の中へと飛び込んで行った。 

 以下次回。

●今日の嫁さんの昔話

 24時間365日、頭の沸いているけんつよですが、嫁さんは惚気でも何でもなく、極々一般の良く出来た常識人です(因みにけんつよの良心回路(ジェミニ)でもあります)。
 しかし、やはりけんつよの嫁をやっている強者。
 本人の許可を得た上で幼少時代のエピソードをネットの海に放流(許可を出す方も平然とアップする方もどうかしていますが)。

  その1:4歳の頃、昇りのエスカレータを寝そべって乗り、最終的に髪がエスカレータに巻き込まれて泣いた事がある(当然の結果だと思うのだが)。
 その2:小学校2年生の頃、所謂ワルに憧れ、夜な夜な近くの商店街へ行って、暴走族の皆様と一緒に踊っていた(どうかしている)。
 その3:同じく小学校2年生の頃、何の脈絡も無くいきなり井戸に落ちて、ユタ(沖縄では一般的な霊能者、お祓いとかしてもらいます。詳しくはググってね)のところに行く時、車で3時間かかる場所まで当時お転婆さんだったと云う理由で、シートベルトを締めさせられた挙句、ロープでぐるぐる巻きにされた事がある(どんな虐待だ)。


 他にも色々あるそうですが一応許可が下りたものは以上。 
 まあ、そんな嫁さんですが、 今では真っ当な人生を生きております。何事も希望は捨てないものですね(けんつよは77歳なので既にゲームセットですが)。
 
 さて、連載も大詰めですが、今日は色々お疲れなので、この辺で。
 とりあえず云っておきたい事。
 ここ最近のエントリ(訂正済み)について、何か色々云っておられる方々が居るみたいですが、

  当人同士は既に直接対話してきちんと和解しており、全然遺恨も無く全て済んだ話なので、その件についてはもうこれ以上、触れないで戴けないでしょうか。
 自分は兎も角、相手に失礼な話です。いい加減、勘弁して下さい。


 以上、お願いしたい事でした。
 それでは、今日の「出汁を巡る冒険」をお楽しみください。

 何の予兆も無く「その時」は訪れた。
 99年振りの大きな地震の後、俺はこの世界の記憶が幾つも消えている事に愕然とする。
 まあ、あらゆる事象なんて予期せぬ角度からやって来る、そんなものだ。
 「愈々全ての境界が交わっていく時が来たのか」
 誰かが聞いている訳でも無いのに、俺はそう呟く。
 この冒険がもうすぐ終末を迎えると云う事をひしひしと感じながら、俺は恐らくは最後になるかもしれない出汁の入った鍋に火をかけはじめた。
 全ての物事には終わりがある。
 こうなる事は最初から判っていた事ではあるのだ。
 いや寧ろこれで良かったのかもしれない、最初から「決められていた」その時が迫っていたからのだから。

 以下次回。

●今日の「出汁を巡る冒険」話

 さて、いきなり話が急に展開しておりますが、別にここ最近のエントリの件はまったく関係無く(これは本当にガチの話です)、大体これくらいでこう云う展開にしようと思っていたので、ちょうどタイミング的に境界を崩すつもりでした。
 そんな訳で「出汁を巡る冒険」も愈々クライマックスです、どういう展開になるのかは見てのお楽しみって感じで(この時点でまだ考えてないのはちょっと致命的なんですが(笑)。まあ何となくこんな感じにしようかなとは前々からは考えてましたが)。
 何せ、新感覚ライトノヴェル(まだ云うか)なので、一応それっぽくしておく予定です。

●今日のけんつよ話

 夕飯をどうしようかと考えていて、思い切って嫁と一緒に気まぐれシェフの店に行こうかとも考えましたが、タイミングが合わず残念。
 代わりと云ってはなんですが、居酒屋で良い気分になってきました。

 それで、23時前に戻ってきて、「SONGS」のBARBEE BOYSの回を観てました。
 何と云うか最高、最高、最高です。
 もう毎週やって欲しいくらいです。BARBEE BOYS大好きなので。

 もうお腹いっぱいなので、今日はこの辺で。
 ※作者取材の為、今回の「出汁を巡る冒険」はお休みです。

●今日の色々話

 大体解決したと思われるので、今回のエントリに関しては修正させていただきました。
 大丈夫だよね?
  ※諸般の事情により、このエントリは一部削除訂正を致しました。ご了承ください。

