「すいません、台抜きって出来ますか?」
 暫く見学していた若者は意を決した様にそう云った。
 蕎麦屋で云う台とは蕎麦のことを指す。
 つまり、ここでの台抜きとは、蕎麦を抜いた種物の事だ。
 「天抜き」は天婦羅そばから蕎麦を抜いた物、「鴨抜き」なら鴨南蛮から蕎麦を抜いた物だ。
 いずれも酒の肴としていただき、大抵締めに蕎麦を別に喰う。
 酒を呑んでると、どうしても蕎麦がのびてしまうので、いわゆる通はこういった注文をする事がある。
 「ええ、大丈夫ですよ。天麩羅と鴨南蛮がありますが」
 大将が気さくに答えると、若者はちょっと迷ってから、
 「あ、あの、普通の蕎麦の台抜きで」
 俺と大将は絶句する。
 それから多少、間が有って大将が口を開く。
 「え、えっと、それはつまり単なる丼だけになりますが」
 「あの、出来れば、ツユ、って云うか、出汁は欲しいん、ですが」
 ややどもりながら若者は云う。大将は事態を把握した様で、
 「はい、蕎麦の台抜きで。了解しました」
 「あ、ありがとうございます」
 若者はほっとしたようだ。直ぐに「蕎麦の台抜き」、要するに単なる丼に入ったツユが若者の前に置かれる。
 若者はその丼を満足げに見つめた後で、改めて注文を追加する。
 「すいません、生ビール貰えますか」
 「はいよっ。大?」
 「ええ、大ジョッキで」
 間もなく大ジョッキが置かれると、若者は出汁をにらみ出汁としてつまみにしつつ、大ジョッキを呑みはじめた。
 これでは通でなく痛だ。
 俺は素直にそう思ったのだが、他人の事を云えた義理ではない。何せ俺もとっくに蕎麦は喰い終え、空の蒸篭をつまみに日本酒を呑んでいたのだから。
 
 以下次回。

●今日のけんつよ話

 昔は酒がたくさん呑みたくて、かと云って何も頼まないのも何なので、少量のつまみを睨みつつ、手は付けないで呑んでましたが、流石に「にらみ出汁」や「にらみ蒸篭」はした事がありません。
 皆さんはした事あります?
 「にらみ枝豆」とか。
 尤も、今は禁酒中なので、睨むも何も無いんですが。

 昨日はFNMに参加。デッキは先週に引き続きフェアリー。ちょっと微調整。

 けんつよのUB hybrid faerie

 デッキ(60)

 土地(25)

 5《島/Island》
 3《沼/Swamp》
 4《水没した地下墓地/Drowned Catacomb》
 4《人里離れた谷間/Secluded Glen》
 4《沈んだ廃墟/Sunken Ruins》
 1《ガーゴイルの城/Gargoyle Castle》
 4《変わり谷/Mutavault》

 クリーチャー(17)

 4《呪文づまりのスプライト/Spellstutter Sprite》
 3《ウーナの末裔/Scion of Oona》
 2《ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique》
 1《妖精の先触れ/Faerie Harbinger》
 4《霧縛りの徒党/Mistbind Clique》
 3《誘惑蒔き/Sower of Temptation》

 呪文(18)

 3《砕けた野望/Broken Ambitions》
 2《コショウ煙/Peppersmoke》
 4《苦花/Bitterblossom》
 2《破滅の刃/Doom Blade》
 2《ジェイス・ベレレン/Jace Beleren》
 4《謎めいた命令/Cryptic Command》
 1《時間のねじれ/Time Warp》

 サイド(15)

 3《静月の騎兵/Stillmoon Cavalier》
 2《くぐつ師の徒党/Puppeteer Clique》
 3《思考囲い/Thoughtseize》
 3《死の印/Deathmark》
 3《巣穴の運命支配/Warren Weirding》
 1《記憶の略取/Memory Plunder》

 怪しいカードが見られますが、まあ、それはそれと云う事で。
 だって使いたいカードってあるじゃない。
 結果はリアニメイトにWW-、ジャンドビートにLL-、青単(一応メインは青単ですが、サイドから《火山の流弾/Volcanic Fallout》)にWLWで2勝1敗。
 ここの所、自分に勝った人はHAMASAI権利ゲットと云う展開を迎えております。
 予選も後半戦。大分枠が埋まってきました。是非、予選突破目指して頑張ってくださいな(他人事かよ)。
 「やっぱり、蕎麦には冷やの日本酒だねえ、大将」
 俺は蕎麦、日本酒、出汁を循環させる様に楽しみながら一人悦に入りながらそう云う。
 「まあ、うちはお客さんに楽しんでもらえれば、それで」
 言葉少なくこの店の主である崩太さんは黙々と何やら仕込みをしている。
 「しかし、奇妙なもんだね。自分の取った出汁の中に居ると云うのは」
 そう云いながらも、俺は同時に不思議な満足感を味わっていた。
 尤も、「一つ下の境界にいる」大将にはピンとこないらしく、何となく相槌を打つ感じだ。
 この感覚は実際に虚構の世界に身を投じて味わってみなければ判るまい。
 俺はまた、蕎麦、日本酒、出汁を楽しみはじめた。そこに戸が開いて、
 「すいません、一人なんですが見学、良いですか?」
 やはり若者だ。俺は笑顔を崩さずにいる。大将が愛想良く、
 「ええ、どうぞ。奥の方が涼しいですよ」
 今日も暑くなりそうだ。
    