←nicofromtokyoさんにブックマークしてもらいました。ありがとうございます(ブックマークは大歓迎です、相互リンクするとその方の日記が巡回出来る様になるので)。

 しっかし、こんな謎の日記にブックマークしてくるなんて何と云う勇者。
 でも、特にコメントが無いので、「出汁を巡る冒険」に引き摺り込んで良いものか思案中。
 宜しければコメント希望。まあ、放置プレイも嫌いじゃないです。

 あ、因みに昨日のシースーは最高でした。 

 んで、ここまで書いたところでけんつよの気力が尽きたので、お疲れ様でした。
  ※諸般の事情により、このエントリは一部削除訂正を致しました。ご了承ください。 

●今日のお寿司話

 大会後のドラフトにも参加したかったのですが、嫁さんと約束していたお寿司チャンスが有ったのでそうそうに撤退。
 俗に云うスーシーベーターです(云わない云わない)。
 大変美味しゅうございました。
 ある意味、寿司をドラフトしていた訳ですな(うん、面白くない)。

●君もチームに入らないか話

 大会で人が一杯いたので、募集をかけると、自殺志願者が7名も居て、現在団員14名と一気に倍増。
 何のチームかはそのうちにでも。

 ああ、そう云えば、今回の「出汁を巡る冒険」は我等が逆くんが自殺志願したので早速登場してもらいました(が、削除したので大変申し訳ない)。
 
 それでは今日は電池切れなので終了。
  ※諸般の事情により、このエントリは一部削除訂正を致しました。ご了承ください。

 ※作者取材の為、今回の「出汁を巡る冒険」はお休みです。
 
 ・・・イヤ決シテ何モ思イツカ無カッタ訳デハアリマセンヨ。

●今日の《地震/Earthquake》話

 なーにせ、凄かったんですって。
 99年振りらしいですよ。けんつよの住んでる沖縄での震度5以上の地震。
 震度5弱だったんですが、昨日夜遅くまで起きていたのに直ぐに目が覚めましたからね。
 起きて真っ先にしたのは嫁さんの安全の確保でした。
 んで、我等が受信料を支払っているチャンネルにあわせて、状況確認。
 津波チャンス到来ってことで高台に避難するか検討しつつ、実家に電話。
 とりあえず、両親は無事だったので一安心しつつ、第1波は大きくなさそうなので待機。
 暫くテレビにかぶりつきでしたが、一応問題ない状態になったので、ひとまず二度寝。

 数時間後、起きてから雪崩を起こしている本やCDやら、割れてしまった食器を片付け。
 いやあ、本当吃驚しました。

●今日の疾走話

 車の中から雨の中を上半身裸で疾走する若者の外人さん2人組を目撃して爆笑。
 あれは何だったんだろう。謎です。

 今日はこんな感じでひとつご容赦ください。
 3日ほど、充分に出汁を取った結果、皆の意見は良く理解した。
 今回はキーボードを真っ二つにしないで済むようだ。
 特に逆くんの「リンクさせていただいた後、その1から全部読んじゃってる自分がいました 是非更新してほしいです。」と云う意見には感動した。
 そんなこと云われたら、目から出汁が零れるじゃないか。
 しかも、あんなに若い子が。こんな意味不明な連載を。
 俺のモチベーションはいやがおうにも上がって行く。
 思い切って出汁を取って取って取りまくろうではないか。
 しかし、これ以上無駄に話を広げまくると、愈々持って収集がつかなくなるなる事請け合いなので、これまでの出汁でどうにかする事を思案する。
 「ノガミの喜楽荘」の話か、《マリーシの双子爪/Marisi’s Twinclaws》の話か、それとも他の選択肢にするか。
 熟考に熟考を重ねた結果、とりあえず明日考えようと云う最低な結論に至った。

 以下次回。

●今日のギャンブル話

 前回、麻雀の話をしたとき、妙に喰い付きが良かったので、とりあえず。
 週末と云う事で、夕方からさっきまで、近所のフリー雀荘に行ってきました。 
 基本的にお金がピンチになると麻雀に行く(考え方がおかしい)けんつよなのですが、今日の収支はそれなりにプラス。
 まあ、手順ミスも殆ど無く、展開にも恵まれたので速攻勝ち逃げです。
 んで、その後、店で「何故か年中長袖(奥ゆかしい表現ですな)」のおっさんと暫し雑談していると(けんつよはそういうのが結構好きです)、話が手本引き(ギャンブルとしてはゲームセットで、ばれたら即後ろに手が廻るくらい危ない遊び)の相当物騒な展開になり、内心爆笑しましたが、とてもじゃないんですがここでは書けない(ので、リアルで会える方はこっそり尋ねると良いと思います。そうで無い方はドンマイ)。
 まあ、人間たるもの、修羅場のひとつやふたつ、ありますよね、ですよね~。
 結論としては、ギャンブルなんか覚えるもんじゃないと云う、只の行数稼ぎ。
 だから、そんなに毎日毎日面白い事なんか無いって。

 今日はそんなところで。
  ※諸般の事情により、このエントリは一部削除訂正を致しました。ご了承ください。

 尚、今日はMTGの話題は有りません。結構最低な話が後半、アップをはじめておりますので、心臓の弱い方はおひきとりを。

●今日の継続か終了か的な話

 「出汁を巡る冒険・その41」のエントリにコメントして戴いた方に最大限の感謝を。
 まあ、コメントしてくれた方々は基本的に続けて欲しいと云うことなので、明日、明後日辺りから本格的に再開します。
 て云うか、冷静に考えると批判的なコメントって普通わざわざ書きこまないよね。
 もう、興味無い人が検索してやって来ても知りません。
 とは云え、一応今後とも何かご意見、批判等がありましたら遠慮なくコメントを。

●今日のバイク話

 さてさて、けんつよは割と波乱万丈な人生歩んでおりますが、流石にそうそう毎日面白い出来事があるわきゃ無いんです。
 そんな訳で今日の日記は適当に流すかくらいに思いつつ、珍しくテレビを観ておりました。
 そうしますと、ついさっきまで「アメトーク」の「バイク芸人特集」をやっていて、記憶のイドから黒歴史ともいうべき、けんつよのバイク話を思い出しましたので、それで今日はご勘弁を。

 なんだかんだ云っても現代人たるもの、生きていますと一度くらい、こっそりちょっとした道交法違反してしまうものです。
 けんつよもスピードがちょっと速すぎたりしたこともありました。
 ああ、飲酒運転だけはしたこと有りませんよ。だって車やバイクって基本的に殺人兵器じゃない?恐ろしくてそんなこと出来ませんよ。
 しかし、けんつよ的に一番まずかった事件は、

 小学5年生のときに、ちょっと悪い同級生の友人とタンデムで授業中の校庭にバイクで乗り込んだことです(無論無免許ですね。判ります)。

 何故そんな行動をやらかしてしまったのかは、もう覚えていませんが、多分やんちゃしたい年頃だったんでしょう。
 第1次反抗期でしたしね。
 無論、後日こってり絞られましたが。

 まあ、もう時効なんで書いても良いよね(そんな訳ないから、ちょっと落ち着け)。
 とりあえず、この話はフィクションですってことにしておきます(予防線)。 
 
 何はともあれ、脊髄から脳を経ず、思いついた話をだだ漏れして生きているけんつよですから、閲覧に来た方々を全員ドン引きさせつつ、今日は終了させて戴きます。
 「出汁を巡る冒険・その41」のエントリにコメントして戴いた方に最大限の感謝を。
 とは云え、相変わらず華麗にスルーしているサイレント・クレイマの存在が気になる所なので、引き続きコメントを募集中。罵詈雑言、匿名歓迎です。
 なんなら炎上しても構いません。寧ろ駄目だしの方の意見が聞きたい部分もありますので。
 是非是非、以下のエントリにコメントを。

 http://31867.diarynote.jp/201002222138324147/

●最近の流行話

 「君もチームに入らないか?」がマイブーム。
 何のチームかは入ってからのお楽しみだ。
 現在団員7名。

●昨日のドラフト話

 残念ながら人数が集まらず6人ドラフト。
 「今回は黒単をやろう、無理やりにでもやろう」と誓いを立ててはじめたピック。
 デッキは以下の通り。

 デッキ(40)

 土地(18)

 17《沼/Swamp》
 《湿地の干潟/Marsh Flats》

 クリーチャー(13)

 1cc 3
 《泥地の吸血鬼/Quag Vampires》
 2《吸血鬼の裂断者/Vampire Lacerator》

 2cc 3
 《恐血鬼/Bloodghast》
 《吸血鬼の呪詛術士/Vampire Hexmage》
 《カラストリアの貴人/Kalastria Highborn》