 以下次回。

●今日のけんつよ話

 最近、おじいちゃん化が進行していて異常に早起きなけんつよです。
 物語は勝手にどんどん転がっていきますね。常に「俺」の視点で語られているので、どの「俺」なのか混乱されると思われますが、それは意図的にやってるのでどうかお付き合いを。
 さて、今日はFNM。出来れば参加したいのですが、タイミングが噛み合うか。
 しっかし、本当に暑い。やってられん。
 皆さんも夏バテには気を付けつつ、楽しい週末を。
 獅子の如き鬣のその男、「美食倶楽部」主宰《マリーシの双子爪/Marisi’s Twinclaws》は最初から双子爪では無かった。
 王道のナヤカラーの和服に身を包み、「退屈を嫌い、常に上を目指す」探究心が彼を現在の地位まで押し上げた。
 しかし、かつては弁も申し訳も立たす事が出来ず苦悩の日々を送っていたと云うのは俄かには信じがたい。
 これには、亡き妻や角刈りとその女房達の協力があったそうだ。
 また、「美食倶楽部」主宰と謳うだけあって出汁への造詣も深い。
 日夜自らも出汁の研究に余念がないそうだ。
 そのストイックな姿勢から誤解を招き、以前は息子とも絶縁状態であったと云うが、近年和解し、孫にも恵まれ一軒好々爺のようにもみえるが、やはり、一度戦場に出たときの相手への衝撃感から足るや、相手は概ね動揺を隠せない。
 4マナ2/4二段攻撃。その力から、財界の大物《目覚ましヒバリ/Reveillark》との絆も深い。
 口癖は「このたわけもの」、「死んでしまえ」、「馬鹿も休み休み云え」と口は悪いのだが何故か下はついてくるのだから、人望はあるのであろう。
 現在では弁と申し訳を立たす事のみに留まらず、様々な分野で名を轟かす男、それが《マリーシの双子爪/Marisi’s Twinclaws》である。
 担当編集者も一目見るなり、「この方はできる」と感じ暫し見つめていた。
 「先生、こちらの方が先生の弁の立たせ方に興味があるそうで」
 角刈りがそう伝える。
 「ほう、しかし我が美食倶楽部では厳しい修行が待っていますが、まずはそなたの覚悟を見せて戴きたい」
 《マリーシの双子爪/Marisi’s Twinclaws》は威圧感溢れる声でそう云った。

 以下次回。

●今日のけんつよ話

 《マリーシの双子爪/Marisi’s Twinclaws》のフレイヴァーテキストも参照で。
 朝5時に起きたので、無駄に更新。
 今日も暑いですが、一日頑張ります。
 ああ、明日のFNMのデッキも組まないとなあ。
 あれから数日。「剣聖」の担当編集者はふと気がつくとセミナー「美食倶楽部」の前に居た。
 この間の出汁を飲んだ店に従業員に改めて詳しい場所を聞いてやってきてしまった。
 そこは雑居ビルの2階にあったのだが、聞くところによると、近々1階もそこで借りるようだ。
 つまりは結構繁盛している訳でこれをどう受け取るかのだが。
 それにしても暑い。まるでクーラーのぶっ壊れたような茹だるような暑さだ。
 思わず引き返して出汁を飲みたくなるが、そこはぐっと堪え、担当編集者は2階のフロアで「美食倶楽部」の門を叩く。
 すると、まずは恰幅の良い、と云ったら失礼かも知れないが、中年の女性が出てきて、
 「いらっしゃいませ、当セミナーの事はご存知で?」
 「ええ、まあ、一応。何でも「弁が立つ」と聞きまして」
 「そりゃ、凄いですよ。どんな弁でもすぐに立つようになります。他にも「申し訳が立ったり」もします」
 と云うと女性は、
 「おーい、あんたー」
 と奥に声を掛ける。すると今度は女性の旦那らしき角刈りの男がやってきて、
 「いらっしゃいませ。今日は先生は生憎留守にしておりますが、ご相談をお受けしましょう」
 「あの、申し訳も立ったりするんですか。自分は弁が立たないので相談に来たのですが」
 「ああ、弁のコースで。一応申し訳とのコースと併せる事も可能ですよ」
 「はあ、しかし本当に弁や申し訳が簡単に立ったりするものなのでしょうか?」
 「他所ではどうか知りませんが、うちは間違い有りません。もう少し詳しい話に入って行きましょうか」
 とそこへ、和服姿の獅子のような鬣(たてがみ)が印象的な眼光の鋭い初老の男性が入って来た。
 「これは先生、お帰りなさいませ」
 角刈りとその女房らしき女性が云う。

 以下次回。

●今日のけんつよ話

 なんで「美味しんぼ」の料理ってあんなに食欲をそそらないんでしょうね(褒め言葉)。
 暑い。しかし頑張る今日この頃。昨日はABSOLUTE ZEROさんで色々MTG分を補給。
 トレードとかもしました。
 夕方になってもあまり人が集まらないので4人ドラフト。
 赤緑で軽く0-3しておきましたが、商品は豪華でしたので問題有りません。
 赤緑→黒白→緑青白タッチ《紅蓮地獄/Pyroclasm》→青黒。
 赤が独占出来ても、所詮は赤か。

 一応リスト。

 土地(17)

 10《山/Mountain》
 7《森/Forest》

 クリーチャー(14)

 2cc 3
 《ゴブリンの長槍使い/Goblin Piker》
 《命取りの出家蜘蛛/Deadly Recluse》
 《ルーン爪の熊/Runeclaw Bear》
 3cc 6
 2《焦熱のヘルハウンド/Fiery Hellhound》
 《ゴブリン弩弓隊/Goblin Artillery》
 《ヴィーアシーノの槍狩人/Viashino Spearhunter》
 《炎の壁/Wall of Fire》
 《ケンタウルスの狩猟者/Centaur Courser》
 4cc 4
 《チビ・ドラゴン/Dragon Whelp》
 《稲妻の精霊/Lightning Elemental》
 《石巨人/Stone Giant》
 《棍棒のトロール/Cudgel Troll》
 6cc 1
 《大喰らいのワーム/Craw Wurm》

 呪文(9)

 1cc 2
 《稲妻/Lightning Bolt》
 《巨大化/Giant Growth》
 2cc 1
 《紅蓮地獄/Pyroclasm》
 3cc 5
 《反逆の行動/Act of Treason》
 《恐ろしき攻撃/Panic Attack》
 《地鳴りの一撃/Seismic Strike》
 《樫変化/Oakenform》
 《魔道士封じの鎧/Magebane Armor》
 4cc 1
 《絡め取る蔦/Entangling Vines》

 サイド(※は使用)

 《平地/Plains》
 2《島/Island》
 《古参兵の剣鍛冶/Veteran Swordsmith》
 《ロウクスの長槍の達人/Rhox Pikemaster》
 《破門/Excommunicate》
 《真面目な捧げ物/Solemn Offering》 
 《珊瑚マーフォーク/Coral Merfolk》
 2《ジャンプ/Jump》
 《見紛う蜃気楼/Convincing Mirage》
 《集団意識/Hive Mind》
 《ジャッカルの使い魔/Jackal Familiar》
 《炎のブレス/Firebreathing》
 2《粉砕/Shatter》
 《ラッパの一吹き/Trumpet Blast》
 《溶岩の斧/Lava Axe》
 《エルフの大ドルイド/Elvish Archdruid》
 《濃霧/Fog》
 《絡め取る蔦/Entangling Vines》※ 
 2枚失念(どうでも良いカードだった筈)。

 うーん、ドラフトした時点では結構強そうかなと思ったんですが。
 マリガン基準が甘いのかも知れませんね。実際対戦中、殆ど頭廻ってなかったので。
 要精進ですね。
 あと、今日の夕方、某琥珀堂でMTGしてました。しかも構築で。
 恐ろしい。
 とまあ、ここまで連載を続けてきて、俺はキーボードを真っ二つにする。
 と、続きが打てなくなるのでそこは自重した。
 さて、今の所、ようやっと「「作者自身と思われていた」架空の作者たる「剣聖」」と「ペットボトル一杯の出汁を持った男」や「出汁を取らない蕎麦屋」の境界を崩しているのだが、ここまで来てちょっと展開に困ったので多少早いが俺の出番となった訳だ。
 つまり「けんつよ」の登場である。
 勿論、この文章に登場した瞬間、「けんつよ」も虚構の存在と化し、それをモニタ越しに見ている自分やあなたと境界が違ってしまうのだが。
 詰まる所、この話は構造上、際限なく何処までも続けられるのだが、何事にも寿命はある。
 当初の予定では、もう少しコメントがつくかな、と思っていたのが、そういう事も無く、かと云って、カウンタは廻っており、定期的に更新をチェックされている方も居る様なのだ。
 例えば「こういう方向性を希望」とか、「何々のネタで一話」と云われればそれに乗っかっていけば良いかと楽観視していたのだ。
 しょうがないので「一杯のかけそば」や「麻雀放浪記・青春編」からテキストを拾ってきたのだが、果たしてこの話面白いのだろうか?
 実は当連載には恐ろしい事にストックが無い。
 毎回、モニタの前に座ってから基本構想5分、入力20分、校正5分で書かれている。
 つまりは「以下次回」も何も無いのだ。
 結局、何が云いたいかと云う話なのだが、俺はもう少し反応が欲しい乞食であると。
 もっとも、訳の判らない匿名の見学者に荒らされてもたまらん。
 実際、そんな事になったら連載終了した方がましです。
 それが、閲覧者の意見な訳で。
 そういう事で、だいありーのーとユーザ、ミクシィユーザ、実際にお会いした方のご意見を反映したい次第であります。
 コメント欄も含めて「連載」なんです。
 とまあ、ここまで打ち込んで、出汁をひと啜りして落ち着いてみる。
 忙しさにカッとなってとりあえず書いてみたが、後悔は当然します。

 以下次回。

●今日のけんつよ話

 「昭和40年代のダシ」で検索された方、本当にすいません。
 そういうのじゃないんです。ここ。

 さて、予定より早く佳境に入ってしまうのかと云う当連載。
 「読者参加型新感覚ライトノヴェル(まだ拘るか)」だったんですが、果たして次回、如何に。
 まあ、自分が一番楽しんでいるんですが。
 
 今日は永遠の夏休みを満喫中(ほら、もう76歳のおじいちゃんじゃない?)。
 ・・・とはいかず、色々忙しいですが、何とか頑張って乗り切りたい次第。頑張れ自分。
 ※作者取材の為、今回の「出汁を巡る冒険」はお休みです。

●今日のけんつよ話

 明日から再開します。
 最近、麻雀の調子が良い。大体、ミントのベータ《Ancestral Recall》が買えるくらいは勝ちが溜まったので、来月の車検代の心配なく、ゼンディカーにもそれなりにお金を落とせそうです。

 結論:麻雀はお金が無い時に行くもの(激しく間違ってますが)。
 ※作者取材の為、今回の「出汁を巡る冒険」はお休みです。

●今日のけんつよ話

 今日は、色々一日中拘束。大掃除とか。
 ただいま、ちょっと小休止中。おじいちゃんにはしんどいです。
 そんな訳で今日も「取材」と云う事にしておいてください(笑)。
 ※作者取材の為、今回の「出汁を巡る冒険」はお休みです。

●今日のけんつよ話

 昨日の麻雀はけんつよ、一号が勝ち組、しんしょうくんややマイナス、Itoくん負け組。
 散髪代くらいにはなりました。
 先程、某氏に中華バイキングを奢ってもらい帰ってきて、昨日の分をエントリ。
 んで、これからまた出かけます。
 明日も忙しいので、連載はお休み、日記は出来たら書く感じで。
 悪の出汁機関に追われている俺は赤茶けた無精髭を生やした中年男に匿われていた。
 「思ったより、出汁が多かったな。まぁ、うまく行った方だよ」
 俺達は出汁を出し、分配した。俺の前に出された出汁に手を出したとき、
 「どうも、ありがとう」
 思わず頭をさげて、俺は何故か屈辱感のようなものを胸に昇らせた。
 一匹狼の見学者のつもりが、他人に頭を下げてるぜ、と思った。
 彼奴はそんな俺にお構いなく、
 「もう2、3回、練習して、それから例の所へ乗り込もう」
 「例の所って?」
 「ノガミに派手な出汁を出す純喫茶があるんだよ」
 「ひょっとして「ノガミの喜楽荘」かい」
 「ああ、よく知ってるな。あそこへ、俺とお前と二人で行って、出汁を取ってやるんだ」
 それを聞いてまた闘志を燃やしはじめた俺の方へ笑いかけながら、
 「それが嬉しいじゃねえか。そこのルールは青天井式なんだよ」
 彼奴は実に嬉しそうな声を出した。

 以下次回。

●今日のけんつよ話

 FNMに参加。デッキは久し振りにまともなデッキ。 

 けんつよのUB hybrid faerie
 
 メイン(60)

 土地(25)

 5《島/Island》
 3《沼/Swamp》
 4《水没した地下墓地/Drowned Catacomb》
 4《人里離れた谷間/Secluded Glen》
 4《沈んだ廃墟/Sunken Ruins》
 1《ガーゴイルの城/Gargoyle Castle》
 4《変わり谷/Mutavault》
  