 3cc 4
 2《吸血鬼の夜鷲/Vampire Nighthawk》
 2《マラキールの門番/Gatekeeper of Malakir》

 4cc 1
 《心臓刺しの蚊/Heartstabber Mosquito》 

 5cc 2
 《遺跡の賢者、アノワン/Anowon, the Ruin Sage》
 《マラキールの血魔女/Malakir Bloodwitch》

 呪文(9)

 1cc 3
 《墓所王の探索/Quest for the Gravelord》
 《血の長の刃/Blade of the Bloodchief》
 《バジリスクの首輪/Basilisk Collar》

 2cc 3
 《湿地での被災/Marsh Casualties》
 2《食餌の衝動/Urge to Feed》

 3cc 2
 《墳墓の呪詛/Tomb Hex》
 《忌まわしい最期/Hideous End》

 5cc 1
 《精神ヘドロ/Mind Sludge》

 サイド(※は使用)

 《島/Island》
 2《山/Mountain》
 《霧深い雨林/Misty Rainforest》
 2《柱平原の雄牛/Pillarfield Ox》
 《精霊への挑戦/Brave the Elements》
 《盾の仲間の祝福/Shieldmate’s Blessing》
 《呪文貫き/Spell Pierce》
 《鞭打ちの罠/Whiplash Trap》
 《泥地の吸血鬼/Quag Vampires》
 2《沼のぼろ布まとい/Bog Tatters》
 《ぬかるみの代価/Mire’s Toll》
 《ゴブリンの奇襲隊/Goblin Bushwhacker》
 《髑髏砕きの巨人/Shatterskull Giant》
 《破砕/Demolish》
 《乱動する地形/Roiling Terrain》
 《探検/Explore》
 《巨森のゼンディコン/Vastwood Zendikon》
 《歩く大地図/Walking Atlas》
 《永遠溢れの杯/Everflowing Chalice》

  ・・・みたいなデッキを組む予定がこんなの大嘘。
 無い無い、有り得ないから。

 
 実際はゴミみたいな黒単タッチ緑組んで1勝2敗。
 《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》にフェッチランド3枚出ていたから普通にピックしておけよって話。
 もう決め打ちはしません。

 こんな事ばっかり書いていると、そろそろ県内MTG業界から抹殺されそうですが、温かい目で見守ってくれると有難いです。
 それではまた明日。
 今日はもうお寝むなので、少しだけ。

 とりあえず、前回のエントリにコメントして戴いた方に最大限の感謝を。
 華麗にスルーしているサイレント・クレイマの存在が気になる所なので、引き続きコメントを募集中。罵詈雑言、匿名歓迎です。
 なんなら炎上しても構いません。
 是非是非、以下のエントリにコメントを。

 http://31867.diarynote.jp/201002222138324147/

 色々と面白いこともあったのですが、本当に電池切れなので、全部明日以降の自分に丸投げ。
 お休みなさい。
 とまあ、ここまで連載を続けてきて、またしても俺はキーボードを真っ二つにする。
 と、続きが打てなくなるのでそこは自重した。
 「もう喜寿だしなあ、俺も歳を取ったもんだ」
 誰に云う訳でもなく一人そう呟く。
 こないだ誕生日を迎えたと思っていたのに、気が付けば連載をバックれ、早数ヶ月。
 あちこちにすっかりガタが来てしまっている。
 こんな出汁取ってる場合じゃないのだ。
 しかし、連載を書いた日はアクセスも多かったし、折角ある程度読者の方々もついてきている様なので、話は続けたほうが良いのだろう。
 とは云え、いい加減、この話は収集つかないのではないのだろうかと俺は思う。
 思いつきで書いているから、話が収束しないのだ。
 それに本当に閲覧にくる方々が、この出汁を目的で来ているのか、俺はまだ疑心暗鬼でいる。
 何せ毎日の様に「《マリーシの双子爪/Marisi’s Twinclaws》」、「コボルド・クランプ」で検索されているのだ。
 考えすぎて脳みそが痒くなり、こんなどうでも良い出汁のために何をやっているのかと馬鹿馬鹿しくもなる。
 そんな風に物思いに耽っているとふっとあるアイデアを俺は思いつく
 閲覧者が本当に出汁目的なのかを確かめるため、この出汁、ひみつ日記だけでこっそり取ってみたらどうだろう。
 そうすれば、検索したら、唐突にこんな訳の判らない出汁を飲まされて、他の目的で閲覧されている方には不愉快な思いをさせずに済む。
 本当に飲みたい人はリンクして戴いて相互リンクすれば良いではないか。
 しかし、それだと「だいありーのーと」を使ってない人は飲めないしなあ。
 またしても脳みそが痒くなり、頭を包丁で真っ二つにして、がりがり脳みそを掻きながら、俺は途方に暮れる。
 そこで再開しておいて、いきなりアレなのだが、この連載を2、3日の間、お休みして皆様のコメントを戴きたいと思う。
 今回は匿名で構わないから、とりあえずリンクされている方、そうでない方、「だいありーのーと」ユーザでない方のご意見を待つことにしよう。そうしよう。
 何はともあれ、俺としては、ひとまず新しい出汁のアイデアを温めることにする。