 クリーチャー(17)

 4《呪文づまりのスプライト/Spellstutter Sprite》
 3《ウーナの末裔/Scion of Oona》
 2《ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique》
 1《妖精の先触れ/Faerie Harbinger》
 4《霧縛りの徒党/Mistbind Clique》
 3《誘惑蒔き/Sower of Temptation》

 呪文(18)

 1《コショウ煙/Peppersmoke》
 4《苦花/Bitterblossom》
 2《破滅の刃/Doom Blade》
 2《ジェイス・ベレレン/Jace Beleren》
 4《謎めいた命令/Cryptic Command》
 2《時間のねじれ/Time Warp》
 3《砕けた野望/Broken Ambitions》

 サイド(15)

 3《静月の騎兵/Stillmoon Cavalier》
 2《くぐつ師の徒党/Puppeteer Clique》
 3《思考囲い/Thoughtseize》
 3《死の印/Deathmark》
 3《巣穴の運命支配/Warren Weirding》
 1《ジェイス・ベレレン/Jace Beleren》
 
 バントカラーの《突風粉の魔道士/Galepowder Mage》デッキにLWW、ノン・ブライトニング(サイドに《荒廃稲妻/Blightning》)にWW-、白単兵士にWLLで2勝1敗の2位。
 またしても、HAMASAIの権利は取れませんでした。
 でも今回は新しい面子が結構抜けているので、これはこれで面白いです。
 皆さん頑張ってくださいね(他人事)。

 で、この後、何故か一号の提案で、一号、Itoくん、しんしょーくんと麻雀する事に。
 結果は次回のエントリで。

 あ、次回から3日間、連載はお休みします(忙しいので)。日記は多分少し短めに更新するかも。
 「夏本番!やっぱり生ビール!」
 と書かれた看板を横目に呑み屋の並ぶ長い坂を着流しでてくてくと下って行きながら、
 「蕎麦に生ビールか。それも良いな」
 と本来、ビール党でなく、専ら日本酒党の俺は節操も無くそう思う。
 何せこの茹だるような暑さだ。
 喉にゴクリと出汁の効いたビールで蕎麦をやっつけたいではないか。
 そういう風に今日の蕎麦はどう攻めようかと考えていると歩いていると、気がつくとペットボトル一杯の出汁を持った通りがかりの青年が、
 「すいません、この出汁で蕎麦を喰べたいのですが、この辺に蕎麦屋はありませんか?」
 と尋ねてきた。何かに憑かれた様な凄まじく鬼気迫る表情だ。
 その表情に我輩はつい悪いものでも見たかの様に何も云わず、足早に去ってしまった。
 少しして漸く落ち着いて、
 「ああ、あれが自分で出汁を取る見学者から出汁デヴューする若者か」
 と理解して、まさにこれから自分が行こうとしていた蕎麦屋へ連れて行けば良かったと悔いたが、青年はもう長い坂を昇りここからは見えない。
 それにしても喉が渇く。
 「夏の定番!HAMASAIはじめました(継続参加枠アリマス)」
 と云う幟が見えてきた。
 そこの路地を右にすっと入ると贔屓の蕎麦屋はすぐそこだ。 
 思わず腹がなってしまい我が事ながら失笑する。
 はて、腹がなると何に成るんであったろうか。
 歩と同じと金だったか。
 この歳になるとど忘れが酷いなと思いながら、蕎麦屋の暖簾をくぐった。

 以下次回。

●昨日のけんつよ話

 あえて云うなら昨日のエントリも連載の一部です。

 きまぐれシェフの店に行って参りました。こちらの希望に沿う形で、

 ・冷製トマトパスタ
 ・スパニッシュオムレツ
 ・ぽん酢のぶたしゃぶサラダ    

 の3品。大変美味しゅうございました。一見さんお断りのお店なので、紹介はできませんが。
 食欲不振の自分としては大変ありがたかったです。

 あと、ABSOLUTE ZEROさんで若者とフリーデュエルしたり、I君相手に《Time Vault》デッキを廻して大人気なく無限ターンしたり。
 《苦花/Bitterblossom》の4枚が行方不明だったので衝動買いしたりしていました。
 因みに、今日、あっさりと発掘され、かなりげんなり。
 5枚目の《苦花/Bitterblossom》、誰かどうですか?
 
 明日のFNMには参加できると良いなあ。
 ※作者取材の為、今回の「出汁を巡る冒険」はお休みです。

●今日のけんつよ話

 前回のエントリで書いたようにお疲れです。
 ネタはあれども、気力なし。
 ちょっと気まぐれシェフの店に行って、英気をやしなってきます。
 いえいえ、勿論「取材」ですよ(笑)。

 明日からは再開します。・・・多分。
 「※作者取材の為、今回の「出汁を巡る冒険」はお休みです。」
 とそこまで書いて、「出汁業界の剣聖」の二つ名を持つ俺は鍋の灯を落として、蕎麦を喰いに行く事にした。
 「やっぱり、忙しい時はこれで逃げるに限るな」

 以下次回。

●今日のけんつよ話

 すいません、すいません。
 いや、「取材を兼ねて」蕎麦を喰いに行ったのは本当なんですが、連日の疲れでパソコンのモニタの前に着く前に熟睡。
 本当すいません。
 しかし、ちょっと夏バテと云うには酷い感じでお疲れなので、19日付けのは、本当にお休みする予定。
 「だからさあ、お前こんな出汁取ってきてどうする訳よ」
 案の定、机が机に出汁を叩きつけながら、半ば呆れ気味に云う。
 「はあ、しかしあの方に「萌え出汁」を取らせる事自体に無理があるんですよ。ですから企画自体がですね・・・」
 「そこをなんとかするのがお前の仕事だろうがっ!」
 言い訳する俺を遮って、机が机を叩きながら怒鳴りつける。
 「まあ良い。絵師の方はルート開拓出来てるんだろうな」
 「はあ」
 「どっちなんだっ」
 「・・・多少難航してますが、こちらは必ず何とかします。ただ相手が「剣聖」と聞くと何故だか尻込みしてしまうので」
 「ちっ、「剣聖」なんて、耄碌した「錆びた人斬り包丁」に過ぎんのにな。実際老害だよ」
 机は自分も多少錆びている事を棚に上げてそう云う。
 まあ、概ねは同感なのだが。
 しかし、俺も昔は敏腕と云われていたが、ちょっとしたトラブルから花形の部署を離れ、この「出汁班」に異動させられた頃から情熱を失っているのは確かだ。
 「もう、その16か・・・。いつまでやれば良いんだろうな」
 机にも剣聖にも口が適わない出汁取りか。俺は件の弁の立つセミナーの事が気になっていた。

 以下次回。

●今日のけんつよ話 

 夕方、ゴロゴロしていて気がついたら寝てた。相方の「晩飯に食べたの」の声に漸く目が覚めました。
 「錆びた人斬り包丁」、おじいちゃんのけんつよです。
 しかし、実際いつまでこれで引っ張るつもりなんでしょうか。

 さて、昨日のドラフト。初手、《黄金のたてがみのアジャニ/Ajani Goldmane》と《火の玉/Fireball》の二択。
 色々考えてこの環境の白の強さを考慮して《黄金のたてがみのアジャニ/Ajani Goldmane》。
 この時点では2、3手目の時点では白黒、白緑を意識してました。  
 しかし、何故か出来たのは黒単(笑)。

 デッキ(40)

 土地(17)
 
 17《沼/Swamp》

 クリーチャー(13)

 3cc 8
 2《立ちはだかる影/Looming Shade》
 《骨の壁/Wall of Bone》
 《ケリノアのコウモリ/Kelinore Bat》
 2《戦慄の魔術使い/Dread Warlock》
 《吸血鬼の貴族/Vampire Aristocrat》
 《出征路のグール/Warpath Ghoul》
 4cc 3
 《グレイブディガー/Gravedigger》
 2《沼の悪霊/Bog Wraith》
 5cc 1
 《ゾンビの大巨人/Zombie Goliath》
 6cc 1
 《ザスリッドの悪魔/Xathrid Demon》
 
 呪文(10)

 1cc 2
 2《死の印/Deathmark》
 2cc 1
 《血の署名/Sign in Blood》
 3cc 1
 《暗殺/Assassinate》
 4cc 4
 《魔性の教示者/Diabolic Tutor》
 2《堕落の触手/Tendrils of Corruption》
 《破滅のロッド/Rod of Ruin》
 5cc 1
 《墓場からの復活/Rise from the Grave》
 Xcc 1
 《思考の粉砕/Mind Shatter》
 
 サイド(※は使用)

 《アンデッドを屠る者/Undead Slayer》
 《破門/Excommunicate》
 《真面目な捧げ物/Solemn Offering》
 《黄金のたてがみのアジャニ/Ajani Goldmane》
 《鎧をまとった上昇/Armored Ascension》
 《マーフォークの物あさり/Merfolk Looter》
 《珊瑚マーフォーク/Coral Merfolk》
 《見紛う蜃気楼/Convincing Mirage》
 《ザスリッドの見習い僧/Acolyte of Xathrid》
 《出征路のグール/Warpath Ghoul》※
 《ジャッカルの使い魔/Jackal Familiar》
 《石巨人/Stone Giant》
 《稲妻の精霊/Lightning Elemental》
 《稲妻/Lightning Bolt》
 2《炎のブレス/Firebreathing》
 《口を開く地割れ/Yawning Fissure》
 《尊き一角獣/Prized Unicorn》
 《棘茨の忍び寄るもの/Bramble Creeper》
 《暴走するサイ/Stampeding Rhino》
 《平地/Plains》
 《島/Island》
 《沼/Swamp》※

 まあ動きがもっさりしてるのは仕方ないのですが、上家の青赤タッチ黒と下の赤緑に《蠢く骸骨/Drudge Skeletons》を3枚抑えられているのが痛かった。
 《夜の子/Child of Night》もギリギリの分岐点でスルー1枚したきりだったし。
 結果は2勝1敗でした。

 それでも、まあ、レアピックはかなり豪華だったので良かったんじゃないでしょうか。
 ふと気がつくとペットボトル一杯の出汁を持って、またこの路地に出てしまった。
 どうしてこんな事になったのかは判らないが、やばい筋の出汁に手を出してから、俺は「チームよせあつめ」なる組織に追われている。
 創設者たる総統閣下@よせあつめの元に集った悪の出汁機関だ。
 なんでもkakka@めから結構な良い出汁が出るとの噂だが、真相は闇の中だ。
 早々にどんでんを返す仕事を片付けなければならないのだが、ますますもって面倒な事になってしまった。
 「そもそもどんでんってどうやって返すんだよ」
 と云う疑問が思わず、口に出てしまう。すれ違った人がそれを聞いて何か悪いものでも見たかの様に足早に立ち去る。
 「蕎麦を啜ろうにも、肝心の蕎麦屋が無くてはなあ」
 全くもって当たり前の話なのだが、俺はそう呟きながら渇きのあまり、出汁を飲み干したい欲求に駆られるが、
 「夏本番!やっぱり生ビール!」
 と書かれた看板を横目に「チームよせあつめ」が俺の出汁を狙っているので、慎重に辺りを伺いながら、呑み屋の並ぶ長い坂をてくてくと歩く。

 以下次回。
 
●今日のけんつよ話 

 今日の参考出典、Island Walker Unlimited Editionさんの「沖縄県内MTG用語辞典」。
 ABSOLUTE ZEROさんの大会終了後、馬鹿話をしていたら、kakka@め様自ら、当連載に俺を出せ的な言動があったので、早速反映。
 話の展開上、チームよせあつめが悪の出汁機関になってしまい、チームの方々には申し訳ない限りですが、当然、全てフィクションで実在の人物、団体、事件、その他のあらゆる事象とは一切関係ありません。
 実際のチームよせあつめの皆さんは良い人ばかりですよ。
 
 ・・・本当すいません。でも今回は自殺志願者だから本人は問題ないよね。
 何だか、楽屋オチ化してきましたが、皆様のご意見、ご要望に沿う形で適当に話は進んで行きますので宜しくお願いします。

 さて、当日記は一応MTG系の日記でもあるので、今日のデッキ。

 けんつよのGRb goblin dark-fires

 デッキ(60)

 土地(25)
 