 以下次回。

●今日のけんつよ話

 ええっと、再開しておいて本当にやる気あんのかとお思いでしょうが、コメントのほう、宜しければお願いします。特にリンクされている方がどう思っているのかは気になる。
 されてない方はたまたま来ているのかも知れないし。
 プライヴェートでは特に変わったこともないので、今日のところはこれまで。 
  ※諸般の事情により、このエントリは一部削除訂正を致しました。ご了承ください。

●今日のミリー杯話

 今日は月に一度のミリー杯です。

 とは云え、デッキが無いのでまずは作ろう、さあ作ろう。
 何はともあれ、《呪われたミリー/Mirri the Cursed》は投入するので残り59枚を考えるお仕事から。
 《むかつき/Ad Nauseam》ストームに《呪われたミリー/Mirri the Cursed》挿すのも考えましたが、それは只の病人なので考えること10分。
 んで、電波受信。

 「《血編み髪のエルフ/Bloodbraid Elf》から《荒廃稲妻/Blightning》が捲れたら強いんだから、《血編み髪のエルフ/Bloodbraid Elf》から《Hymn to Tourach》なら神じゃね?」

 と云うことで小一時間で組み上げた今回のデッキがこちら。

 《呪われたミリー/Mirri the Cursed》ジャンド(適当)

 デッキ(60)

 土地(24)

 3《沼/Swamp》
 1《山/Mountain》
 1《森/Forest》
 4《Badlands》
 4《血染めのぬかるみ/Bloodstained Mire》
 4《Bayou》
 3《Taiga》
 4《樹木茂る山麓/Wooded Foothills》

 クリーチャー(18)

 4《タルモゴイフ/Tarmogoyf》
 3《吸血鬼の夜鷲/Vampire Nighthawk》
 4《芽吹くトリナクス/Sprouting Thrinax》
 4《血編み髪のエルフ/Bloodbraid Elf》
 1《呪われたミリー/Mirri the Cursed》
 2《カメレオンの巨像/Chameleon Colossus》

 呪文(18)

 4《稲妻/Lightning Bolt》
 4《Hymn to Tourach》
 4《終止/Terminate》
 2《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte》
 4《荒廃稲妻/Blightning》

 サイド(15)

 2《イクスリッドの看守/Yixlid Jailer》
 2《トーモッドの墓所/Tormod’s Crypt》
 3《思考囲い/Thoughtseize》
 3《仕組まれた疫病/Engineered Plague》
 3《クローサの掌握/Krosan Grip》
 2《滅び/Damnation》

 大会後に気が付いたんですが、折角ジャンドなんだから《猫族の戦士ミリー/Mirri, Cat Warrior》も突っ込んでおけば良かった。
 で、大会は参加者12名。結果の方は、《停滞/Stasis》、黒単ボードコントロール、白単《コロンドールのマンガラ/Mangara of Corondor》コントロール、赤単スライバーンと踏んで、3戦目負けで3勝1敗のオポが下の4位。

 大会後にドラフトもあったのですが、おじいちゃんの体にはキツイので温かく見守りつつ、途中で撤退。
 もう電池も切れかけなので、また次回。
  ※諸般の事情により、このエントリは一部削除訂正を致しました。ご了承ください。 

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●今日のどうでもいい話

 嫁と2人でカラオケに行って来ました。今日は割と声が出ていたと思います。
 その後、自分の身の周りのものを一切買わないと定評のあるけんつよが自分で選んでベルトを買ったりしてました。
 一日楽しく過ごしましたとさ。

 ・・・まあ、愈々持ってどうでもいい話ですね。
 
 とりあえず、いつまで経っても「出汁を巡る冒険」が再開しない件については触れないでください(過去ログ読んでも意味が判りません。何だあの連載)。
 そのうち一応頑張ってみたいと思います。

 今から夕飯喰べて、明日のレガシーのデッキをデッチ上げないといけないので、本日のところはこれにてドロン。

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