 3《山/Mountain》
 11《森/Forest》
 4《婆のあばら家/Auntie’s Hovel》
 3《竜髑髏の山頂/Dragonskull Summit》
 1《火の灯る茂み/Fire-Lit Thicket》
 3《根縛りの岩山/Rootbound Crag》

 クリーチャー(26)

 4《極楽鳥/Birds of Paradise》
 4《貴族の教主/Noble Hierarch》
 4《ゴブリンの酋長/Goblin Chieftain》
 4《ボガートの突撃隊/Boggart Ram-Gang》
 2《残忍なレッドキャップ/Murderous Redcap》
 2《猪牙のしもべ/Boartusk Liege》
 3《カメレオンの巨像/Chameleon Colossus》
 3《包囲攻撃の司令官/Siege-Gang Commander》

 呪文(9)

 4《稲妻/Lightning Bolt》
 3《大渦の脈動/Maelstrom Pulse》
 1《野生語りのガラク/Garruk Wildspeaker》
 1《苦悩火/Banefire》

 サイド(15)

 4《大貂皮鹿/Great Sable Stag》
 1《狂い婆/Mad Auntie》
 2《叫び大口/Shriekmaw》
 1《若き群れのドラゴン/Broodmate Dragon》
 2《雲打ち/Cloudthresher》
 4《思考囲い/Thoughtseize》
 1《大渦の脈動/Maelstrom Pulse》

 けんつよに定期的に訪れる《極楽鳥/Birds of Paradise》病です。
 誰が何と云おうと現代版ダークファイアーズです。
 脳が湧き気味で組んでる割には良くやったかと。
 見ての通り、
 《ヤヴィマヤの火/Fires of Yavimaya》→《ゴブリンの酋長/Goblin Chieftain》
 《ブラストダーム/Blastoderm》→《カメレオンの巨像/Chameleon Colossus》
 《はじける子嚢/Saproling Burst》→《包囲攻撃の司令官/Siege-Gang Commander》
 《沸騰/Boil》、《たい肥/Compost》→《大貂皮鹿/Great Sable Stag》 
 等々、何の問題もないですね(笑)。
 結果は2勝2敗。そりゃそうだ。
 因みに《ウルザの激怒/Urza’s Rage》→《圧倒する雷/Resounding Thunder》も考えましたが、流石に《大渦の脈動/Maelstrom Pulse》にしました。
 それは余りにも舐めてるので。 
 今日の大会には新規の方もいらっしゃって、結構な感じでした。
 皆さんもHAMASAI本戦目指して頑張ってくださいね(他人事かよ)。

 その後、ドラフトもしましたが、いい加減眠いので、明日まで覚えていれば。
 うちの店、ABSOLUTE ZEROでは出汁は取らない事にしているが、希望者が後を絶たない。
 「崩太(ポンタ)さんも頑固だねえ。まあそこが良いっちゃ良いんだけどさあ」
 と最近うちに来る様になった客が呟く。
 「出汁は自分で取るものだろうに。第一、出汁なんか取ったって教えるものがねえよ。・・・結局は本人のためなんだよ」
 「今時なかなかないんだよ、大将の所みたいに出汁も取らず見学自由の店なんてさあ」
 「俺は昔からこれしかできないから、そうしてるだけだよ。理由はねえさ」
 「この店、大分古いよね。そこが味なんだけど。そう云えば、いつからやってんの?」
 「まだ《チャネル/Channel》で《火の玉/Fireball》の頃からだからな。大分がたもくるさ。しかし、色々な目に遭ったね。《ネクロポーテンス/Necropotence》の夏や《トレイリアのアカデミー/Tolarian Academy》を置くか置かれるかの頃は酷かったよ。その後直ぐに《記憶の壺/Memory Jar》騒ぎもあったしなあ」
 「時代が悪かったんだよ。あの頃はプレインズウォーカの屍の山が溢れてて」
 「まあ、考えようによっちゃあ今の方が悪いかも知れねえな。何せ、インフレが酷いからな。スタンダードにしたってそうだし、レガシーの辺りに出れば《タルモゴイフ/Tarmogoyf》がごった返してるしなあ」
 とそこにガラガラと戸が開いて、
 「すいません、一人なんですが見学、良いですか?」
 やはり若者だ。俺は笑顔を崩さず、
 「ええ、どうぞ。奥の方が涼しいですよ」
 今日も暑くなりそうだ。
 そろそろHAMASAIの季節だなと俺は思った。

 以下次回。
 
●今日のけんつよ話 

 前回のエントリで崩太(ポンタ)様が、自分も参加したいとなかなかの勇者っ振りをみせたので、早速反映して、台風が立て篭もっていた謎の店の主人になって戴く。
 ・・・実際のABSOLUTE ZEROさんはいつでも崩太(ポンタ)とてんちょが笑顔で迎えてくれる素敵なカードショップです。
 
 そんな感じで、皆様のご意見、ご要望に沿う形で適当に話は進んで行きますので宜しくお願いします。
 今日は、某琥珀堂店主と小一時間程雑談。
 「萌え」についてご教授してもらう。
 どうも、自分の方向性はちょっと間違っているようですが、当連載は「新感覚ライトノヴェル」です。
 ・・・嘘つけ、自分の馬鹿。
 あ、某琥珀堂店主からは感想も聞いたので、近いうちに気の毒な事になるかと(笑)。
 
 MTG的にはまたしても電波デッキを受信。しかし、M2010のカードが足りないので、明日、シングルとかトレードで奇跡的にカードが揃うようなら大会はそれで参加します。
  ※諸般の事情により、このエントリは一部削除訂正を致しました。ご了承ください。

●今日のけんつよ話

 すいません、すいません。
 二度云いましたが、主水@HAMA研様他に犠牲になっていただきました。
 勿論、全てフィクションで実在の人物、団体、事件、その他のあらゆる事象とは一切関係ありません。
 
 ・・・本当、すいません。
 苦情は甘んじて受けます。
 
 今日はFNMでした。
 楽しくMTG出来ればそれで構いませんという方向で、適当に思いついたデッキで参加。

 けんつよのUW old style control
 
 デッキ(60)

 土地(26)

 5《平地/Plains》
 9《島/Island》
 4《氷河の城砦/Glacial Fortress》
 4《秘教の門/Mystic Gate》
 2《反射池/Reflecting Pool》
 2《ガーゴイルの城/Gargoyle Castle》

 クリーチャー(12)

 2《ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique》
 3《羽毛覆い/Plumeveil》
 2《エレンドラ谷の大魔導師/Glen Elendra Archmage》
 2《悪斬の天使/Baneslayer Angel》
 3《熟考漂い/Mulldrifter》
 
 呪文(22)

 3《流刑への道/Path to Exile》
 1《ルーンの光輪/Runed Halo》
 2《否認/Negate》
 4《取り消し/Cancel》
 3《ジェイス・ベレレン/Jace Beleren》
 1《遍歴の騎士、エルズペス/Elspeth, Knight-Errant》
 4《謎めいた命令/Cryptic Command》
 4《神聖なる埋葬/Hallowed Burial》

 サイド(15)

 3《翻弄する魔道士/Meddling Mage》
 2《崇敬の壁/Wall of Reverence》
 1《真髄の針/Pithing Needle》
 2《天界の粛清/Celestial Purge》
 1《ルーンの光輪/Runed Halo》
 2《瞬間凍結/Flashfreeze》
 2《否認/Negate》
 1《テレミンの演技/Telemin Performance》
 1《質素な命令/Austere Command》

 けんつよに定期的に訪れる《対抗呪文/Counterspell》病です。
 誰が何と云おうと現代版カウンターポストです。
 脳が湧き気味で組んでる割には良くやったかと。
 ま、結果はトーストにWD-、《残酷な根本原理/Cruel Ultimatum》コントロールにWLL、ナヤカラーのカウンタされない12枚デッキにLWLの1勝2敗で5位でしたが、充分満足しております。
 まあ、《取り消し/Cancel》と《対抗呪文/Counterspell》には越えられない壁がある訳ですが。
 カウンターポストのじりじりした感じは楽しめましたよ。
  
 しかし、今日の最大の収穫は《ゴブリンの群衆追い/Goblin Piledriver》のフランス語版だったりする(ゴブリンコレクタ的に)。
 「夏の定番!HAMASAIはじめました(継続参加枠アリマス)」
 と云う幟を見ると、
 「ああ、今年も夏が来たな」
 と思う。担当編集者はその店で一息つく事にした。
 若い女性の従業員の持ってきた出汁をひと啜りして漸く少し気分が落ち着いた。
 大体、「若手の登竜門」だか「剣聖」だか知らないが、過去の遺物の人に今時の「萌え出汁」等、無理があったのだ。
 いつもこうなのだ。さっきも、携帯に連絡があったので出汁を取りに伺うと、また訳の判らないものを出された。
 日本蕎麦の出汁に金華火腿が入っている訳がないだろう。
 こんな出汁を持って帰ってもまたデスクに怒鳴られるだけだ。
 正直、机に怒鳴られるのは気分が悪い。なんだって自分がスチール製の机に怒鳴られなければならないのだ。
 いや、本当は自分にも責任があるのは判っている。しかし、しかし、しかし。
 担当編集者は自分が無意識に眼鏡の縁に触っているのに気付かず、残りの出汁を一気に飲み干す。
 「何かご不満な点がありましたか?」
 気が付くと、先程の従業員が傍まで来てそう云った。

 以下次回。

●今日のけんつよ話

 ABSOLUTE ZEROさんで色々とデッキを廻して遊ぶ。
 メタとか無視したデッキばかり組んでいるのですが、それはそれで楽しいです。 今の手持ちのデッキはネットデッキと自作が半々くらい。
 しかし、今日の最大の収穫はフランス語版の《包囲攻撃の司令官/Siege-Gang Commander》だったりします(ゴブリンコレクタ的に)。 

 あ、基本的にこの連載はコメント等のレスポンスがあった方々は取り上げて行きます。
 県内の方はほぼ確定です。
 前回のエントリで依頼主が犠牲になってますが、皆様のご意見ご要望でどんな方向へも転べますので安心です(何が?)。
 近いうちにあの方やあの方も犠牲になるでしょう(笑)。

 それと、けんつよはHAMASAIを応援しております。これはもち本気です。
  ※諸般の事情により、このエントリは一部削除訂正を致しました。ご了承ください。

 「坊や、これは支那の本場モノの金華火腿が入っているからな。せいぜいやばい筋には気をつけるんだな」
 純喫茶「ノガミの喜楽荘」の亭主は生っ白い顔でそう云った。
 背に腹は代えられない。やばい橋を多少ばかりでも渡らなければ今日日、出汁のひとつも取れやしないのだ。
 俺は仕方なく店主にやや法外な金を払った。第一、背に腹の役が務まるとも思えなかった。
 早々に店を辞そうとすると、
 「悪いが坊や、裏から出て来れるかい。こっちも足がつくと何かとあるんでな」
 と亭主が云う。
 「ああ、悪い事をしたね」
 「いや、今時自分で出汁なんか持って蕎麦を喰うなんて若者はなかなか居ねえさね。せいぜい気をつけなよ」
 俺は何も云わず裏口から店を出た。
 さて、次は何処へ行けばいいのやら。
 今更ながらに依頼主を恨むが、受けた俺が結局悪いのだ。とりあえずどんでんを返さなければならないのだが。
 それにしても喉が渇く。
 注ぎ足したばかりの出汁を飲み干したい欲求を堪えながら、
 「夏本番!やっぱり生ビール!」
 と書かれた看板を横目に呑み屋の並ぶ長い坂をてくてくと歩きはじめた。

 以下次回。

●今日のけんつよ話

 何かアクセスカウンタが廻っているなと思ったら、某MTG系ニュースサイトに補足されていました。
 違うんです、「そういう事ではない」のです。
 何か違うものを期待して来られた方々、本当に申し訳ない(もう二度と来ないと思いますが)。
 
 今日は、MTG的にはデッキを1個思いついたので週末のFNMで使おうかなあ、と思っております。
 まあ、破滅的に弱いのが難点なんですが。
 やっぱり思いついたらデッキ使いたいじゃないですか。
 普通のデッキで参加していたら、
 「ああ、ドンマイ」
 くらいに思ってくださいな。
 ふと気がつくとペットボトル一杯の出汁を持って、またこの路地に出てしまった。
 どうしてこんな事になったのかと云うと、ここで華麗などんでん返しを見せなければならないからだ。 
 しかし、どうすればどんでんを返せるのかがまったく判らない。
 俺も馬鹿では無いので流石に龕灯(がんどう)返しが歌舞伎で用いる舞台用語で、強盗返(どんでんがえし)を用いた仕掛けで一般的に短時間での場面転換に用いられるのは知っている。
 だが、どうも「そういう事ではない」らしいのだ。
 安請け合いしたどんでんを返す仕事だが、面倒な事になってしまった。
 あまりの暑さに、気がつくとペットボトルの出汁を半分程飲み干してしまっていた。
 「しまったっ!」
 と思わず声に出してしまう。大事な出汁をうっかり飲んでしまった。
 今日はどうやら厄日のようだ。
 どんでんを返すのが目的ではあるが、まずは出汁を補充するのが先決だ。
 とは云え乾いた喉に染み渡った出汁の魅力は凄まじい。
 俺は出汁を一気に飲み干したい欲求を堪えながら、
 「夏本番!やっぱり生ビール!」
 と書かれた看板を横目に呑み屋の並ぶ長い坂をだらだらと歩きながら、出汁を分けてくれる所を探すことにした。

 以下次回。

●今日のけんつよ話
  
←KiCKUPさんにブックマークしてもらいました。ありがとうございます(ブックマークは大歓迎です、相互リンクするとその方の日記が巡回出来る様になるので)。
 しかし、こんなになってる日記にブックマークされて、大丈夫なのでしょうか?

 特に変わった事のない平穏な一日。そういうのが続けば結構な事です。
 そういえば沖縄MTG業界、夏のお楽しみ、HAMASAIが予選スタートしましたね。
 決勝大会内容も楽しそうなので、皆さん是非是非権利ゲット目指して頑張ってくださいな。
 自分はもうおじいちゃんなので権利は取れないんじゃないでしょうか。 

 しかし、ものを書くときはプロットくらい考えた方が良いですな。
 ちょっと何処へ行けば良いのか判りません。まあ、パソコンの前に座ってから毎回考えているので仕方ないんですが。
    
 それでは今日はこの辺で。
 「だから、これは何なんですかっ!」
 頭から湯気を立たせて、担当編集者は怒鳴る。その声に思わず湯気は腰を抜かしてへたりこんでしまったが。
 「生中では物足りないだろうから大ジョッキにしてみたのだが」
 「だから出汁は?出汁は何処に行ったんですかっ!」
 「ちゃんと出汁てあっただろうに。しかもMTGも増やしているのに、これ以上何がいるのだ」
 「もう結構ですっ!大体本気で出汁取る気あるんですか?」
 担当編集者は烈火の如く捲し立てる。湯気は怖さのあまり、床に座ったまま失禁している。
 「とりあえず、少し出汁でも飲んで落ち着き給え」 
 と新しく出汁を出す。
 すると眼鏡の縁に触りながら、担当編集者は出汁を一気に飲み干して、 
 「何はともあれ、このアイデアは棄てて下さい。煮詰め過ぎです。そもそも萌えを求めた自分が馬鹿でした。」
 「これでは駄目かね」
 「絵師はこっちで手配します。ひとまず繋ぎで明日はあれで行きましょう」
 「ああ、あれかね。そろそろ出来上がるのだが、まだ早くないかね」
 「仕方ないでしょう。出来上がったら携帯に連絡してください。すぐ伺いますので」
 と云うと、担当編集者はスケボーに乗って颯爽と戸を突き破って帰って行った。
 その後を隅で泣いていた湯気が走って追って行った。

 以下次回。

●昨日のドラフト話

 前回書いたドラフトのリストを追記します。

 土地(17)

 8《沼/Swamp》
 9《森/Forest》

 クリーチャー(15)

 1cc 1
 《極楽鳥/Birds of Paradise》
 2cc 2
 《黒騎士/Black Knight》
 《命取りの出家蜘蛛/Deadly Recluse》
 3cc 4
 《戦慄の魔術使い/Dread Warlock》
 《惑乱の死霊/Hypnotic Specter》
 《覚醒のドルイド/Awakener Druid》
 《ケンタウルスの狩猟者/Centaur Courser》
 《エルフの大ドルイド/Elvish Archdruid》
 4cc 3
 2《沼の悪霊/Bog Wraith》
 《吠えたけるバンシー/Howling Banshee》
 5cc 3
 《ゾンビの大巨人/Zombie Goliath》
 《暴走するサイ/Stampeding Rhino》
 6cc 2
 2《大喰らいのワーム/Craw Wurm》

 呪文(8)
 
 1cc 3
 《死の印/Deathmark》
 《強迫/Duress》
 《衰弱/Weakness》
 4cc 4
 《魔性の教示者/Diabolic Tutor》
 《堕落の触手/Tendrils of Corruption》
 《絡め取る蔦/Entangling Vines》
 《樫の力/Might of Oaks》
 6cc 1
 《隠れ潜む捕食者/Lurking Predators》

 サイド(※は使用)

 《古参兵の剣鍛冶/Veteran Swordsmith》
 《聖なる力/Holy Strength》
 《天使の慈悲/Angel’s Mercy》
 《霜の壁/Wall of Frost》
 《秘本掃き/Tome Scour》
 《否認/Negate》
 《認識不能/Disorient》
 《ゾンビの大巨人/Zombie Goliath》
 2《邪悪なる力/Unholy Strength》※
 《ジャッカルの使い魔/Jackal Familiar》
 《地鳴りの一撃/Seismic Strike》
 《ラッパの一吹き/Trumpet Blast》
 《口を開く地割れ/Yawning Fissure》
 《地震/Earthquake》
 《濃霧/Fog》※
 《帰化/Naturalize》※
 《エメラルドのオリックス/Emerald Oryx》
 2《島/Island》
 2《森/Forest》

 環境に対する理解が少なく(M10でドラフトするのも2回目)、重めのデッキを作ってしまった。
 因みに上下が4色やってて泣きそうでした。
 また、《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》が強いパックに入っていて、取れませんでしたが、こういうデッキの時は、やはり少し高めに見ても良いかなと思いました。

 あ、何か前のエントリのコメントで主水@HAMA研様にライトノヴェル認定されたので、この方向で良いのだと確認。
 とりあえずまだ需要があるので暫く続けます。ご意見ご要望には極力善処していくつもりです。

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